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シスコン兄貴と妹の共同生活  作者: 暁一
二章
6/16

相手のライフをしっかり確認しよう②

「琴羽の作った弁当美味そうだな!」

「テンション高いね、お兄ちゃん」


当たり前じゃあないか、待ちに待った妹飯なんだから。


「このために生きてきたと言っても過言じゃあないな」

「もう、食べてから言ってよ」


夢にまで見た妹の作った弁当……。ああ、素晴らしい。食べるのが勿体無いな……。そうだ!写メ撮っておこう。


カシャカシャ


「なんで、写メ撮ってるの!?」

「初妹飯記念」

「うわー……。」


待ち受けにしようかな……。そのうちにツーショットでも撮って、待ち受けにしたいな……グヘヘヘ。


「気持ち悪いよ、お兄ちゃん……」


これが兄の運命なのだろうか……。これぐらいで挫けてはいけない。妹との充実した共同生活を送るには……。


「写メも撮ったし、食べようかな……」


さぞかし、美味いことだろう。そう、俺は思いながら妹飯を食した。

カランカラン、思わず、箸を床に落とした。


「何だ、この味は……」

「……やっぱり?」

「なんでだ……見た目は大丈夫なのに、味は不味い……」

「どうやったら、辛さと甘さと苦さがくるんだ……」


口の中で味が暴走している……。こんな料理は初めてだ……。料理と言えるか知らんが……。


「ほんとは、できる料理あるんだけど、お弁当には不向きだったから……」


琴羽は悲しそうに俯いている。


パクパク


「別に我慢すれば食えないほどじゃあない、もうちょい上手くなったらまた弁当作ってくれよ?」


琴羽は顔を輝かせ笑った。


「うん!!」

「今日の晩飯は作れるやつ作ってくれよ」

「分かった♪」


果たして、作れるやつは美味いのか……。少なくともこれよりはましだと思うけどな……。まさか、琴羽が料理ができないキャラだとは思っていなかった。今日の唯一いいことはこれかもしれない。


「はあ……」


そんな中、真は一人それを見ていた。


「フラグだな……」


和人の耳には届いていなかった。






「俺、帰るから頑張れよ」

「手伝ってくれって言っても無駄だろ?」

「ああ、無駄だな」

「じゃあな」

「ああ」


俺はプリントの整理をしていた。先生に押し付けられたプリントを整理して、職員室まで届けなければいけない。

先生も男子共と一緒で嫉妬してんのか?教師はさすがにダメだろう……。訴えられるレベルじゃあね?ほんといい加減にして欲しいぜ。あの後も大変だったんだからな……。

琴羽が待ち切れなくなったのか声をかけてきた。


「ねぇ、お兄ちゃん、まだ?」

「そう思うなら、手伝ってくれ」

「えー、めんどくさいし……」


……もうちょっと、優しい妹がいいな。友香里なら手伝ってはくれそうだけど、見返りを追求されかねない。先輩ならしてくれそうだな。


経つこと、数十分


「やっと、終わった……」


はあ、疲れた。こんだけやったんだから成績上げてくれないかな……?


「琴羽、終わったぞ」

「じゃあ、帰ろ♪」

「職員室行ってからな」

「はーい」


俺は先生にプリントを届け、職員室を後にした。


「「お?」」


二人の声が重なった。


「ふはははっ、奇遇だな、我が友よ」


そこには、喋り方の変な金髪のチャラチャラしたイケメンがいた。


「ああ、上谷か」

「……お兄ちゃん、これ、誰?」

「この見るに耐えない痛々しいやつは上谷信山、現在進行系で厨二病の奴だ」


こいつは、自分では神谷(シン)斬って漢字を変えているがな……。罪をシンって読むなよ……。俺もバトル系のアニメは好きだがここまではいってはいない。


「見ぬ顔だな、貴様、名は何と申す?」

「新橋琴羽です」

「新橋……?我が友と同じ銘か……。何か関係が?」

「ああ、俺の妹だ、義理だけどな」

「おお、我が友の妹君であられたか、これは失礼」

「我が名は神谷(シン)斬と申す。以後お見知りおきを」

「……はい」


若干引いてるみたいだな。仕方無い。厨二病だしな。黙ってればイケメンなのにな……。残念イケメンだ。


「しかし、新橋には異次元にしか妹はいなかったと記憶しているがどいうことだ?」

「親父が再婚してな」

「なるほど……」

「これは良かったではないか、妹ができて。前々から欲しい欲しいと嘆いておったからな」

「うるせえよ」


アニメとかの話をするのはだいたいこいつだからな……。ちなみに俺にアニメを勧めたのはこいつだ。本当ならこんな奴には話しかけないだろうが部活が一緒でまあ、こうなった。


「妹君よ、新橋に何かされてはおらぬか?」

「えっ!?」


友香里と同じこといいやがって、どんだけ信用ないんだよ。


「我が友は重度のシスコンであるが故に妹君に手は出しておらぬかと思ってな」

「大丈夫です……今のところは」


チラッと俺の方を見た。

妹にも疑われてるううううう。


「なんで、そんなに信用ないんだよ」

「新橋のことは信用してはおる。だが、妹の事となるとどうなるか分からん」

「……」


琴羽が妹が青ざめた表情をしている。もうやめて琴羽!とっくに和人のライフはぜろよ。


「何?お前ら、俺を痛めつけるの楽しいの?」

「ああ、至高であるな(笑)」

「楽しいよ(笑)」

「悪魔共め……」


俺の周りはSばっかりなの?俺、別にMじゃあないんだけど……。


「もう、帰ろぜ、琴羽」

「うん」

「では、またな」


めんどくさい日だったな……。ああ、歩くのめんどくさい……。

今回はこの二人にあとがきを任せます。

シン斬「お、我であるか」

和人「え、俺もなの……」

和人「えっ、なになに、アクセス数とかが増えるようにしろって……無茶言うなよ」

シン斬「ふっ、我にかかれば造作もない」

和人「失礼なこというなよ?」

シン斬「我がその様なことをしでかすとでも?」

和人「大丈夫ならいいが……」

シン斬「では、いくぞ」

シン斬「最近はアクセス数も前よりは増えたがそれでもまだ足りん!!貴様達の力を持ってして増やすことにした。宣伝や感想、レビューなど我のためにするが良い!!」

和人「馬鹿が!」

シン斬「不満か?」

和人「当たり前だ!」

和人「とっと終わられせるぞ」

和人「と言うことで、宣伝などできれば宜しくお願いします」

シン斬「我のためにな」

和人「お前出てくんな」


ってことでこの二人でした。

自分的にはシン斬はお気に入りです。

二人も言ってたようにしてくれるとありがたいです。

Twitterフォロー宜しくお願いします。

@furan0225

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