表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シスコン兄貴と妹の共同生活  作者: 暁一
二章
7/16

相手のライフをしっかり確認しよう③

友香里と琴羽と帰っていた。


「なんか、今日はお前が優しく見えるよ……」

「……今日は?」

「……いつもよりです」


いつもより優しいかと思ったら、そうでもなかった。いきなり脅してくるから、ビビっちまったじゃあねぇか……。漫画ならゴゴゴゴって出てるぞ。世の中は俺に厳しいな……。


「それにしても、大変だったね」

「ああ、I am tiredだよ……」


思わず、英語なってしまうぐらい、疲れた。誰か癒してくれないかな……。


「でも、お兄ちゃんをいじめるの楽しくないですか?」

「うん、そうだよねー、面白い反応してくれるし」

「じゃあ、無反応にしてたらからかわれないで済むのか?」


クスッと二人が笑った。


「お兄ちゃんには無理だよねー」

「だねー」

「なんで?」

「そいう体質なんじゃあない?」

「全然分からん」


体質って……。まあ、自分でも無理そうな気がするけど。


「まあ、いいや」

「それよりさ、部活っていつはじまるんだっけ?」

「来週って、もう、金曜日だから月曜日にだね」

「部活?」

「そういや、琴羽は部活入らないのか?」


琴羽は運動も出来そうだし、どこでもいけそうな気がするけど。俺的には俺達と同じ部活に来て欲しいが……。


「お兄ちゃん達は何部に入ってるの?」

「文芸部」

「文芸部か……友香里さんも?」

「うん、あんまり参加してないけどね、文芸部は全員で6人いるよ」

「あんまりいないんですね……」

「少ないけど退屈はしないぞ?鬱陶しい時もある。主に上谷が」

「さっきの人だよね」

「ああ」


上谷はどこでもあのキャラだから、うざいし、うるさいし、たまったもんじゃあない。


「一番文芸部っぽい活動をしてるのはあいつかもしれないな」

「あー、確かに」

「えっ!?あんな人が?」

「あんな人って……」


あんな人って酷いな。あいつがここにいたら、相当なダメージを受けていただろうな。

上谷はよく、設定や技名や二つ名など考えているからな……。小説を書くときは一番早く仕上がる。パクリっぽいの多いけど……。


「厨二病だから毎日そんなこと考えてるんだろう」

「あー、納得。すごかったもんねあの人。校則的に大丈夫なの?」

「うちはゆるいからねー」


あいつはじゃらじゃらしすぎだけどな。鎖とかかっこいいのはわかるけど学校ではやめとけよ。指に鎖つけてるのとか実際見ると怖いし。


「どうする、入るか?」

「うーん、考え中」

「楽しいよ、それなりに」


それなりなんだな……。あの部活は結構すごい人が揃ってる気がするな……。騒がしすぎるし。


「あ!見学とかどう?」

「見学したら入る気になれるか?」

「どんなところなの!?」


見てからなら入る気にはならなそうだが……。後悔した後に楽しくなってきたかな。先に見るのはオススメできない。


「まあ、分かるさ」


俺的には入ってくれた方が楽しさ倍増なんだけどな……。男共はうるさいけど、女子達は可愛いのが揃ってるからな……。

分かれ道に来た。


「じゃあ、私こっちだから」

「じゃあな」

「またね」


俺達は友香里と別れ、家に帰った。この後は妹飯夜編だな……。美味しくあってくれよ……。





妹飯の結果………普通だった。


「かなり身構えていたけど普通に美味いぞ」

「はあ、良かった」


無難な料理にすると言うことでカレーだった。一般的なカレーと言う感じの味だった。でも、妹が作ったと言うことでいつもより美味しく感じた。


「もっと、すごいやつかと思っていたけど大丈夫みたいで安心したよ」

「カレーで失敗するほど下手じゃあないよ」


まあ、そうだな。小学生とかの修学旅行とかでも作られるようなやつだし……。いくら、琴羽でもそれぐらいはな。


「明日は部活の先輩と後輩を紹介するよ、他は知ってるやつだからな」

「先輩と後輩がいるんだ……」

「どんな人?」

「先輩の方は優しくて、綺麗で頼りになる人だよ」

「ふーん」

「……なんだよ」

「別に……」


変な奴だ……。まあ、いいが。


「後輩の方は人懐っこくて、けっこう慕ってくれるし、なんか犬みたいな奴だ」

「犬ね……」


きっと前世は犬だったに違いない。もしくは擬人化?犬耳とか付けたら似合いそうだな……。


「それはそうと、俺的には琴羽には入って欲しいな」

「なんで?」

「楽しそうだし、何より嬉しい」

「クスッ、シスコンを隠さなくなってきたね」

「必要ないだろ」

「まあね」

「それじゃあ、そろそろ……うっ」


俺は感じた体の異変によろめいた。


「大丈夫!?」

「ああ」


もしかして、今頃、カレーのダメージが?味は大丈夫だったのに、何を入れてるんだ、全く……。


「もう、ダメだ、後はよろしく頼む……」

「お兄ちゃあああああん!!」


俺は力尽きた。次の日朝には食べた記憶が抜けていた。今度から琴羽に料理をさせるのは辞めようかな……。ってかなんで琴羽にはダメージないんだよ?差別?毒まで俺を差別するの?最近の世の中は俺に厳しいすぎる……。

和人のライフはぜろを超えても攻撃され続けた……。

暁一です。

アクセス数も昨日が一番多かったです。ありがとうございます。少しアドバイスをもらったのでとりあえず、1話少し編集しました。その人は例まで言ってくれてとても嬉しかったです。他にも見てくださった方ありがとうございます。

Twitterフォロー宜しくお願いします。

@furan0225

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