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{この小説を映画化したい!}生みの親に捨てられた人生  作者: あま


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面白かったら人に勧めて欲しいです

夢はノーベル賞です

面白かったら人にオススメお願いします

「ポーン・・・パシッ」

「ポーン・・・パシッ」

毎日毎日、退屈だ壁当てが好きなんじゃない、それしかできる事がないだけだ。

家に居てもおばあちゃんしか我が家にはいない。

お父さんは産まれた時からいなかったし、お母さんは[小さい時の記憶なんて覚えてへん大っきなったら帰ってくるわ」っと言って出て行ったきりだ。

そんな言葉 を忘れる訳がないし、帰ってこないのも分かっている。

その日から電話すら1回もかかってこないのだから。

実際に死ぬまでに母と会う事はなかった。



両親が居なくて淋しいなんて事にはもう慣れたから平気だ、だけど親に捨てられたと皆の仲間に入れてもらえない事は辛いし ヒマで仕方がない。

捨てられたと思うなら1人で、ツマラないだろうから、むしろ家に帰っても楽しい家族が待っている子達よりも僕と遊んだっていいじゃないか。

「人の痛みを分かってあげよう」なんて、こんなに小さな子が思うなんてギネス記録に認定して欲しいよ、まったく。

帰れば 家で待ってくれている人が居るだけで幸せな事も分かっている、おばあちゃんの事ももちろん大好きだ、だけど「にんちしょう」って病気の せいで、同じ事を何回も話すし、何回同じ事を話しても覚えてくんない。

あべこべで困ってしまう。



人見知りな訳じゃない、野球 が好きだから「仲間に入れて!!」と勇気を出して言ってみたら「お前グローブ持ってないじゃん」小さな僕にはどうすることもできない。

さすがに、その日は家に帰って1日中、布団の中で泣いたものだ。

そりゃそーだテレビで見る野球選手が素手でボールを取る所なんて見た事がない。

だけど僕は世期の大発見をしたのさ、1人にも打たれなければボールは飛んでこないのだからグローブなんていらないんだ。

ノーベル賞を貰えるかも知れない。

「打たれないように投げてね」なんて人から言われたら、緊張するだろし、嫌な奴って思われたくないから、自分でピッチャーになろうとして 「ずっとずっと壁に投げ続けて、明日でちょうど1年。

ついに決めていた日だ。

リトライだ!!



村のはずれにある小さな公園。

よかった......皆まだ野球していた。

この1年皆が野球をするのに、飽きて止めてしまっている 事が何よりも怖かった。

よし。

1度できたんだ、もう1度話しかけれる!!「みんな~仲間に入れて!!」「お前グローブ持ってねーじゃん」「ボクが投げて打たれなかったらボールは飛んでこないし必要ないよ!!」「んな事できる訳ないだろ!!グローブをつけてねえ奴はなマウンドに立ったらダメなんだよ!!あぶねーだろ」しゅん・・・「わかった。

」ボクは1年もの間一体何をしていたんだろう。

他にする事もないんだけどさ。

1年分の期体がどこか遠く遠くに飛んで行って、誰でもいいから捨ってくれないかなと思いながら僕は帰った


「ガラガラー「ただいま」「お帰りあま。

ご飯の用意できてるよ」「さっき食べたよ、おばあちゃん」「はて、そうじゃったかの~」

「今日は疲れたから寝るね、お休み」「お風呂はどうするんじゃ」「お風呂も入ったよ」「はて、あまはいつから忍者になったのじゃ」

「おばあちゃんはご飯食べてないからキチンと食べなよ~、余ると思うから朝食べるから置いておいてね、お休み」「お腹冷やさんようにね、おやすみ~」バタンッとにかく一人になりたくて、早く眠むってしまいたくて嘘をついて しまった。

忘れてるんだろうけど明日謝ろ、もちろん、1年ぶりに一晩中フトンの中で泣いた。

季節はずれのサンタクロースが来た事に気づかずに。

それにしてもお腹がすいた。

ご飯食べればよかった。



チュンチュンチュン、日が昇ったみたいだ、眠れた記憶がない。

このままフトンに、こもったまま寝るのもいいけど、こんな小さな時から昼夜が逆転したら日本の未来はまっ暗だろう。

何よりも、早寝早起のおばあちゃんと二度会えなくなってしまう気がする。

昨日の事も早く謝まってしまおう。

ガチャ 「おばあちゃん、おはよ~」「あら、早起きでいい子ね、おはよう、こっちにおいであま」一体朝からどうしたのだろう、やっぱり お風呂とご飯の事で怒ってるのかな、そう思いながらおばあちゃんの元へ行くと、グローブがあった。

「それどうしたの?」「あま誕生日じゃろう、お古でボロボロじゃけど、欲しいかと思っての」その瞬間一晩泣きつくしたと思った涙があふれてきて止められなかった。

「ありがど~」やっぱりおばあちゃんは大好きだ。

誕生日は1ヶ月前だけど。


昨日の事を謝まり、ご飯と お風呂に入った。

朝に入るお風呂は何て格別なんだろう。

「おばあちゃん!!皆と野球してくるね!!」 「気をつけるんじゃぞ、いってらっしゃい」その日、外に一歩踏み出した時に世界はこんなにもキレイだった事に驚いた。

やった!!皆も野球してる。

朝早いのに皆野球が好きなんだな。

嬉しいな!「グローブ持ってきたよ!仲間に入れて!」」「そんなボロボロなグローブはグローブじゃねえよ!」」世界が暗転した。

「バーンッパシッ」「バーンッパシッ」あの日からどれだけ過ぎただろう。

グローブがボロボロなのはおばあちゃんのせいじゃない。

プレゼントしようって気持ちをないがしろにするなんて間違ってるに決まっている。

だから僕は毎日、投げ続けるんだ。

そんな僕にサンタクロースが来る季節に神様か何様か分からないが、すごく嬉しい事が起こった、僕の家から1番近くの空き家に人が引っこしてきたのだ。

その家の前に小さな小さな女の子がポツンと引っこしてきたばかりなのに新しい家を名残惜しそうに見る子が1人立たずんでいた。

かと思うとこちらに気づき、冬越しをする為の食糧を見つけたごとく、こちらに猛ダッシュで走ってきた。

「私たえっ、あんたは」「あ、あま!!」「あま!!あんた本は好き?」「本...よんだことないよ」貧乏な我が家に本がある訳がない「よみなさいよ!!ちょっとまってなさい」そう言うと小さな女の子は新居に向かい来る時よりも速く帰っていった。

「ちょっとのちょっとって一体どれくらいなんだろう凍え死なないかな」そんな心配をよそに女の子は今度は間違えて転んでしまわぬ様に宝モノを抱え込んでいるかのごとくゆっくり歩いてきた。

「これ!!あげる」そう言いながら本を渡してきたのだった「くれるの?どうして」「あげたいから」「大切な物なんじゃないの?いいの?」「よく分かったわね、大切だから大事にしなさい」 産まれて初めての本が貰えた・・・「どうして大切なのにあげちゃうの?」「嬉しかった物や楽しかった事はね、一人じめしないで世界中の人におすそ分けするのがイキってもんなのよ」「世界・・・」「だからあんたも読み終わったら誰かにあげてもいいわよ!! それじゃあね」「宝モノにする!!」「あんた話聞いてたの、バカね」「ありがとう」「なんで本1冊で泣くのよ!!男は泣き虫じゃダメなのよ、じゃあね」「ばいば~い」「私も野球好きだから頃ばりな、じゃね」グローブを見つけ、そう言った女の子は帰っていった、どうしようプレゼントも渡されて好きって言われてしまった。

