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東風と太陽~神話?はこうして創られる~  作者: 三神 凜緒
第二章 白妙(しろたへ)のネコは気位が高い
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街の光と影

太「!(^^)!」

伝「喜んでるね…ほんとに喜んでる…」

火「まあ、これを書くのは大抵本編を書き終わってからですしね~」

太「(#^^#)」

伝「最近短編も書けてコンスタントに書いてるわね~要望があるのからさくさくと書いていきましょ」

太「( `―´)ノ」

火「とりあえず、ネタが出ないのでこの辺りは後日書き直しね…」


その日も私はゴミ溜めに顔を出し、皆の様子を窺いに来た。

皆はその日を生きる為に毛皮を汚くし、ゴミ袋に顔をツッコミ何かを漁っていた。

そんな彼らと距離を開けて、黒い毛玉はいつものように座り込み、尻尾を軽く優雅に振っていた。

「少しは毛艶もよくなったかい?」

「あんたか…まあ何か知らんが最近、誰かがカラスを置いて行ってるみたいでな…まあ、美味かったよ~一撃で首元を食いついていて、腕の良いハンターが仕留めたんだろうな~」

「へえ~、そりゃ凄い奴もいたもんだね」

「じ~~~~~」

何かをじっと見定めるように、こちらを睨みつける黒猫。

何を探りたいのか知らないが、私は定位置のように隣に座り込むと、彼に笑いかける。

「うん? どうしたんだい…」

「……まあいいか…ふう~」

私が綺麗に首を傾げて微笑みかけると、彼は根負けしたようにため息を吐き、視線を前の…ゴミ漁りをしてる猫たちに向ける…

「俺は足を怪我して動けないからここにいるが…あんたは何でここにいるんだ? ゴミ漁りが理由ではないだろう?」

「さあ…何でだろうね?…うん…?」

「これは…もしかして…」

怪我した足を庇って、ゆっくりと立ち上がろうとする黒猫。

扉の向こうから人間の足音が聞こえる。この足音は、この家の主人のモノだろう…

だが、他のネコたちは聞こえていないようだ…まずいな

「あんた達! ぼさっとしてないで、さっさと逃げるよ!!」

こちらの声に、ビクっと反応を示すゴミを漁っていた猫たちは一目散に散り散りになって逃げていく…

それと同時に、ドアを開く音と、人間からはゴミ漁りをしている猫たちへの敵意を感じる。

この辺りの人間は野良猫に愛情と云うモノを持っていない。だから、こうして野良猫たちはゴミ漁りを止めない訳だが…

「お前さん、走れるかい?」

「心配しなくてもこっちの路地裏にいけば、追いかけて来ないよ…」

私と同時に気づいていたからか、黒猫はすでに逃げ出していたようだ。私も彼の後を追って、路地裏に入り込む。

「もしかして、あんたがあそこに居座ってる理由は…これかい?」

何をバカな事を言ってるのか…カラスの件とイイ、こいつは余計な事ばかり勘ぐってくれる…

「さあね…わたしゃ知らないよ…。それはきっと、あんたの事じゃないか?」

「あそこは日当たりがイイから、居座ってるだけだ…」

「あら…そうなんだ…ふふふふ…」


――――――――


夕飯の買い出しで人が行き来する陸の港を、それぞれが人?を、物を、担いで歩いている。

その中を、頭にネコを乗せて歩いてる人や、棺桶を引きずってる人。そして、怪我人を背負ってる人がいるらしい…

それが奇異に映ってるんだろうな~と、想像しながらもそれを止めないのはきっと、怪我人を放置できない事と、完全夜型人間がいる事。そして…愛玩動物だからだろう!

「…と、理解してくれたら嬉しいな~」

街に着いてからというもの、他の人たちの視線が気になる…汗 

何故か、皆がこちらを振り返るのだ…!!

「まあ…もっとも…」

この猫という名前の白い物体は恐らく! きっと! {見た目}は! 可愛くて綺麗だと思われる物体であろう。

ただその物体が、己の頭上に座り込んで、睨みつけるという状況はどう考えてもメルヘンではない!

「( ;∀;)」

「やっぱり、そちらでも視線は気になってるんですね…」

「(._.)」

「頷いてるんですか?」 

「!(^^)!」

「そもそも顔文字をどう喋ってるかほんとに謎ですね…」

あと誰が喋ってるのかも謎だ…? まあ…怪我人を背負ってるコチさんなのだが…

「あの~、そこどけてくれませんか~?」

―――猫の一匹や二匹、軽々と持ち上げなさいよね。軟弱な

「いえ、頭の上は結構重いし、爪を立てられて地味に痛いのですが…」

よく頭上にネコを乗っける描写はあるが、実際にやってみると爪を立てて踏ん張るので血を見るのが現実だ…!

まあ神の身体は異常に頑丈なので痛いだけで済んでるのが、このメルヘンな姿を維持できる秘密だったりする。

「諦めろ、その生き物はそういう存在だから…」

「……その心は?」

「女帝に逆らうと碌な事が無い…」

――――はっはっはっはっは~~コチは相変わらず面白い奴だね~!

「つまりは、逆らって碌な事が昔なかったんですね…」

「分かるか?」

「はい…だって…」

何度か振り下ろそうとしているのだが、その度にこの猫…爪を強く食い込ませるのだ!

それも容赦なく! 躊躇なく食い込ませる…それは、神でなければ血の髪を生やすぐらいに…

―――などと言い合ってる間に、ボク達は長い長い旅路の果てにやっと病院に着いたのだった…

「うん…あれは…猫たち?」

「どうしたんだ、アマノ?」

「いえ…あそこにネコが集まってるのは何でかな? と思いまして」

そこかしこに、猫はたむろしているのを目撃しているが、病院の裏手へと沢山の猫が歩いている姿はどうしても目立ってしまう。あれは一体…?

「ああ…ここの病院は野良猫にエサをやってるからな…その集まりだろ」

「そうなんですか? 通りで猫が多いわけだ… この数を見るに他の家でもやってるのかな?」

「やってるぞ? 特にこの辺りは治安がイイからな。そこかしこで猫にエサをやってる人たちがいる…」

「そうなんですか…へえ~~」

それは、それだけの事だなとその時は思った。ただ猫が多いと観光客とか来て儲かるんじゃないかな~とか、考えたのはその程度の事だった…

…………

「…って、ここ最終目標じゃないですよね? 何か異常に長くかかった気分ですか!?」

「そうだな~一体なんでだろうな?」


やっとこさ体調が戻ってきた気がする~( ;∀;)

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