【プロットタイプ】嫉妬とか良くないよ
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
なんやかんや言うの、根底にあるのは嫉妬だと思うんですよ。
鏡花と共にテレビを見る。鏡花はぺったりと床に臀を着いて、アイスクリームを食べている。それに倣ってか、食べ放題の紹介。登場する物はアイス、パンケーキ、綿飴、パフェ、等々、どれも女性が好きそうな物を女性が嬉しそうに食べる。
其れを鏡花はただ黙って見詰めていた。眉間に皺が寄る。非常に忌々しい物を見る視線だった。
翌日、鏡花と共に諭羅と会う。目的地は何時も利用している純喫茶で、鏡花は気に入りのケーキを黙って口に運んでいる。
「女子って甘いもの、好きだよね」
諭羅が張り付いた笑顔でそう問い掛ける。きっと何の気なしに振ったつもりなのだろう。其れに対し、鏡花の眉が動いた。
「ま、そうだね。大体の人は好きなんじゃない? 例外も居ると思うけど」
冷ややかな声だった。あまり会話を続けたく無さそうな声だった。其れを悟ってか、諭羅も僅かにあべこべに眉を傾けて、話題を切り替えようと口を開く。
「私も好き。でも元を取る為ならば、そればかり食べないよ。そんなに食べられない」
しかし先に口を開いたのは、鏡花だった。其れに諭羅は酷く困惑した。今の話題を続けた事、自分が話をする前に口を開いた事、また、提供された話題の関連性が見えない事に由来するだろう。
だから助け舟を出す為に、少し釘を刺すことにした。
「鏡花。話の筋が見えない」
「……あぁ、なんて言うかな……。うー……」
其れから口篭った後に、また口を開く。すると昨日や今日の不可解な鏡花の話が少しづつ分かってきた。
昨日の食べ放題を見て、あのままでは元が取れないと思った事。私もあれぐらい食べたいと思った事。けれどもとても胃が受け付けられないと言うこと。
其れを聞いていた諭羅の口角が、段々と上がっていく。普段は振り回される側のせいか、からかいのネタが集められて喜んでいるらしい。
「嫉妬してるの?」
そうかも知れない。相手が何を食べようが、元を取ろうが取るまいが、此方には何ら痛手ではないのだから。
「……」
「自分には出来ないこと、サラッとしてるから」
「……」
モンブランを食べて胃もたれし、空腹に甘味を入れたら腹を下すからな。
「嫉妬とか良くないよ」
「楽しんでるでしょ、ゆらりぃ……」
その返答に諭羅はますます笑みを深めるだけに留まった。けれども諭羅の言う通り、恐らくは嫉妬なのだろう。自分では出来ない事をやっていたら、行き場のない苛立ちをぶつける相手は決まっている。
未来って分からないよね。
来月は仕方ないとして、再来月は大丈夫って思ってんだ。大丈夫じゃなかった。
あのさー、何でこんなに吹っ飛んで行くんだろう。
だから、自分の寿命とか、天変地異とか、本当に突然来るんだろうな。
でもきっと巡り合わせ。宿命からは逃げられない。
そしてやはりユニットバス( •︠-•︡ )
まぁそんな愚痴は置いといて。
私、甘いものがそんなに食べられないんですよ。
好き。大好き。ただ胃が受付ない。
だからね、滅茶苦茶、浴びる程、甘いもの食べてる人見ると、羨ましくて仕方ない( ˙-˙ )
でも其れを認めると苦しいんですよ。
自分が喉から手が出る程のものを、しれっと使われると、やっぱり複雑。
だからなんやかんや言い訳付けて、こうやってグチグチ言っちゃう。
この場合は、
食べ放題なんだから、元取れる様にお菓子ばかり食べないで。
私だってあれぐらい食べたい。
とか、本篇に全く関係ない話。
ただ傍から見ているとただただ滑稽。
的はずれな事言って、勝手にグチグチ言って、イチャモン付ける奴と変わらない。
そう思ってるから、諭羅が揶揄っているんです。
※諭羅って性格良くは無いからね。良い性格はしてるけど。