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東風と太陽~神話?はこうして創られる~  作者: 三神 凜緒
第二章 白妙(しろたへ)のネコは気位が高い
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太陽さんの晴れ舞台…の後段階!

太「薬って大事ですよね~実際」

伝「どうしたの?いきなり…」

太「あの格好をしている時は、精神安定剤が欲しくなります…飲みませんが…」

伝「タフ過ぎる神の身体にはそもそも薬物も病原菌も効かないからね~」

太「この時には、猫があんなにナイーブな生き物だとは気づかなかったですよ」

伝「地味に、今回の話は作者の体験した話が参考になってるからね~。どこが参考になったのかは内緒だけど」

太「猫大好きな人ですからね~」

伝「茶番も大好き過ぎて、話が進まないってね…ほんと大変だわ…」


ピンポンパンポ~ン

これは普段はほのぼのと生活している可愛いニャンコたちの日常?会話であります。

二回目だから皆分かってくれるよな…!!



『すまねえ…もう、俺はダメだ…』

『しっかりして! 傷は浅いよ!!』

『いや、ダメだ…自分でも分かるんだ…俺はもうダメだってな…』

『何を言ってるんだ…!! 元気だけがあんたの取り柄じゃないか!!』

『はっはっはっはっ…心配するな…俺は何があっても、お前の傍にいるよ…例えこの身が朽ちたとしても、魂だけはずっとそばにいる…』

『いや…それって…それって…』

『……どうしたんだ?』

『単純に、マタタビ弾にやられて、気持ちよくて昇天する寸前なのでは…?』

『ギクッ…!?』


――――

――――――――

「あの二匹は一体…何を話しているんですか?」

――――あれか? あれは戦地から帰還した兵士を介抱する雌の姿よ…

「そうかしら? 何かマタタビにやられてフラフラな仲間の猫に呆れてる図に見えるんだけど?」

――――はははは…まさか…(;^ω^)

「ボクには真っ暗なので、やっぱりにゃ~にゃ~しか聞こえませんが…一体何が?」

「単純にコントを書いてみたいという、願望があるだけでしょ・・」

「前回登場予定だった人が待ってるみたいなので、続きいきましょう~(‘ω’)ノ」



――――

「ほんとよ~全くっ…! 猫たちの漫才でこっちまで話が回らないんだもの…」

――――ごめんなさいね、アデリナ…とりあえず猫たちと顔合わせして欲しかったから、後回ししちゃった…

「巫女を蔑ろにするのは神の特権なのかな? 全く描写出来ませんでしたが、ずっと後ろにいたんですね…」

「そんな特権はありませんよ~」

何となく声のする方向へ顔を向けるが、やはり目の前は真っ暗…

どうしようもない事実にため息を吐きつていると、目の前で何やら笑い声が…

「あなたは…噂の太陽神さん? 可愛らしい感じの子ね…ふふふ…」

どんな容姿をしているのかわからないが、穏やかなにこやかな雰囲気が声色から感じる。

それに女性らしい香水の匂いはしないが、病院でも感じた薬品の臭いを醸し出している。

(もしかして、病院関係者なのかな?)

思い出せば、先程病院で猫たちにエサをやってる光景もあった。となると、そのエサやりをしてるのが、彼女なのかも知れない…

それに、先程から彼女に懐き、すり寄っている毛玉の気配がするのだ…野良にここまで懐かれるなんて、よほど世話をしているのだろう…

「どうして、ボクたちを呼んだんですか?」

これはどの関係者にも訊ねた事だが、今まで大した実績もない、太陽神だからと云って話術が得意という訳でもない自分に仕事が回ってきたのか不思議なのだ…

「ワタシもね~猫たちには懐かれているんだけど、説得できなくてね…」

「?」

「人間側の方には嫌われてるのよ…」

「ああ…なるほど…」

何かに絶望したような…とても人生に疲れたような声がした…

「いや~、ワタシだって別に人付き合いが苦手な訳じゃないのよ…ただね…猫たちと仲良くなりたいと願ってる彼らからはこう…妬み嫉みが激しくてね…」

それは面倒臭そうな…いや、ボクはこれからそんな人たちと話に行くんだよね~(;’∀’)

もしかして、怖い人たちなのかな~? ちょっと不安な気持ちになる…

「その…ボクはまだ猫好きな人間たちに会っていないのですが…どんな方たちなのですか?」

恐る恐る訊ねると、アデリアさんはしばらく考えこんでいるようだった。

そして、何やらこちらを上から下へと視線を動かして、難しいうめき声を上げ始める…

「どんなって? そりゃ…ねえ…」

何故にそんな悩むんですかね…ボクの格好に文句でも……あああっ!?