それにしても「イキ」って一体何なのだろう。

もう二度と泣かないと心に誓った日になった。

それまでの人生は同じ事の繰り返しで、単調だった世界が、一変し太陽が落ちてボール が見えなくなってしまってからは本を読む楽しさを覚えた。

読めない漢字は1つだけだと読めない事が多いけれど、何個か違うページで見つけると予想がしやすくなって、当たりやすくなる。

本って楽しいな。

何よりも1番情しい事は家の前でバッタリたえちゃんに会うとキラキラ笑顔で名前を呼んで 手を振ってくれる事だ。

会えない日が続けば続く分だけ、その後に会えた時の幸せが増えてしまって手を振りすぎて、飛んでいっちゃわないか心配だ。

そんなある日ついにボクは「仲間に入れて!」の時に必要だった100万倍の勇気を振り絞って、たえちゃんを遊びに誘ってみた。

口から心臓が飛びでた気がした。

実際少し出ていたのかもしれない。

するとたえちゃんは「女の子はね結婚するまで男の子と遊んじゃダメなの!!」 「じゃあ結婚しよっ」「何言ってんのあんたは!!バカじゃないの、まだ結婚できる年じゃないでしょ」「そうなんだ...」」「あまの事が 嫌いで言ってるんじゃないからね」「好きなの?」「バーッカ!!頑張ってる子は好きよ」そう言うとたえちゃんは、いつもより早く走り去ってしまった。

「後何年たてば、 たえちゃんと遊べるんだろう」その日から、頃ばる事は誰にも負けない様になった、あまくんだった。

あまの人生が変わる1日前。

あまが何球何億球投げたか分からない壁当ての練習場に1人の男は居た。

「ここも変わってねえな〜皆で野球するには、ちょっとせめぇから誰もこなくて1人で投げ込むにはもってこいなんだよな。

思い出の場所で一服なんてイキな事しちゃって~・・・んっ何だこれ!!」

運命の日

チュンチュンチュンその日の小鳥達は心なしか元気な気がした。

ガチャ「おばあちゃんおはよ」「おはようさんあま、ついに今日だね、おめでとう」「ありがとう!!」そう今日遂にボクは小学1年生になるのだった。

グローブがボロボロ だからやっぱり仲間に入れてくれないのかなっとキンチョウと不安を抱えたあまにサプライズは待っていた。

「じゃあ 行ってくるねおばあちゃん」「気をつけて迷子にならんようにのう」「大丈夫だよ、いってきまーす」玄間を開けると、ちょうど同じ タイミングで、扉が開いた、たえちゃんのお家から僕と同じ幅子を被ったたえちゃんが出てきた所だった。

「たえちゃん!!」 「あま!!」「たえちゃんおはよう、たえちゃんも学校なんだね何年生?」「1年生よ」「一緒だ!」「ほんとに!!年下だったと思ってた」「一緒に学校に行くのもダメなのかな?」「遊ぶんじゃなくて登校だから、いいわよ、行こう」「うん!」人生で1番楽しい日が朝から更新してしまった。

だけど僕を待ち受けるまるで今までの人生を清算するかの用な出来事は、まだ待っていたのだった。

「ヤッター!たえちゃんと同じクラスだ」「何となくそんな気はしてたわよ、よろしくね」何て幸せな日なんだろう、これからは毎日たえちゃんに会えるなんて、「クラスを見た子は体育館に移動してくださーい」 「だってさ、あま行こう」「うん!!」体育館に移動し席に着いて周りを見渡すと、数年前に公園で、仲間に 入れてくれなかった子達が座っていた。

同じ1年生だったんだ、不安だな・・・急に静かになったと思ったら、目の前の大きな壁?

に昨年放送された日本が世界1位になった瞬間の大谷選手がグローブを投げるシーンが映されていた。

そして大谷選手がグローブを寄与する話しになった。

もしかして・・・「皆さん入学おめでとうございます!! 1年生担任の○○です。

よろしくね!そして入学に嬉しいお知らせがあります。

それは今見て貰った大谷選手のグローブが、私達の学校にも届きました!!」 「「「ウワァー!!!」」」これ程大きな音を聞いたのは初めてでビックリした。

「そして今からクジ引きをします、そこで1つ皆と約束をしたい事があります」「何でも約束する!!」 大きな体をした子が叫ぶ「何でもだったら、その気持ちは勉強に持っていこう!!約束して欲しい事は、まずは 当り前の事だけど、誰が当たっても恨みっ子なしで、おめでとうって気持ちよく言ってあげること。

そしてもう一つは先生からのお願い事なんだけど、もし皆の周りで困っている人が居てたら助けて上げて欲しい事です。

もちろん先生達は、よく見て声をかけたりするんだけど、全部が見える訳じゃないし、子供にしか分から

ない話しもあると思うんだ。

だからお願いしてもいいかな?」「まかしとけー!!」「俺に何でも言ってきなー」「大丈夫だよ!!」「「「イェーイ」」」。

「ありがとう、1年生の子は6年間、6年生の子は残り1年間と、人生で考えたら短い時間かも知れません、だからこそ、精一杯、笑って仲良く楽しもー!」「オー!!」」 「勉強も頑張ろー!」「オー」「あれ、声が小さくなったな」「「www」」「そしたらクジ引きをしよー!

「「「イエーイ」」」「1人ずつ呼ぶので上に登ってきてねー」。

僕はあの日世界がまっ暗になった日から、たえちゃんに出会い世界に色がついて、すごくすごくキレイだって感動し続けてきたのに、まだ明るくなるなんて、この時は知らなかった。

「望月あまくん」「ハイッ! 行ってくるよ、たえちゃん」「あまなら大丈夫よ、行ってらっしゃいっっってあま!!手と足一緒に出てるわよ」「「「www」」」どうしよう何も考えれない、だけど体が動けば、それでいいのだから皆に声をかけた時に比べれば、まだマシだ。

「あまくんね」 ちなみに私が担人だから、よろしくね」「よよよよろしくで、です。

」声を出さなくていいと思っていたから、変な声がでてしまった。

「かわいい子ね、はいどうぞ、白い箱を差し出され、手を入れたらすぐに手に当たった紙をつかんだ。

迷って後悔はしたくなかった。

引き抜いた瞬間、何百人と言う生徒が集まり、ずっとザワザワ、話し声の聞こえていた音が、沈まり、静寂が訪れた、っかと思ったのも束の間、 地面が揺れた。

「当たりー!!」「ウォー!!」音がこんなにも気持ちのいい物だと知ったのは初めてで、そしてその体験はグローブの次に貰えた大切な物だった。

ヤッタ。

「やったよ、たえちゃん」席に戻り報告をすると、たえちゃんは手を上げていた。

「どうしたの?」「ハイタッチでしょ!!」「そっか。

パンッ」初めてたえちゃんに触れてしまった。

大谷さん本当にありがとうございます。

「おめでとう」「ありがとう、たえちゃんも当たるといいね」「私は野球は応援するのが好きだから、いいの」「当たったらどうするの?」「あまにあげる」「2つは皆に怒られるよ・・・」「冗談よグローブがボロボロになるまで頃ばってる子にあげる」「そしたら頃ばる」「ボロボロにしようとしないで大事に使わないとダメよ。

」「もちろんだよ」そんな事はありえるのかなっなんて考えていると、たえちゃんが呼ばれた「柏 たえさん」「ハーイ」ピースしながら、小学校1年生ながら、全校生徒の前を颯爽と歩く姿は誰よりも堂々としていて。

それを見て僕は外れる方がおかしいっとさえ思わせる力がたえちゃんにはあった。

その立ち振まいは皆の目にも、やきつき彼女はその数年後、全票を入れて貰うと言う偉業を成しとげ生徒会長になるのだが、それはまたのお話。

たえちゃんは僕と同じく迷わずに、イヤ、僕以上に素速く紙を引いた。

「あったりー!! 「「「ウォー!!

スゲー!!」」」壇上の上から僕に向かってピースサインを送ってくれる事が僕は誇らしかった。

「ただいまー」「おかえり、やっぱりたえちゃんはスゴイね!!おめでと」「何言ってんの、あまも当てたじゃない、でもありがとう」「おそろいだね」「誰かにあげちゃうけどね、左手で投げる人のが当たったから、残念だったねあま」「左手で投げる!」「あまの当たったのはどうするのよ、意味ないじゃん」「そっか・・・」「バカね〜写真だけ記念に撮りましょう」「うんっ!!」たえちゃんにプレゼントして貰った方が嬉しかったけど、自分の力で当てたグローブをおばあちゃんに見せたくて、右手で投げ続ける事にした。

たえちゃんと話していると、今日何度聞いたか分からない大歓声が、体育館に響いた。

「おめでと~」「クッソー」「いいなー」皆が口々に感想を言い合い、まるでお祭りみた いに、賑やかだった。

「はーい、当たった人も当たらなかった人も皆で拍手!!そして記念撮影をひます。

写真をなんと○○新聞のカメラマンさんが来てくれているので皆で撮りましょう!!

