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神人共存

支離滅裂

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

こんな夢を見ました。


気が付くと、私は石畳の上に立っていた。この場所は前にも来たことがある。前は地蔵関連の小道に寄り道をしてから来たのだけど、今回は確定事項の様に、その場所にいた。神社である。

石造りなせいか灰色の地面。その上に模型のような屋台が軒を連ねている。屋根の色は古びてくすんで使い込まれた色。歴史を感じる。でも一際存在感を放つのはやはり鳥居だった。塗りたてのような真っ赤な赤が、人目を引く。

私は黙ってお辞儀をしてから中に入った。

祭りの場所というのは、来るだけでも結構楽しい。別に飲み食いしなかったとしても、露天の水風船や、淡い浴衣の人々を見るだけでも、非現実感が得られる。

私は結局何も買わなかった。なんだか見ているだけでお腹が一杯になったから。でも型抜きに没頭している人は結構楽しそうだったな。そうして入口付近に戻って来た。

何の出店でもない。迷子センターのような、救護センターのような場所。会議用長机と、パイプ椅子。そこに二人の老人が俯いて座っていた。出番がないのはいい事である。この方達は、忙しくない方が絶対に良い。

私はその隣に佇んでいる一人の女性に目を奪われた。黒い着物を着込み、同色の髪を丁寧に結い上げている。生っ白い手には番傘。日差しを遮る様に肩に凭れる。

「あの」

気が付くと声をかけていた。特に用があった訳では無いのに。勝手に口が動く。女性はそれを受けて、鷹揚に微笑んだ。赤い唇が少しの弧を描く。

「私、人を探しに来た気がするんです。名前は……ええと……」

何故だろう。此処に来た時には、そんな事考えもしなかった筈だ。でも今ではしっかりとその使命を果たすまいと躍起になっている。

色白で漆黒で、深紅の女性。同性から見ても綺麗な女性。見つけ出さければいけないと思った。

「日輪……いいえ……ええと。そうだ!! 言ノ葉!!」

そう、確かそんな名前。私は彼女を探しに来た。目的もなく、辺りを彷徨って居たけれど、私は彼女に会いに来た。

名前を叫んだ途端、社の方から強風が吹き荒れる。髪を掻き乱し、立っているのもやっとな程。頭を守るように手で押さえ付け、懸命に瞼を開くと、女性の姿に変化が訪れた。ツルツルした白の鱗。それが頭部を覆い、漆黒の髪が失せている。傘で隠された目元は鳥居と同じ赤色だった。その姿は、着物に包まった巨大な白蛇。

私は目に入る砂を堪えるよう、目を閉ざし、風に負けない様に絶叫する。

「今日、有難う御座いました!! 楽しかった!! とっても!!」

強風が止む。私を叩き付ける風が無くなった為、恐る恐る瞼を開くと、わたしは鳥居の外にいた。


此処で目が覚める。見慣れた白い天井は何時も通り。夢から覚めたのだ。此処でふと、実感した。あの神様は御礼が言われたかったのだ。きっと、寂しかったのだ。

夢の中の行動って突発的で意味不明じゃないですか。

そんなこんなで、本日見た夢の話。

この女性を見た後に叫んだ名前は、きっと夢と同じだと思います。

強風が吹き荒れたのも、白蛇になったのも夢と同じです。


ちなみに前はふらっと立ち寄った後、モーニング求めて早々後を去りました。

モーニングの内容が酷くて、現実でちゃんと食べました。

美味しかったです。


酷かった夢のモーニング

そもそもメニューの内容と違う。

粉々ゆで卵。焼きそば。


現実ではちゃんとトーストとゆで卵食べました。

トーストふこふこで美味しかったです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 虚構と現実の狭間にあるという鳥居、入るときは真赤だったんですね
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