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最弱勇者の英雄譚《打ち切り》  作者: Adieu Jury
序章 プロローグ
9/20

8話 おっちゃんと宿

「おっちゃん、いる?」

「おう...てか店主がいない訳ねぇだろ、変な事言うな。で、何のようだ?まさかこの時間から飲みに来たわけじゃねぇだろ?」

「まぁな」


さすがおっちゃん、話が早い

これからも頼りにさせてもらおう


「じゃあまず一つ目、この国の近くでLvを効率よく上げられる場所はあるか?」

「ああ、それなら憤怒(イラ)のダンジョンなんてのはどうだ?あそこならあんちゃん達より格上が多いし、杖の嬢ちゃんを守れば大丈夫だろう」


ダンジョンなんてのがあるのか


「他にもダンジョンはあるんですか?」

「数え切れないほどあるが...代表的なやつはさっき言ったやつも含めて7つあるぞ。その7つとも最下層が100層なんだよ。だから踏破したやつは一人もいない。ほとんどが20層までの雑魚を倒してレベルを上げるって感じだな」


100層か...いつか行ってみたいな


「そっか、ありがとう。じゃあ二つ目、今この世界には何人のSランク冒険者がいるんだ?」

「元を含めると5人だな、現役4人、引退1人だ。あんちゃんSランク目指してんのか?」

「あぁ、早くこの最弱の名を捨てたいからな」

「確かにそうだろうが、Sランクになるには、Aランク3人相手の模擬戦に勝たないとならない。結構きついぞ?」


そんな条件があるのか

それは知らなかった、というか教えてもらってすらいないから知らなくて当然か


「まぁあんちゃんならすぐにCまでは上がれるだろ、まあ気長に頑張れや。あ、そうだ。これやるよ」


おっちゃんはそう言うと、袋から石を取り出した


「これは何ですか?」

「これは、魔晶石っつう魔法を入れとける石だ。この魔晶石には、《鑑定》が入ってる。相手の強さとかわかんねぇとこの先きついだろ?だからこれやるよ。これに触れれば《鑑定》を覚えられるMP消費0だからいくらでも使えるぞ」


さすがはおっちゃん

気が利くぜ


「おっちゃん、ありがとう」

「ありがとうございます」

「ありがとうなのです!」

「いいってことよ、お礼はあんちゃん達の活躍ってことで!頑張れよ!」


やっぱりおっちゃんはいいやつだ

おっちゃんのためにも頑張ろう


「じゃあ今日はもう遅いので、休みましょう」

「そうだな...あ、宿ってどうする?」

「それなら心配ないのです!私の別荘があるので、そちらに案内しますのです!」


ーーーーーーーーーーーーーーー


「お帰りなさいませ、お嬢様」

「みんなに紹介するのです!こっちがカズマさんで、こっちがユウカさんなのです!」

「お嬢様のお仲間であられましたか。失礼致しました。私はメイド長のティナと申します。以後よろしくお願い致します」

「よ、よろしく」

「よろしくお願いしますね」


か、堅苦しい

やっぱ3女でも偉い人は別荘持ってんのか


「いえ、お嬢様は一番旦那様に大事にされているので、別荘をお嬢様の誕生日に差し上げたのです」


心読まれた!?

ってか誕生日に別荘とか高すぎだろ...


「では、カズマ様とユウカ様を部屋にご案内致します。マリア、カリーナ、あとはお願いします」

「「畏まりました」」

「初めまして、私はマリアです。カズマ様の担当をさせていただきます。よろしくお願い致します」

「おう、よろしく」

「初めまして、私はカリーナですにゃ。ユウカ様の担当をするにゃ。よろしくなのにゃ」

「はい、よろしくお願いしますね」


カリーナは獣人か?猫耳と尻尾が生えてる

それを見た優花はなんか喜んでる


「では、部屋まで案内させていただきます」

「ユウカ様はこっちですにゃ」


そう言われ案内されると、なお思った

ここ、でか過ぎないか?

まず階段が3階まであるのが驚きだ

学校位のでかさじゃないか?

俺の部屋は3階の階段の真正面のようだ

優花は2階の階段の左の部屋らしい


「さて、今日は寝るか」


話し合いは明日でいいや

そう思っていると一馬の意識はベッドに入った瞬間に奪われた...



あ、飯食べるの忘れてた

次回から仲間の裏設定を紹介

機会があれば本編にも加える

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