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最弱勇者の英雄譚《打ち切り》  作者: Adieu Jury
序章 プロローグ
7/20

6話 初めての冒険

「さて、どこにいるんだ?」

「まだこの先なのです。まっすぐ行くと、森につくのです。そこにゴブリンの群れがいるのです」

「そういえば、優花は魔法打てるの?」

「今は一つしか打てないわね、魔力によって威力が変わるみたいだけど」

「なら戦闘があっても大丈夫だな」


街の門から歩くこと20分

やっと森についた

そこから少し歩くとゴブリンの群れが現れた

全部で7体だ


「シャル、どのくらいやれる?」

「このくらいなら余裕なのです」

「じゃあここは俺たちに任せてくれ」

「へ?」


シャルロットは首を傾げている


「俺達の戦闘経験になるだろ?危なくなったら助けてくれ」

「私達の強さもわかるものね」

「わかったのです!それまではユウカさんを守ってるのです!」

「じゃあやりますか!」

「ええ!」


俺達の初めての戦闘が始まった


「俺が動きを止めるから、優花は魔法を当ててくれ!」

「わかったわ!我、火を求める...」

「シールドバッシュ!」


一馬はゴブリンの動きを止めることに成功した


「今だ!」

「その火をもってかの者を燃やせ!ファイアショット!」


優花のスキルは見事ゴブリンに命中した


「まず一体!」

「このまま行くわよ一馬!」

「わかった!」


そのまま二、三、四体と次々倒していき、最後の一体となったその時


「なんだ!?」


急に最後のゴブリンが変化した


「グぎゃあぉぉぉ!!」

「こ、これはゴブリンロード!?ランクDのモンスターなのです!」

「ランクD!?この世界じゃこんなことは良くあるのか!?」

「いいえ!こんなことありえないのです!」

「くそ!やつが動き出す前に倒すぞ!優花は魔

法の詠唱をしててくれ!シャルは俺と一緒にやつを食い止めるぞ!」

「わかったわ!」

「りょーかいなのです!」


シャルはゴブリンロードに近づき、攻撃を加え、一馬はシャルが攻撃を受けないように、シャルが離れた瞬間に守りに入っている

その隙に優花は詠唱を終えた


「いっくわよぉ!最大出力!ファイアショット!」

「グぎゃ!?」


優花が放ったファイアショットは、先程雑魚ゴブリンに放っていたものとは威力が違った

その一撃で、ゴブリンロードを倒すことができた

皆、緊張が解けたのか終わったあと倒れてしまった


「ふぅ、一安心か」

「あ、危なかったのです」

「よかった...あれで効かなかったらどうしようかと思っていたところよ」


《ファストガードLv1》を覚えました!

《ファストシールドLv1》を覚えました!

《補助魔法の極意Lv1》を覚えました!


《ファイアショットLv1》が《ファイアショットLv2》になりました!

《ファイアランスLv1》を覚えました!

《火属性魔法の極意Lv1》を覚えました!

《無詠唱Lv1》を覚えました!


ゴブリンロードを倒した後、気を抜いていると、何やら文字が出てきた


「なんだこりゃ!?覚えすぎじゃね?」

「私もよ!?」


慌てて俺達はギルドカードを見た


NAME 桐生一馬

Lv 5

JOB 盾の勇者

AGE 21

PARAMETERS

HP 120/300

MP 5/50

ATK 6

DEF 120

MAT 25

MDE 35

AGL 50

DEX 60

WEAPONS

スモールシールド

異世界の服

SPECIAL EFFECTS

補助魔法の極意Lv1

SKILL

シールドバッシュ

ファストガードLv1

ファストシールドLv1



NAME 如月優花

Lv 7

JOB 杖の勇者

AGE 21

PARAMETERS

HP 35/50

MP 15/300

ATK 21

DEF 1

MAT 120

MDE 60

AGL 25

DEX 31

WEAPONS

スモールロッド(勇者の杖)

異世界の服

SPECIAL EFFECTS

火属性魔法の極意Lv1

無詠唱Lv1

SKILL

ファイアショットLv2

ファイアランスLv1




なにやら凄いことになっていた


「スキルにもレベルがあるのか」

「はいなのです。今回はゴブリンロードがいたから、経験値がよかったですね!」

「そうね、でも今日はもう引き上げましょう。クエストもクリアしたし」

「そうだな...ってシャル、証拠はどうすんの?俺達が倒したかわかんねぇじゃん」

「ご心配無用なのです!魔物の核という心臓部分を持っていけばクエストクリアです!」

「なるほどぉ...」


そういってシャルはゴブリンの死骸をざっくざっく切って、魔物の核を、手に入れた


「これは売ってお金にすることも出来るのです」

「じゃあ余ったら売りに行くか」

「そうね」

「はいなのです!」

「じゃあ帰るか...ん?」


一馬は異変に気づく


「どうしたの一馬?」

「いや、なんか盾が光ってるんだよ」

「そういえば私の杖も」

「...ゴブリンに反応してる?」


そう思って盾と杖をゴブリンに近づけると、ゴブリンの死骸が武器に吸い込まれていった


「「「!?」」」


《ゴブリンシールド》を手に入れました!


《ゴブリンロッド》を、手に入れました!


ゴブリンシールド

ボーナス DEF+1

ゴブリンロッド

ボーナス MAT+1


「武器ってこうやって増えるのか...」

「驚きすぎて、どう反応したらいいかわかんないです...」

「ふぇぇぇ...」

「と、とりあえず街に戻ろう。クエストの報告もしないといけないし」

「そ、そうですね」

「は、はいなのです」


こうして俺達の初めての冒険は終わった

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