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詩全集3

発疹

作者: 那須茄子

飼われている

そんな感覚だ

どうにかなってしまいそう

なってしまいたい


あの赤いシンボルが邪魔

自分を卑下する原因はあれだ 


借り物じゃないなら

壊してもいいだろ

誰もいない彼もない

短編集にのっていそうな

寂れた集積所にでも

粉々して捨てようか


それでも

むず痒い

羽虫が肌を彷徨いているのかと思った

一刻も早く

座れるソファーを確保しなきゃ

掻いて掻いて

もげて剥がれちまうじゃん


飼われている

そんな感覚だ

どうにかなってしまいそう

なってしまいたい


悪魔の子に遊ばれているみたい


玩具はいくらでもあっただろ

よりによってなんでこっちが


いつまで地獄を見なきゃいけないんだ



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