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東風と太陽~神話?はこうして創られる~  作者: 三神 凜緒
第二章 白妙(しろたへ)のネコは気位が高い
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白猫はただ、訴える…

太「過去と現代を交互に書くとさ…読んでる人は混乱するのかな?」

火「その為に一人称とかメインで変えているのもあるわね」

太「実際、ボクっ子は作者の趣味なのかな?」

伝「それはトップシークレットじゃないかな?」

火「猫の過去編もかなり後半…もうすぐ終わる筈かな?」

太「長々と書いてるもんね…予定通り終わってくれるかな~?」

火「大丈夫じゃない? 作者の体力もここ数年で一番良くなってるみたいだから」


光とは何なのか…と問いかけても、私にはわからない。

科学的に証明する事は出来るかも知れないが、それは私の答えではない。

ただ、私はそこにいて、自分よりも強い相手に勝つ事を目指すのではなく、自分にとって大切なモノを護る為の強さがあればいい…

自分にとって大切なモノとはなにか…それを見つける事が出来れば人は強くなる。

ただ大切なモノとは何か…それはきっと、傷ついて欲しくない。失いたくないモノなのだろう。

それが他所からはどんなにチンケに見えたとしても、自分が大事に思えるのであれば、それは大切なモノに他ならない。

胸を張れ! 前を見ろ! そして、真っすぐに歩け!! 

何も恥じる事は無い…お前のやる行為を私は認める!

――――長々と説明したが要はだ…



――――

――――――――

エサ祭りだ~~~~!!! ひゃっほ~!!

ボスとして認められる為の長ったらしい演説…うん、我ながら恥ずかしいモノだったな…

本来であれば力によって認めて貰う方法も考えたのだが、それではしこりが残るかも知れないし、何より現状で相手に怪我をさせるのは悪手でしかなかった。

不衛生な野良猫が擦り傷をする事は、体力がない場合膿んでしまう可能性が高い。

そして現状体力が万全な猫はほとんどおらず、私とまともにやり合える他のボス猫もいなかった。

なので、猫の鼻と耳を使い同胞を人のいない南の狩場に集め、胡散臭い…演説をして、アデリナに大量のエサを持ってこさせたのだ…

ケンカに勝つ自信はあっても、説得できるかは半信半疑だったのだが…やはり飢えているのは事実だったし、一定の距離感を持てるのであれば…という条件で皆人間との共存を飲んでくれた。


「なあ…あいつらは大丈夫なのか?」

「前面的に信じるにはまだまだ足りない所があるが…今は信じるしかあるまい…」


生き残っていた猫たちの数はそこまで多くはなかった…。だが、群れとしては機能出来る数は残っていたので、手を打てばまだ間にあうはずだ…


「このまま待っていても、俺たちに未来はないだろ…なら掛けるしかない…」

「かけるって…なにに?」

「この状況を作り出している…あの白猫にさ…」


好き勝手な事を言ってくれるものだ…こいつらも…やれやれ…

「それにしても、何でこんな森で? 虫とか一杯いそうで怖いんだけど…」

そんな猫同士の噂話を

キョロキョロと周りを見回し、何か自分に襲いかかってこないか心配しているようだ。

いやまあ…病気が鳥にも感染しているのか、他の気配が無さ過ぎて逆に恐ろしいのだが。

――――ここなら集まった所を一網打尽にされないでしょ? あなたたちを信用していない訳じゃないけど、他の人間が入り込んでそういう罠を作らないとも限らないしね…

「やっぱり、人間全体を信じるにはまだ無理よね…」

大量のエサを運んできて疲れているのか、肩を落とし、大きなため息を吐いていた。

――――そこは多分時間かかると思うわ…他の猫たちもエサに毒物が入っていないか匂いで確認しながら食べてるみたいだし…

「知らない人からモノを貰っちゃいけません…って奴かな? 人間も猫も変わらないね」

同胞を集めると、北の方ではほとんど見つからなかったのだが、南では沢山見つけられた。

恐らく猫の捕獲が盛んに行われているのは北の方なのだろう。治安の悪い南街ではまだそんなに流行ってはいないようだ…

もしかしたら、病気そのものも南ではそこまで流行っていないのかもしれない。

「北街では飼い猫がそもそも多いしね…ネズミと接しさせずに安全に飼っているんじゃないかな? ただそれだと、ネズミを刈り取ってくれないから意味はないんだけどね…」

問題は一つなのに、解決すべき問題は山のようだ…

――――しかし…目下の所問題があるとすれば…あいつはどこにいったんだ?