当たった3人は前に来てね〜!!」「新聞だってよスゲー!!俺ら有名人じゃんか」「なんだか恥しいね、たえちゃん。

行こう」「堂々としてたらいいのよ」全生徒の視線を浴びながら歩く事は恥ずかしかったけども、ほんの少し楽しくもあった。

前に行くとメガネをかけた子が 1人キョロキョロしながら困った様に立っていた。

「あまくんとたえちゃんだよね僕は、そらって言うんだ、どこに居とけばいいのかなー?」 「そらくん!!よろしくねグローブおめでとうスゴイね」「君もじゃないか・・・ありがとう、おめでとう」目を パチパチしながら、そらは言った。

「先生こないね・・・あっ!

来た!!」「ごめんね~お待せ。

なんと驚きなさい。

あなた達3人共、同じクラスなのよ、すなわち私のクラスなの!!皆なんてスゴイわよね」「そうなんだ!!そらくんよろしくね」「よろしく、たえ ちゃんもよろしく」「よろしく最強のクラスね」皆で喜んでいるとカメラを首からぶら下げた男の人が走ってきた。

「皆おめでとう、今日はよろしくねっさっそく撮ろうか!」「ハーイ!

用意ができたから、壇上の方を向いてねー!!」 「緊張するぜー」「それでは撮るよー!!1+1は?」「「「ニッ!!!」」」パシャーン!!産まれて初じめての写真はライトが、まぶしくて目を閉じてしまった。

目が閉じた写真になっちゃうのかな。

皆我まんしてエラいなー。

だけど初めての写真がたえちゃんの隣でだなんて本当に今日は何て最高な日なんだろう 「よーし、キレイに取れてる!!そしたら1人ボールを投げてる所を撮りたいから、お願いできるかな。

」皆の前で投げる。

人の前で投げた事ないや。

「あまくんかたえちゃん投げてきなよ」「私は見る専問だから、あま行っておいで」 「そらくん野球しないの?」「好きだよ!!だけど人前は緊張するからいいや。

」「そうなんだ。

じゃあ行ってくる!!今度キャッチボールしようね」「いいよ!!

いってらっしゃい」どうしよう。

歩いて壇上に上がりながら僕は、さらりとそらくんとキャッチボールをする約束ができた事に気付いてしまった。

嬉しいな。

小学校って何て良い所なんだろう。

「よろしくね、名前教えてもらっていいかな?」「あま!!」「良い名前だね、人前で投げて緊張した事ない?」「ない!!」人前で初めて投げるのだから、ある訳がなかった。

「お!!将来は大物だな。

そしたら壁に当てていいらしいから頼むよ」「うん!」」写真を撮り終わった後の他の皆は感想を話したり、野球の話しをしていたりザワザワしていた。

だけど大谷選手のグローブを使ったらどんな球が投げれるのかっと言った興味からか、何となしに視線は集まっていた。

グローブは取る為の物なのにね。

産まれて物心ついた時から、それこそ母さんが出て行った時から毎日毎日してきた事だから緊張はしなかった。

シュツッ「ドゴーン」よし、いつも通り投げれたぞ。

シーン。

あれ皆どうしたんだろう?投げ方がおかしかったのかな。

「「「スゲー!!はええええ」」」その日1番の大観声が鳴り響いた。

「スゴイなあまくん」「えっえっ」「大谷選手を超えるのも夢じゃないね」「ボクが?」「そうだよ!!皆を見てごらんよ」 「「「ウォー!!マジスゲー」」」「「「ウチのチーム入れよ」」」スゴイ・・・ グローブを当てた時の観声もスゴかったけど。

今度のは、もっともっと気持ちいいや。

どうしていいか分からずに、たえちゃんのマネをしてたえちゃんにピースサインをして見たら、たえちゃんが親指を立てて笑ってくれた。

何て意味なんだろう。

イキって奴かな。

そしてその日から今までの生活からは考えもつかない、幸せな日々が初まったのだった。

たえちゃんとの登下校、本が沢山身の周りにある日常、クラスメイトとのおしゃべり。

野球チームに誘われたけどお金がなかったので辞めておいた。

そして4度目の正直で、公園の皆に声を かけると、ついに仲間に入れて貰ったのだった。

その時に衝撃を受けたのが、皆グローブを貸し借りしていて、それでも足りない時はバッターだけすると言う話だった・・・「あま、声かけてるのに話の続き聞かねーで、すぐ帰っちゃうじゃん」・・・僕の数年間は一体なんだったのだろう。

さらにオマケで僕が当初目標にしていた「打たれなければグローブいらない」説も達成してしまい、打てないチームがつまらないとの事で、僕は野球をする時はファーストを守った。

できるだけ球を投げないポジションに落ち着 いたのだった。

何よりも1番楽しかったのはそらくんとおしゃべりしながらキャッチボールをする事だった。

その日もそらくんは家に僕を呼びに来て二人で、壁当てをしていたいつもの場所でキャッチボールをしていた。

二人共 大谷選手のサイン入りグローブで。

「そらくんは公園で野球しないの?」「あの子達、グローブも貸してくれて優しいんだけど僕が人数多いと緊張しちゃってダメなんだ」グローブ貸して貰った事あるんだ・・・人前は緊張するって初めて会った日に言ってたもんね、僕は産まれて初めての友達と今までの埋め合わせをするかのように沢山語り合った。

今日も日がそろそろ落ちそうだなと思った時だった。

1人の大人の人がこっちに向かって歩いてきた。

何年もここで 壁当てしてきたけど、人が来るのは初めてだった。

「あ~・・・こんにちは、坊主達キャッチボールしてる所わりいんだけどよ、ここで壁に向かってボール投げてる大人見なかったか?」「大人・・・見てないです」 「そっかー邪魔して、わりいな。

くっそーもう来ねえのかな」「どうかしたんですか?」「ん?いやなここの壁エグった野郎を探してんだよな。

」ボクだ・・・何だろう修理しろって話かな、お金払わないとダメなのかな。

でも家にお金ないしな 「それ多分あまくんだよ」「ちょっっっそらくん」「は?

あまくんてのは、そこの坊主か?」「そうです・・・怒ってますか?」 「ばか言っちゃいけねーよボウズ、まだ1年生かそこらの毛も生えてねーのに、こんなマネできっかよ」「あまくんは嘘つかないよ!!」「まじで言ってんのかよ・・・そしたらさ1球だけ投げてる所見してくんねーか」「僕だったら怒るんですか?」「怒られーよ!!むしろホメるよ」ホメる?どういう事なんだろ傷つけているのに。

「あまくん やっちゃえ!嘘つき呼ばわりを退治だ!

」」「悪かったって坊主」「わかった。

」皆とも、もちろん遊ぶけど毎日してきた事を辞める事は逆に難しくって早く帰ったり朝起きて投げてたから、もちろんいつも通りだ シュッツ「ドーンッ」パシッ「ま・まじか・・・」「ほら見ろ!!」そらくんが1番戦かっているのは、どうしてなんだろう。

「坊主!

いやあま、疑って悪かった。

おめぇープロになる気はねぇか?