「あなたにそっくりな人たちかも…」

「…………」

アデリナさん…文句はないが、きっとすごく個性的って意味ですね…うんっ

「言っている意味は理解しましたです…はい」

「多分その格好でいけば、彼らとはきっと打ち解けると思うわ…正直、ワタシにはそこまではっちゃける覚悟がなくてね…無理だったのよ…よよよよよっ…」

「うわ~~~先行き不安そうなセリフ…(;^ω^)」

何かわざとらしい~泣きまねしてるような雰囲気を感じるよ~

この格好で果たして普通に歩き回れる日は来るのだろうか? 永遠の課題だ…

「アデリナ…あんた…口元歪んでるわよ?」

――――アデリナは裏表がないからね~そのまま受け取っていいわよ?

「ここまで来ると、開き直った方が早いだろうなって思います…」

これ以上自分の衣裳を弄ったりすると立ち直れない…、もうこれは一度忘れよう…うん



ゴロゴロと、にゃ~にゃ~と、アデリナの周りでは猫がくつろいで甘えているのが聞こえてくる。

アデリナさんはしゃがみ込み、猫たちの頭を撫でたり、お腹を見せる子には軽くくすぐったりしてくれている…

「ワタシは最近、この子たちのエサやりや、怪我の手当てなどの世話をしているんだけどね…無茶な行動をしないか監視しているのよ…いい加減、何とかして欲しいのよね…」

「そうなんですか?」

「何匹かはストレスで丸ハゲを作るぐらいでね…」

「猫でもストレスで禿げるんですか!」

まるっきり人間と同じじゃないですか…それって…(-_-;)

驚愕に震えていると、アデリナさんは驚くわよね~と何度もうなずいていた…

「普段はこの子たちもバカな事をしないんだけどね~ストレス過多になると、人間を襲ったりするからそうなると関係が悪くなっちゃうでしょ?」

アデリナさんはつまり、猫たちのストレス発散させる為にここにいるのか…

姿は見えないが、そこには落ちついた女性としての色気や、空気を纏っているように感じた。

目が見えない分、他の感覚が鋭くなってるのかも知れない…

「どんな生き物だって、自分の出来る事を精一杯する事しか出来ないからね。ワタシはチロやあなたみたいな力も、ヨミさんのような強さも無いからね…巫女と言ってもね…それだけじゃ大した存在じゃないわ…」

達観とした物言いに、もしかしたら、今まで出会った人たちの中で一番大人っぽいかも知れない…と考えていたのだが…

――――という言い訳の元、病院の仕事をさぼって…猫たちと遊んでるだけなのよ…

「もう~~~~~!!」

その雰囲気をいきなり台無しにするセリフをぶちまける白猫。

…………無情

「 チロったら…せっかくお淑やかな雰囲気出してるんだから、邪魔しないでよ!!」

――――別に良いじゃない? 猫にはそもそも仕事なんて概念もないしね…あなたはあなたのありのままでいれば…

よそよそうちうちでしょ? それを教えてくれたのはチロでしょ?」

――――逞しく、図々しくなったわね~

「あなたのおかげでね♪」

悪友なのかな~? この一人と一匹は…神と巫女の関係という風には見えない…遠慮が全く感じられない間柄だ…

羨ましいな~と思うのと同時に、自分にもあんな巫女とかがいずれ出来るんだろうか? と想像してしまう…


話を書いていると、思いついた事、書きたい設定が大量すぎて書ききれない苦悩を味わう…

今はもう一つ一つ、消化していくしかありませんね~


寒いとたまに体調が悪くなるからきつい・・・


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― 新着の感想 ―
[良い点] またたびで昇天するんですか。知らなかったです。話が楽しくどんどん進んでいくのがいい感じ。笑いながら読めるが楽しいです。ありがとうございました。
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