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最弱勇者の英雄譚《打ち切り》  作者: Adieu Jury
序章 プロローグ
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1話 七人の勇者

「よくぞいらっしゃいました、勇者様よ」


周りを見ると、いかにも西洋風なお城にいた

そして、奥の椅子に座っている王様らしき人が、俺たちに向けて話してきた


「ここはどこだよ!?で、お前ら誰だよ!」


一人の男が叫びながら、そう言った

すると、秘書のような人が答えた


「わたしがその質問にお答えしましょう。ここは、リィンバウム王国でございます。そして、この場にいらっしゃるこのお方は、第二十一代国王のバリアント・フォン・リィンバウムでごさいます。この世界は、地上界(アースランド)といいます。あなた方からすると、『異世界(アナザーワールド)』と言った方がよろしいでしょうか?そしてあなた方はここに勇者として呼ばれたのです。」

「は?勇者?意味わかんねぇよ」

「なんで私たちが?」


先ほどの男と、軽そうな女が文句を言っている


「なにか理由があるんですか?私たちを呼んだ理由が」


真面目そうな女が秘書に質問をした。


「ええ...実は」

「ウィルよ、それについてはわしが話そう」

「...分かりました」


国王が秘書の言葉を遮り、自ら俺たちに話し始めた


「実は、この世界は今、破滅へと向かっておるのじゃ」

「「「「「「「破滅!?」」」」」」」


全員が国王の言葉を聞き、驚いた


「そうじゃ、この世界には『災害(ディザスター)』と呼ばれる魔物が大量に出現する時が、一ヶ月に一回ほどあるのじゃ。まだ二度しかないのじゃが、それによって、多くの国民や村の人々が被害にあい、死んでしまうことも少なくはなかったのじゃ。」


俺たちは真剣な顔で、国王の話を聞いていた


「そこで我々は、この被害を減らすべく、あなた方を読んだのじゃ。」

「無論、関係の無いあなた方に無償で助けてもらうつもりはありません。それ相応の報酬を出させてもらいましょう。どうか我々の国、いや、世界を救っていただけませんか?」


そこに居た俺達は熟考して...

真面目そうな女が最初に答えた


「分かりました、少しでも力になれるように頑張りたいと思います」

「俺もやろう、事情を知ってしまった上で断るのは、俺のルールに反する」

「お、俺もやるぞ!」

「私も!」


喋っていない人も縦に頷いている

皆、決意したみたいだ


「ありがとう...本当にありがとう」


王様が泣いている、余程余裕がなかったみたいだ

その後ろから秘書が武器らしきものを持ってきた


「では、この武器に近づいてください。これらは勇者に反応して装備される伝説の武器でございます。」


そう言われると俺達は武器に近づいた

すると、伝説の武器が呼応するように光出した

そして空を舞い、俺たちに装備された


「うお!?なんだこれ!?」

「わぁ!すごい!」


それぞれに装備されたようだ


「そういえば、勇者様方のお名前を聞いていませんでしたね」

「おお、そうじゃった。勇者よ、お主らの名はなんというのかの?」


俺達は少し話し合って、国王から見て左から順に自己紹介した


「俺の名前は桐谷蓮、武器は剣だ。よろしく頼む」

「次は俺か。俺の名前は宮川貴文、武器は槍だ、よろしく」

「僕は前田拳士です。武器はグローブです、皆さんよろしくお願いします」

「小野塚剛だ...武器は斧...よろしく」

「あたしは佐藤愛美でぇす!武器は弓、よろしくねぇ」

「私は如月優花です。武器は杖です。よろしくお願いします」

「最後は俺か、俺は桐生一馬。武器は盾だ。よろしく」

「うむ、皆よろしく頼む」

「所で国王様、俺達はどうすればいいんだ?」


一馬はふと疑問になったので質問してみた


「皆様には『災害(ディザスター)』に備えて、レベルを上げてもらいたいのです。ステータス魔法を使うことで、自分の能力値を見ることができます。まずは自分の視界の右下になにかマークのようなものはありますか?」


その言葉を聞いて、全員が右下を見た


「あぁ、あるぜ?」

「では、そこに意識を集中させてください。それで見ることができます」


本当に見れるのだろうか

そんな疑問を抱きながら、意識を集中させると、まるでゲームのようなステータス画面が出てきた


NAME 桐生一馬

Lv 1

JOB 盾の勇者

AGE 21

PARAMETERS

HP 150/150

MP 35/35

ATK 5

DEF 80

MAT 20

MDE 15

AGL 35

DEX 50

WEAPONS

スモールシールド(勇者の盾)

異世界の服

SPECIAL EFFECTS なし


俺の攻撃力5!?まぁ盾職だけどそれはなくない!?

流石に酷すぎる!防御力が80ていうのが唯一の救いか


「さて、皆さんステータスの確認はできたでしょうか」

「「「「「「「はい!」」」」」」」

「では次に、仲間を勧誘してもらいましょう、と言いたい所なのですが、今日はもう夜が更けていますので、今日は城に泊まっていってください」

「わかりました」

「やったぁ!私、お城にに泊まるの夢だったんだぁ!」


さて、色々起こりすぎて、よく分からなくなってきてるけど、とりあえず今は休もう

明日のための準備をしてからな


「皆、ちょっといいかな」


俺は意を決して、みんなに話しかけた


「どうした?」

「明日からのことを考えて情報交換をしたい、例えばこの七人の共通点とか、召喚される前は何をしてたとか」

「それくらいならお安い御用だ」

「...わかった」

「あたしも、みんなが行くなら!」


皆同意してくれたようだ

さて、これからどうするかな


ステータス説明

HP→体力量

MP→魔力量

ATK→攻撃力

DEF→防御力

MAT→魔法攻撃力

MDE→魔法防御力

AGL→俊敏さ

DEX→器用さ


分からない方もいると思うので一応付け足しました

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