いや、なろう!!」「プロ?」「あぁそうだテレビで見た事あんだろ、大谷しらねぇかってよく見りゃ大谷のグローブじゃねえか、しかも二人共ってどんだけスゲぇんだよ。

ウチのチームに入れ!!」「ごめんなさい、僕んちおばあちゃんしか居なくて、貧乏だからチームには入れないんだ」「貧えだからやるんだろうが!」「えっっっだってバットもそれにユニフォームも買えないんだよ」「俺に任せとけ!!」衝撃が走った、チームには入りたいと思っていたけれど、まさか1年生からスポンサーがつくなんて。

「入ってみたいけどおばあちゃんに聞いてみないと」「よし今から行こう、坊主じゃなかった、そら遊んでた所わりいけど、あま借りていいか?」「もう暗くなるし、いいよ、それよりこんな時間に人の家に押しかけていいの?」「後悔したくねえ性分でな、ありがとよ気をつけて帰れよ、行くぞあま」「うん、そらくんまたね!!」 勝手に話しが進んでしまっていたけれど、後悔が嫌いと、僕と同じ事を思っていた、この人を信じてもいいかな っと少し思いはじめていた。

「お兄ちゃん名前は?」「お兄・・・良い奴だな、あまは。

監督って呼べ!!」 カントク・・・よっぽど野球が好きな家に産まれたのだろうか。

ガラガラー「おばあちゃん、ただいまー」 「お帰りあま。

ご飯の用意できとるよ」「すいません、おじゃまします!! オカダって自分言います。

ご飯時に突然すみません、おばさん少しだけ、お時間いいですか!!」「ノナカさんの息子じゃないか!!ご飯食べてきな」「嫌自分オカダ です」「ご飯食べないの?」「あっじゃいただきます!!あざす」ノナカさんの息子は先日テレビに出ていた人だ。

それにしてもオカダ カントク。

阪神好きの家で決まりっぽいな「おいっあま俺ノナカさんに似てんのか?」 「どうだろうね」今日の晩ご飯もいつも通りだ「「「いただきます」」」「あま育ちざかりなのに、もっと食べなくて平気なのか?」「さっき話したじゃないか、それに毎日同じ物だと胃の大きさが変わらないから楽勝なんだよ」「そっか......おばさん!! 自分、野球チームを作ってて、あまをうちのチームに入れたいんですけど、ダメですか!?」「あまの好きな事をしなさい。

それにしてもノナカさんはサッカーチームじゃなかったかの?

」「自分オカダです!!」「カントク、おばあちゃんは「にんちしょう」 って病気なんだよ」「なんだ、それでノナカか。

認知症は病気じゃねーぞあま」「嘘!!ほんと?」「あぁ年とりゃー 皆なるもんだ、たしか」「なんだ・・・病気の方が治るんだからよかったじゃん」「たしかに、そうゆう考えもあるな、いつからだ?」「僕が物心ついた時からだよ」「ばあさん何歳だ?」「知らない」「そうゆうもんか・・・あま学校はここだと

○○小学校だよな?」「そうだよ」「そりゃよかった俺もあそこの卒業生なんだ、あまの担人の先生と話してもいいか?」「別にいいよ」「よしっありがとうな先生の名前は?」「○○先生!!」「わかった。

それにしてもご飯おいしいな」「そうでしょー給食も最近食べ初めて、おいしいけれど、わが家のご飯が、やっぱり1番だよ」「まだ会ったばかりだけど、おめえ良い奴だな」「育ててくれたおばあちゃんが良い人なんだよ」「ちがいねえ、よし、ごちそうさま でした!!おばあさん、洗い物は任しておいて下さい」 「お客さんに手伝わしちゃいかんよ」「ごちそうになったら 後片付けしないと二度、ごちそうしてもらえないって親に言われてるんで、させて下さい!!」カントクも良い親に育てて貰ったんだな。

それにしても食卓が、家が賑やかなのって、こんなにもホッコリするもんなんだな。

次の日の放課後「○○先生さようなら」「ハーイみんな、気をつけてね~寄り道しちゃだめだよ~」「○○先生、OBのオカダさんが訪ねて来てますよ〜」「オカダさん?

分かりました!

どうして1年目の私にOBが・・・」何でも早いオカダであった。

コンコンガチャ「すみませんお待せしました○○です。

オカダさんですよね、誰かと間違えら れていませんか?」「初めまして!!いえ間違えてません、突然尋ねて申し訳ないっす。

実はですね、先生のクラスのあまなんですけど」「望月くんがどうされましたか?」「悪さしたとかじゃなくて、あまをウチの野球チームに入れたくて、昨日あまのおばあさんの許可を貰おうと、あまの家にお邪魔したら、おばあさんが認知症で話ができなかったので、担任の先生に話を聞きに来たって訳なんです。

あまん家は親御さんは居ないんですよね」 「そうでしたか。

親御さんも親戚も居ないと、あまくんに聞いています」「やっぱそうっすよね・・・あまのおばあさんが何歳かってのは?」「いえ」「ですか・・・実はウチの親も老衰で亡くなっちゃってて、こんな事言いたかないんすけど、あまのおばあさん長くないんじゃないかって。

」「本当ですか......」「はい・・・そんで先生はあまの投げる球見た事ありますか?」「見た事あります、入学式の時に新聞屋が取材に来て投げる所を撮りたいとその時に。

」「新聞が。

よく騒ぎになりませんでしたね」「記者の方が、あまくんの事を記事にしていいかって言われたんですけど、まだ1年生だし、ご家旅の同意も取れないので、お断りしました。

」「それは、ありがたい、俺はあまなら世界で活躍する。

それこそ大谷選手を追い越す選手になると確心しています。

親御さんの許可が貰えないので担任の○○先生に許可を貰いたいんですが、お願いできませんか。

このとおりです。

」「・・・私は野球に詳しくありませんが、まだ小学生のそれになったばかりの1年生です。

プロだなんて早すぎるんじゃないかと思います」「人生に早すぎて困る事はありません。

もちろん普通の人生も幸せな事は幸せです。

だけど普通はどこまで行っても普通のまま終わっちまうんだ人生でどこか1つ道を決める事が俺は大切だと考えています。

それに、あまはあのままだと危険な状態です。

ダメになっちまう。

」「えっ!

危険と言うのは?」「肩です。

あまが壁当てをしてる場所に行かれた事は?」「ありません」「見たら驚かれますよ、コンクリートの壁がエグれてるんです。

俺は最初、大人が投げてるとばかり。

あんな風になるまで、何千いや何万回投げてたか。

まだ体ができてないのに肩ばかりに負担がかかって、あのままじゃ、どんなスポ ーツもできなくなっちまう」「それはダメです!!確かに小さいのに、あんなにスゴイ球を投げるんだから、そりゃそうか。

私、担任失格ですね」「いや、あまが、おかしいんですよ、もちろんいい意味で、それに詳しくないんだから知らなくて当り前ですよ。

それにあまは担任の先生好きって言ってましたよ、100点満点じゃないと好きなんて言いませんよ」「ほんとですか!!人から教えて貰えるって嬉しいものですね」「これからもよろしくお願いします。

それで、これからの人生や体の事を1番に考えて決して無茶させないようにするんで、許して貰えませんか。

」「そうですね、私もあまくんが好きな野球をできなくなる所なんて見たくないので、よろしくお願いします」「よっっしゃー!!あっすんません」「いえいえ、だけど、いくらスゴイ球を投げるからって、まだ1年生な事には変わらないんですから遅くなって夜道 を1人帰しちゃだめですよー!

」「モチロンっす、キチンと送ります」「また何か手伝える事があれば、言って下さい。

あまくんが先徒達の前で投げた時の観声すごかったので、また聞きたいです」「何百倍もスゴイの期体してて下さい、ほんっとありがとうございます、さっそくあまに伝えてきます!!失礼しゃす」ガラガラーピシャン「送って貰える人が居るってあまくん良いな~。

ちょっとカッコよかったし、バカっぽいけど」

「おばあちゃんただいま~」「お帰りあまご飯の用意できとるよ」コンッコンッコンッ」「スンマセン、オカダっす!