「誰か探してるの?」

――――ああ…知り合いをね…探しているのだが見つからんのだ…全く…どこをほっつき歩いているのやら…

嫌な予感はしていたのだが、その時は他にやるべき事が多く、彼を探すのを後回しにしてしまっていた。

それが後悔する事になるのにかかる時間は…さほど長くはなかった。



――――

――――――――

「あれは、何ですか!?」

ボクがコチさんと別れて、怪我をした二人と別れ外に出ようとした時だった…

ロビーを縦横無尽に走り回る物体に気づいたのは…

「ああ、あれですか? 新しく来た掃除婦さんですよ?」

何事もなかったように涼しい顔で、通りすがりの看護師が説明してくれている…

「掃除婦? あれ…メスなんですか!」

いやまあ確かにあの物体…女性モノの三角巾とエプロン巻いてるけど…巻いてるけどさ!

「何か不思議かな? 履歴書にもちゃんと女性って書いてるしね」

「いや…不思議というか…その…あの…って! 履歴書持参して来たの!?」

どうやって、ペンを持って…ってこの段階ではきっと読み手は何で驚いてるか分からないだろうな…

ああ~周りの患者さんも普通の風景として受け止めちゃってるよ…(-_-;)

いや…確かに献身的に掃除をしているのは分かるよ…分かるけどさ…Σ(・□・;)

「どう見てもただの箒とチリトリですよね!?」

思い切り指を指し、その物体を凝視するのだが…!!

だから何? って顔で立ち去っていく看護師さん…おお~~~い…(-_-;)

「こらこら…人を指さしたらいけませんよ?」

後ろではボクの絶叫の意味は分かるが、そんなに騒いでも仕方ないでしょ? って、中立な立場で意見を言う感じで、こちらをたしなめてくれる…ような気がした…

「ソフィアさん…あれ何なのか分かるんですか?」

「多分…リンが前に作ってた自立型掃除器だと思うけどね…制作に失敗して廃棄しようとしてた筈だけど…自立しちゃったみたいね…」

リンさんって…あの変わった錬金術師さんか…いや確かに彼女ならこういうの作ってもおかしくはないのかな…?

「…自立型だけに自立しちゃったんですね…って~…このネタ絶対に、リンさんも言ってますよね…ああ~二番煎じだ~~~( ;∀;)」

「自分でボケて、自分でツッコミ入れてるわね…」

「いや…芸人として二番煎じは恥ずかしい…」

「誰が芸人に…ああ…AI漫才ネタを同時に考えてる奴が書いてるのが原因か…」

――――あなたたち仲イイわね~ほんと…

「そうなのかな~? 何かボクの意志とは別に勝手に口が動いているだけでしたが…」

「そうなの? 私は素だと思っていたわ…」

――――じゃれてる暇があったら、さっさと外に出るわよ? 同胞たちに紹介しなきゃいけないから…その時にあなたには…やってもらう事があるわ…

「やってもらう事?」

何やらいや~~~な予感がするのだが、その予感が形になる前に事態は先に先に…

その予感を放置した事に私は激しく! 後悔する事になるのに、さほど時間はかからなかった…(-_-;)


ニンニクを美味しく食べる方法を知りたい…(-_-;)

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― 新着の感想 ―
[良い点] それが他所からはどんなにチンケに見えたとしても、自分が大事に思えるのであれば、それは大切なモノに他ならない。 胸を張れ! 前を見ろ! そして、真っすぐに歩け!!  何も恥じる事は無い……
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