」オカタさんだ、どうしたんだろう「開いてるよ~」ガラガラー「よっあま、おはよ」「おはよう」「おばさん昨日はごちそう様でした」「こちらこそ、今日も食べてきな」「そうだよ、一緒に食べようよ」「2日続けてお邪魔しちゃっていいんすか!!」「じゃまなんかじゃないよ~」「いつでもどうぞ~」「んじゃ、えんりょなく、頂きます!!お邪魔します」「だから邪魔なんかじゃないよ~」「ありがとな、あま」 今日のご飯もいつも通りだ「あっおばさん、これ昨日のお礼につまんない物っすけど」「どうして、つまらない物を選んだの~?」「渡す時はそう言う物なんだよ」「変なの~自信の物ですのが嬉しいじゃん」「たしかにな」「ありがとね~」 「よしっそれじゃあ」「「「いただきます」」」「くぅーやっぱ、ばあさんの飯はうめえなぁ」「ねっこの炊き加減にどうして学校はしないんだろう」「しないんじゃなくてできないんじゃないか」「え!!どうして?」「ばあさんの力ってもんよ」「ホホホッ」 やっぱり皆で食べるご飯は嬉しいな、毎日続けばいいのに。

「あま、今日来た理由なんだがな」「理由なんかなくたって、いつでもおいでよ」「おお、ありがとな、ばあさんのごちそう食べたいし来るよ。

それでな今日担任の先生に会って話してきたんだ」「もう行ってきたの早いね」「俺は何でも早いんだよ。

そんでな、学校はあまが野球チームに入るの応援してくれるってさ」「ほんと!

にいいの!

」「ああ、もちろん。

だけど 1つだけ問題があってな、あまは今年から小学生になった訳だろ。

もしウチのチームに入ると毎日、練習しな きゃいけない訳だ」「楽しそうだねぇ~」「練習が楽しいってのは最高な事だ、だけどだ、毎日って事は、今遊んでる友達と遊んだり、ウチのチームは学校から家と反対だから、皆と一緒に帰れなくなる」「はっ・・」」たえちゃん。

そらくんも。

「そうなんだよ、せっかくできた友達と会える時間は減ってしまう。

だけどそれ以外の事は何も気 にしなくていい。

バットもユニフォームも帰りも送ってく。

そして何よりも絶対にプロにする」どうしよう頑張りたいし、試合もしてみたいけど、たえちゃんと帰れなくなっちゃう。

「少し考えてもいいかな。

」おう、もちろんだ、あまの人生だからな、だけどこれだけは約束してくれ、しばらく全力でボールを投げるのは禁止だ」「え。

どうして? 練習頑ばらないと、それに毎日してるから止めたら気持ち悪くなっちゃうよ」「頑ばりすぎなんだよ、あのな、まだ体が、できあがってないのに、あんだけ投げてりゃ肩がイカレちまうって話だ。

野球できなくなるのは嫌か?」「ヤダ!!」「だったら休ませな」「でも頑ばらないと」「休ませるのを頑ばるんだよ」「休ませるの を頑ばる...」「あぁそうだ、プロ選手でも先発で毎日投げてる奴いねえだろ」「あ、、そうだ。

」「だろ、次の日までに、どれだけ休ませれるか回復するかが大切なんだよ。

どうしても頑ばいた

いなら、肩に気を付けながら、体に気を付けて走りな。

」「球を投げるのに走るの?」「投げるのに足使うだろ」「たしかに。

カントクは物知りだね」「まあな、だから任しとけ、あまの人生でもあるけど、一緒にやるからには俺の人生にもなんだ。

もっと勉強しておくよ。

うん「よしっ買ってきたまんじゅう食べっか」「まんじゅう!!初めて食べるよ、あれだよね。

もちもち~って双だ よね」「そうだ、ばあさん台所借りんぜ、カントクは、緑色のまるいのを、お皿に入れて持ってきた、用意も早い。

「ほらっあまも、ばあさんはノドつまらせんなよ」「いただきます」一口かじり、お皿に戻そうとすると、おモチは伸びて、口から離れずに、どうしていいか分からず固まってしまった。

「わはははは、すすれ、すすれ、あま、」「ふふえっえ、ふええっえ?

」「吸え!吸えw」何とかして口から離せた。

もっちもちだ!!「おいしいねぇ~」「だろ~」どうしてこれが、つまらない物なんだい」「だから、そう言う物なんだよ、いっぱい食べな」「フガッガッガ」「えっ?」驚いて、おばあちゃんの方を見ると、手に持っている噛んだ、おモチに入れ歯が、取れて引っついている「うわっはっはっはっは!

ばあさん最高だ......」「フガッフガッ」おばあちゃんもツボに入って笑い苦しそうだ。

楽しいなぁ~。

明日チームの事たえちゃんと、そらくんに想談してみよう。

ガラガラー「おばあちゃん行ってきまーす」「行ってらっしゃい、あま、気を付けての~」「あま、おはよう」「たえちゃん!!おはよう今日も可愛いいねえ」「ありがと、行こっ」「うん。

」そらくんは反対の家だから学校で話そうっと。

「たえちゃんあのね」「どうしたの?」「僕ね、野球のチームに入るか迷ってるんだ」入ればいいじゃない、悩めるなんて贅沢よ」「うん、そうなんだけどね、ただ練習が毎日あって、その場所が家と反対方向なんだ」 「それで?」「帰らずに練習に行くから、たえちゃんと帰れなくなっちゃうんだ。

」「あんた、そんな事で悩んでんの?」「うん、だって一緒に帰るのは僕にとって1番2番目に大切な事なんだ。

」「もう1つは何なの?」「もちろん一緒に学校に行ってる今だよ!」」「あんたは変わんないねえ。

じゃあ1番目は、変わらず守ったげるから、練習行ってきなさい。

」「たえちゃんは淋しくないの?」「私も朝、会えるから平気よ、それに覚えてるか知らないけど、頑ばってる人が好きなの」「もっちろん、覚えてるよ。

あの日から今日まで、ずっと頑ばってる!!だけどカントクに、頑ばりすぎだから体休めないとダメって言われちゃった。

」「何それ」「まだ体が大きくなる前なのに投げすぎたらダメなんだって」 「ウソッ知らなかったごめんね」「たえちゃんは悪くないよ」「そしたら体の事を1番に考えて頑ばってる人が好き」「休む事を頑ばれって教えて貰えたから、大丈夫だよ。

好きって言って貰えるのは嬉しいけど」「あまのバカ」 たえちゃんも先生も応援してくれてよかった。

後はそらくんだ。

ガラガラー 「皆おはようご「おはよ」「あまくん、たえちゃんおはよう」「そらおはよう」「そらくん、おはよーあのね想談があるんだけど、この前の大人の人にね、野球チームに誘われて、入ろうと思ってるんだけどね、練習が毎日あるらしくて、チームに入ると今までみたいに遊べなくなっちゃうんだ」「そっか。

」「何よそらもチームに入ればいいじゃない」「はっそうだよ、そらくん、一緒に入ろうよ!

たえちゃんはやっぱり天才だね」「ボクは緊張するし大丈夫だよ。

」「緊張なんて皆するもんよ、気づいたら慣れてるわよ」「うん。

でもいいや、誘ってくれてありがとう。

」「そっか。

分かった。

そらくん にボール取ってもらうと気持ちいいから、また休み時間にしようね」「うん、僕もあまくんと、するの好きだよ」 「うん!いつまでも仲良しがいいな〜」

それから8年経ち、僕達は中学3年生になった。

「あま、後10球で上がろうか」「うん!!」 結局そらくんは、僕の球を、うまく取れる人がチームに居なかった事もあり、家が近かったので最初は、取るのだけ手伝って貰っていたのだが、気付けば、緊張しーのそらくんが皆に指示を出すキャッチャーになっていたのだった。

やっぱり、たえちゃんの言う通りだ。

そんな、たえちゃんは、生徒会長になっていた。

対抗相手の子が、たえちゃんの演説を聞いて涙してしまい、自分の演説中にたえちゃんの演説を褒めちぎり、日本で、いや世界で初めてかもしれない全校生徒の票を集めたのだった。

僕はその姿を見て大統頭になるんじゃないかと。

すぐに日本から出て行ってしまうのでは ないかと心配になったのだが、8年前の入学式と同じく壇上の上から僕にピースをしてくれたので、そんな気持ちは吹き飛んでしまった。

そんな僕は来年はとうとう甲子園だっ!と野球をしている15歳の球児なら思わないとダメな年になった。

だけど、そんな事よりも、僕には大切な事があるんだ。

たえちゃんとのデートをかけた大1番が。

「よーし今日は、ボウズにする前に髪の毛を犬の形に沸るよー!

」「キャー!

」 またやってる。

「また初まったよ、そらくん。

」「まぁ時代だし、仕方ないじゃん。

」「本当にプロ野球選手になるのに、あんな事するのが必要なの?」 「あまはスマホ使わないから、理解するのは難しいだろうね。

」時代が変わり、入場料のチケット代だけではなく、ファンの人が、インターネットで選手に投げ銭をする物だから、球団も乗っかった結果が、ドラフトを選ぶ基準にネットでの人気が影響する時代になってしまったのだった。

「そらくんも、インターネットしてるの?」「インターネットじゃなくて人気を集めたりするのはSNSって言うんだよ。

してるけど、家に居てる犬の成長記録を、ついでに上げてるだけで、わざわざ撮らないよ」「あ、トゲがある。

そらくんだ」「野球選手だからね」「だよね・・・だけど皆 が、あんなに頑ばってるのを見てると不安になってくるよ、僕もした方がいいのかな。

」「あれ、あま知らないのか、あまは中学生の中で1番フォロワーが多くて人気だぞ」「それ僕じゃないよ、インターネットした事ないもん」「だからSNSな、そこで見てる子達が作ったんだろ」「うぞ!!ほんと!?」「ビクン・・・コクン コクンコクン」 え~知らなかったよ教えくれてもいいじゃないか~」「あまが喋るなって言ったから話しかけれなかったんだろ」「集中さしてって頼んだだけだよ~」初めはよかったのだが、人数が増えて、1球投げる度ににキャーキャー言われて、さすがに参ってしまった。

「同じ事だよ、でも勝手にしてくれんだから1番対率良くて、賢しいと思うよ・・・何もしてなくて1位なんてラッキーじゃん」「1位って言われても分かん ないよ見た事ないし。

」「うちのケン(犬)が2位でフォロワーがあまの半分だよ」「犬の2倍って何だかな...」「うちのケンがスゴすぎるんだよ、それにプロになって生きてくんだから、あって困る事なんて何もないよ」「皆に見られてるって思うと気にならない?」「将来テレビの中で野球すんのにか?」 「あっ・・そうだよね。

皆ありがとね」「・・・パアァ、きゃっきゃっ」本当徹底して喋んなくておもしろいな」「ありがたいよ、だけど何で僕が人気なの?」「そりゃー中学でこんな球投げてりゃ、当り前だよ」 「そうなんだ、だけどもう高校生だから、中学レベルじゃダメなんだよ」「今の体で出せる最高は出てるから頑ばらないと病は出さなくていいよ、もう明日だけど何言うか、決めたの?」「そそそ、そらくん!

その話は内緒って話したじゃないか?」「こんだけだと何話してるか分かんないよ、早く病気から解放されてきな」「も~。

」 「よし、あがろうか。」そう明日は中学校の卒業式。人生で最初で最後の勝負の日だ。

チュンチュンチュン、ガチャ「おばあちゃんおはよ」「おはようあま、時間がたつのは早いね~ おめでとう」「帰ってきてから言うもんじゃないの?でもありがとう」どうしよう人生でこんなにキンチョウするのは初めてだ。

もしうまく行かなかったら、二度と会えなくなるのかな。

それだけは嫌だな。

「あま」「ん?どうしたのおばあちゃん」「何をするにしても自信を持って生きなさい。

自分が誰よりも頑ばってるのは知ってるんだから、自分が1番の味方で居てあげなさい」「おばあちゃん・・・うん!!そうだね」「待ってるから頑ばってらっしゃい」「うん!!行ってきます」ガラガラー「あまおはよー」「たえちゃんおはよう髪の毛もすごく可愛いね」「そうでしょーママに卒業式用にして貰ったんだ、行こ!!」「うん!」」 8年間。

毎日、たえちゃんと歩いてきた日々も、もうおしまいだ。

「時間たつのって、あっっとゆー間よね、もう8年だって!!信じられる?」「本当に早いよね、嬉しいのやら 淋しいのやら、こんなに早く、高校生も終わっちゃうのかな」「大人になるにつれて、もっと早くなるって皆言うもんね、

全然時間たりないっての!!」「ほんとにねたえちゃん今日は一緒に帰ってもいいかな?」「今日はさすがのあまも帰って練習いかないの?」「ううん、行くけど、せっかくだから1回帰って明るい時間におばあちゃんと写真撮ろうかなって」「なるほどね、卒業式ぐらい休めばいいのに」「体動かさないと落ち着かないからね」「あ、ダイエット中の女子を敵に回す発現だ」「そらくんがダイエット中の女は気を付けろって言ってたよ」「気をつけなきゃいけないのに敵に回しちゃったじゃん」「女の子って難しいね~」「人口の半分は女だからこれから大変ね」 「ほんとだよ~」異性を制する者は世界を制する!!そんなバカな事を考えていると学校に着いた。

そして卒業式が終わり校庭での記念撮影。

「そらくん泣きすぎだよ~」「いいじゃんか、なんで1番泣きそうな、あまが泣かねーんだよ。

」「僕は昔、沢山泣いたからね~」泣き虫は◯歳で卒業したのだ「あっ居た居た、皆卒業おめでと~◯◯先生!! それに監督も、どうしたの」「そりゃー私の初めて受けもった子達だもの見届けなきゃ、感慨深いじゃない」 「あのチビスケ共が働ける年だなんて笑っちまうよ、おめでと」「「「ありがとう」」」って言いながら、体の良いデート理由探してただけなんじゃないの~?」「バッッカおめ一中坊が大人をからかうな」「もう卒業したもんね」「「「ねー」」」「皆で写真撮ろうよ」そうして無事、僕達は卒業式を 終え帰路についた。

「終わっちゃったわね~」「淋しいのもあるけど、皆にも会えたし楽しかったね」 「◯◯先生が来るとは思わなかったわよ、それにしても、そらが泣くなんてビックリよね小学校の卒業式は泣いてなかったのに」「中学生になってもメンバーは変わらないけど高校は皆バラけちゃうから、お別れ感が強いんだって」「なるほどねー家は皆近いけど、あまとそらは遠くに野球しに行っちゃうからね」「それも関係あるかもね」僕とそらくんは、同じ高校で 推薦入学で入る事に決まっていたのだった「ずっと同じ学校だったけど今日でおしまいかー」「うん、それでね、たえちゃん」「どうしたの?」「高校に入ってもそらくんとバッテリーを組んで、誰にも打たれない様に。

1年間1点も取られなかったらその時は、僕と結婚して下さい」「あ、あ、あんたね、そうゆうのは時はまず付き合って下さいから始めるもんなのよ」「分かってるよ、だけど僕は、何回、人生をやり直しても、たえちゃんの事しか好きにならない。

だから早い方が嬉しいなってデートもしたいし。

」「あのね、あま、女の子は16歳で結婚できるけど男の子は18歳にならないとできないのよ」「えええー!!うそだ・・・」 「嘘つかないわよ。

」「10年も我慢したのに...」「ほんと昔から変わらないわね、だけど他の人を好きにならないってのは私も同じよ、婚姻届けは、出せないかも知れないけど、こちらこそよろしくお願いします」「え?」「だからデートしよって事よ」「...うそ。

ヤッター!!!!」「大きい声出しすぎよ」「だって人生で1番嬉しいんだもん、世界で1番辛せだよ僕は。」「これからもよろしくね」「うん!!」こんなにも幸せな事があってもいいのだろうか、今まで

おばあちゃんと二人だった家族が増えるんだ。

「たえちゃんの家族に挨拶しなきゃ。

」「18歳になったらでいいわよ、ビックリして腰抜かしちゃうわよ」「そっかーウチのおばあちゃんには言ってもいい?」「別に良いわよ、隠したいんじゃなくて、ビックリさせたくないだけだから」「そしたら家に寄っていってよ、 写真撮るのも手伝って欲しいんだ」「もちろん、おばさまとも家族になれるなんて嬉しいな」 ついに9年続いた、たえちゃんとの登下校も終わってしまった。

だけど、デートまで後一歩の僕は最強だ!

ガラガラー「ただいま」「お帰りあま、おめでとう、あら、たえちゃん、たえちゃんもおめでとうね」「ありがとうおばさま」「あのね、おばあちゃん、たえちゃんと結婚する事になったんだ!」「あらまぁ、こんな可愛い子が孫娘に来てくれるなんて私は幸せだよ。

二人共おめでとう。

」「「ありがとう」」「あまは頑ばり屋さんだけど、弱い部分もあるから支えてやっておくれ」「もう大丈夫だよ~」「任して下さい」そして3人で写真を撮り合い、たえちゃんは帰っていった。

「おばあちゃん、僕もお昼食べたら練習行ってくるね」「気をつけてね それにしてもあまが結婚してくれて、ばぁは安心じゃよ」「人生で1番緊張したよ~」「後は曾孫じゃな」 「子供ってどうしたらできるの?」「今度たえちゃんに相談してごらん」「分かった!そしたら行ってくるね、ごちそうさまでした」確信犯爆弾ばあさんであった。

「皆おはよ」「「「おはよー」」」「こんな日まで練習なんてホント俺達野球バカだよな」「ははは違いねえ」「っっであまどうだったんだよ。

」「ひひひっそらくん」そう言って僕は満面の笑顔でピースをした。

「お!!おめでとう、じゃあ病気とも後1年でおサラバだな」「二人共、何の話しだよ」 「あぁ、あまな結婚すんだよ」「気が早いよそらくん」ニタニタ「はあー!!!結婚!!」「結婚ってあれか、何しても許されちまう、あの結婚か」「よく分かんないけど、あの結婚だよ~」「あま、おめえ女の手すら握った事すらねーって 言ってたじゃねえか」「握った事なくても結婚はできるんだよ~」「何だよそれ。

ってかその緩みまくった顔どうにかしろ」「「「www」」」「っで後1年ってのは」「頑ばった証明として1年間1点も取られなかったら結婚らしい」「普通に 甲子園、優勝で良いじゃねーか」「ちょうど16歳の誕生日まで投げ切りたいんだと」「なるほどな、まあ、あまなら楽勝だな、そうゆう事なら、卒業と結婚パーティーもしようぜ」「結婚パーティーなんてあんのかよ」「俺ら15歳だぞ知らねーよ」「ちがいねぇ」「「「www」」」「なんにせよ、おめでとー」「「「おめでと」」」「ありがとう幸せ者だよ僕は」本当に僕は幸せ者だ。

1人ぼっちで何年も壁当てしていたのが嘘かのように、恵まれている。

大好きな、たえちゃんに、仲良しなチームメイト、優しい大人達、生きててよかった。

そして今日は高校の形だけの面接が終わり、1人で、たえちゃんへの婚約指輪を買いに出かけていたのだった。

あまり高いのは買えなかったけど、たえちゃんに似合いそうな双を見つけられて、よかったな。

喜こんでくれるかなたえちゃん。

喜んでくれたら嬉しいな。

それにしても、女の子への プレゼントなんて初めて選ぶから迷いすぎて遅くなっちゃったよ。

帰って走る時間あるかな。

その時のボクは、プレゼントを買えた事で浮き足だっていたのかもしれない。

「キキーップーーー!

」日が完全に沈んだ。

その時見通しの悪い道路で。

僕は入学式の日に初めて写真を撮った初めてのフラッシュを思い出した。

「ドンッ!

」→

「望月投手!!史上初の決勝戦でのノーヒットノーラン達成だ!」 「ニヤッ」

「あ!あまっ」「あまっ」「あま!」」全身が焼ける様に痛い」「あれ、夢か。

たえちゃん?

」「あま!!よかったカントク!!先生!」「おう」ガラガラー。

今カントクが走って部屋から出て行ったような。

「あま、大丈夫?」「ここどこ?」「病院よ」「どうして?」ガラガラー。

監督が部屋に入ってきた、やっぱりさっきのは監督だったんだ。

「あま大丈夫か?」「全身痛いよ」「今先生くるから、もうちょっと待ってな」ガラガラー「先生!全身痛えみたいっす」「分かりました 薬の量を増やします。

頭も痛いかな?」「痛いですけど体よりはマシです」「分かった、眠たくなるかも知れないから、眠たくなったら眠りなさい」「はい......」「絶対安静で、お願いします。

何か少しでも、違和感があれば、すぐに呼んで下さい」「分かりました。

ありがとうございます」「では」ガラガラー「僕どうしちゃったの?」 「事故だよ、車と、当たったんだ。

」「そっか......腕動かないや、甲子園までには治るかな監督」「あのな、 あま」「監督!!安静にって」「嘘つけっかよ!

ま、人生は野球だけじゃねーんだ。

あま、肩な、二度とスポーツできねぇらしい」」「え?」これは一体何のサプライズなんだろう。

「もう投げれねぇんだよ。

」 「うそ。

」世界はまたしても、まっ暗になった。

「どうして。

1○年も投げ続けて、1番大事な今なんだよ」「あま・・・」「どうして事故になったの?」「スマホを見ててブレーキを踏むのが遅れたらしい」「人の夢を奪っても許される用な、大切な事なのスマホって」「・・・な」「それとな、もう1つ、辛い事を続けて言いたくないんだけどさ」「これ以上、なんて何もないよ」「ばあさんが危ねぇ状態なんだ」「は?

」 「今◯◯先生に付いて貰ってるけど、やばいらしい。

」「嘘つかないでよ、朝元気だったよ」「おめえ3日も意識戻さなかったんだよ」「ほんとに危ないの?」「あぁ」「そばに居てあげなきゃ!

」「ダメだ!!」「なんで!!」 「大きい声出すな、絶対安静って言われたろ、先生には動いてもよくなったら教えてくれって頼ん でるから今は休め。

」「今って今行かなきゃ、いつ行くんだよ!

」「んなこたぁ分かってるよ、けど頭に何かあって後遺症でも残ってみろ、俺が、ばあさんに殺されるよ」「そしたら監督だけでも、そばに居てあげてよ」「絶対に動かねえって約束すっか?」「うん」「分かった、たえ頼んだぞ」 ガラガラー「たえちゃん。

ごめんね」「あまは何も悪い事してないじゃない」「育ててくれた人が。

1番、そばに居て欲しい時に、駆けつけてあげれないなんて、悪い事してないのに、そんな酷い事起こるもんか。

」「あまは 悪くないから自分を功めないで。

」「たえちゃんもおばあちゃんのそばに居て上げてくれないかな。

」「あまは平気なの?」「薬もきいてきたし平気だよ」「分かった、無理しちゃダメよ」「うん」ガラガラー。

バサァふざけんな。

産んでくれた母親にさえ捨てられた、僕を見捨てないで、何年も何十年も育ててくれた、1人の家族が1番苦しんでる時に放っておけるか、ガラガラー。

「痛っ」後遺症が何だ!! まだおばあちゃんに100分の1も助けて貰った事を返せてない、このまま一生バイバイで良い訳がないだろう!! 「くうぅ。

」痛い。

痛いけど、ばあちゃんは、もっと痛いはずだ。

「あ!!望月さん、動いたらダメです!!先生!!」「くっっそー!!はなせーたった1人の家族なんだ!行かしてくれよ。

」「ダメだ!!君鎮静剤を!!」「はいっ!

」 「はなせ!後悔したくないんだ!!」「すまない。

すまない...」突然、まぶたがバットのように重たくなった。

「イヤだ!!そばに居てやれないで、何が家族だ!」「君!

もう1本」「ハイッ」全身に力を込めて、抗がっているのに、僕の意識は、そこで終わってしまった。

目が覚めると、皆が居た。

「あま大丈夫か?」「おばあちゃんは?」力なく顔を横に振る監督を見て、僕の体から、とても大きな何かが抜け落ちた。

「皆ありがとう、どこも痛くないから、帰って大丈夫だよ、ありがとうね」「心配だから、もう少し居るよ」「ごめん!!一人にして貰ってもいいかな」「そうだな、すまねえ何かあったらすぐ呼べよ」「あま!!皆居るからね、1人じゃないからね!!」「ありがとう、たえちゃん」ガラガラー何が起こったのか、気持ちも頭も全然追いついていなかった。

ここは病院で、家に帰ったら・・・。

家に帰っても誰も待ってくれてないんだ。

「おばあゃん。

」15歳で天涯孤独の身か・・・最後に会いたかったな。

僕が自故なんかに合わなければ。

「くっそ。

」そしてもうボールを二度投げられない、◯オから、ずっとずっと投げ続けてきた野球ができなくなるなんて、僕はこれから何をしたらいいんだろう。

何もしたくないや。

ボールが投げられないって事はたえちゃんとの約束も守れないんだ。

「何も残ってないじゃないか。

辛いな」口に出して見て改ためて身にしみる、僕には何があるのだろう、 たった1日で全てを専われた。

元から何もなく壁当てをしてた時に戻るだけだ、ボールは投げられないけど。

そう考えようとしても、元々何もなかったのと、あったのが失なわれるのでは、こんなにも辛さが違うなんて思いもしなかった。

「轢かれて死んでればよかったのかな」家族を失う事が こんなにもキツいものだなんて。

コンコンッ。

誰だろうガラガラー「入るわよあま、少しでいいから話しさせて欲しいの」「たえちゃん。

」「少しは落ちついた?」「たえちゃん約束守れなくなったや、ごめんね」「約束ってプロポーズ?」「うん」「あまは1点も取られなければって言ったじゃない、投げないんなら打たれようがないわよ」「そうゆう意味で言ったんじゃないよ、キチンと投げ切って申し園も優勝して、そうじゃないと頑ばったって証明が」「あんたね!!そんな事言って自分は1人ぼっちだって思ってるんじゃないでしょうね」「だってそうじゃないか」「そんな紙きれ1枚気にする人は嫌いよ!この前、私もあんたの事以外好きにならないって言ったでしょ!!それにそんなに簡単に諦らめれる話しだったの!」「諦めたくないよ、デートするってずっと僕の夢だったんだ」「だったら弱音を吐くな!!それに誰よりも、世界で1番頑ばったって自分が分かってるんじゃないの、その事1番近くで私は見てきたつもりよ!!証明なんて10年も見てきたからいらないわよ!!」「ふふ」僕はビックリした「な、なによ」「たえちゃんがおばあちゃんと同じ事言ってる」「そうなの?」「うん!おかげで元気でたよ、ありがとう」「なら良かったわよ」「本当にいつもいつもありがとうね、もう日が沈んじゅうから心配になるし、そろそろ。

」「うん、けど、まだ言いに来た事言ってないのよ」「もう嫌な話は懲り懲りだよ」「違うわよ、あんた、ずっと我慢して泣いてないでしょ」「泣き虫にならないって昔決めたからね」「そんな事と思ってたわよ、あのね!

泣かないといけない時に泣くのは泣き虫なんかじゃないのよ!」「そうなの?」「そうよ大切な人がいなくなっちゃったんだもの沢山泣きな。

泣いた分だけ強くなれるわよ。

」ガマンの限界にずっと居たのだった。

大好きなおばあちゃんに二度と会えないんだ。

「ああああぁぁー」「ホントバカね、だけどそうゆう所が好きよ」泣き疲れて倒れる様に寝てしまい、起きた時には明るくなっていた。

「よっ。

おはよ」「監督、たえちゃんは?」「夜の間に帰ったよ、落ち着いたか?」「うん、まだボンヤリするけど」「薬のせいと泣きつかれたんだろ、これ飲めよ」「泣いてないよ、ありがとう」「目の下に涙の跡ついてるし目腫れてんぞ」「うそ!

」「泣くのが当り前だから良いんだよ、そんでな大事な話ししに来たんだが」「もう悪い話は勘弁してよ。

」「ちげーよ、あのさ、あま、おめえ俺の息子になれよ」「は?」「容姿って分かるか?」「分かるけど、無理しなくていいよ 僕は1人で平気だよ」「平気って言っても、色々と面倒だろ、学校でも聞かれたり、それによ無理して1人で居る必要なんてねーよ。

」「監督結婚もまだだし、子供なんていたら、もっとできなくなるよ」「うるせーお世話だよって言いてえ所なんだけど、実は○○先生と結婚しようと考えてんだ」「誰が誰と。

」 だから、あまの元担任と俺がだよ」「なら尚更、邪魔しちゃ悪いよ、それにしてもおめでとう」「ありがとう、今先生とな、出会ったキッカケを作ってくれたのは、あまのおかげだろ」「キューピットだねー」「おう、それでおめえの話よくすんだけどは、目の前で言いたかねぇけど、あまみたいな子供欲しいなってよく話してんだよ、それで今回の事があったから話してみたら、先生も同じ事考えてたよ。

」「ほんとに?」「ああ、つってもあまも、もう16歳だ、まだ、16歳かもしんねーけど18になりゃたえと結婚すんだろ?」「するつもりだよ」「言い切れよ男なんだからよ、だから、たった2年かもだけど、それでも1人で過ごすより人数なんて多い方が楽しいんだ、一緒に暮らそうぜ。

」「監督とご飯食べるの僕も楽しいよ!!でも」「でももへったくれもねーよ、一緒にやるからには、あまの人生も俺の人生つったろ」「もう投げれないよ」「関係ねえよ、あの日から、ばあさんに何かあったら、責任取るって決めてんだ、それにたえとの結婚式に親族居た方が諦まんだろ」「それはそうだけど、お金はどうするのさ」「あ~あのなあま、もしかしたら嫌な話しかもしんねぇんだけどよ」「もう暴れ回りたくないよ。

」「あ、その約束破ったのは後で怒るからな」「げっ。

言わなきゃよかった、放っておく方がおかしいから許してよ、それで話しって?」「あぁ、あまさ昔グローブも買えなかったんだろ」「そうだよ」「あんな、ばあさんな、あまが大学に行けるぐらい貯金してたみてぇなんだ」「うそだ。

」 「何か買ってって頼んだ事は?」「ないよ、頼んでも無理と思ってたし」「頼んでたら買えてたかもしんねぇな。

」 「うっそだ。

あっボロボロのグローブお古でプレゼントしてくれたから、間違えてるよ」 「そうなのか、そんじゃあ、あれだ貯金してたの忘れてたんだ」「それはありえるね、は、は、は、嫌とか通りこして、何が何だか分かんないよ」「まぁだから金の心配はすんな、失くたって出すつもりで俺も万が一の時の為に貯めてたから、子供は子供らしく、いときな。

」「それは悪いよ」「家族なんだから良いんだよ、で、どうすんだ」「もしそうなったら嬉しいよ楽しいだろうし、だけど急すぎてついてけないから 少し考えさせてよ」「頭打ったから回んねぇんだろ。

」「事故した人に言う事じゃないよ。

」「こんな父親で良かったら、良い返事待ってるよ、んじゃ帰るよ、何かいるもんねーか?」「大丈夫、ありがとう」 「何かあったらすぐ呼ベよ、またな」「気をつけてね」ガラガラーたえちゃんと結婚。

監督と先生

と家族になる。

何も残ってないなんて僕は本物のバカだ。

それにおばあちゃんはいなくなったかもしれないけど、おばあちゃんとの思い出と言葉は僕の中に残ってるんだ。

「何をするにも自信を持って。

か」本当に壁当てから初まってボールしか投げてこなかったから、何ができるんだろう。

沢山貰った。

あの頃は何もなくて、そんな僕は人に恵まれて、幸せを沢山教えて貰った。

あの時みたいに何の為に生きているか分からない子は僕以外にも居るのかな。

世界は広いんだ、いない訳がないか。

「皆の痛み?

を失くしてあげれたら良いな」あげられたら良い、なんかじゃない「世界を平和にしてみせる!!」


→2部へ続く

第二部は母に微妙と言われて

まだ変えていないのですが

また続きも見て欲しいです

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