表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神の失恋  作者: 浅華
1/5

やったー!!!!!!



見切り発進じゃい!!!!!



……うっ…










男に混じって、煙草を吸っていた彼女が


堅物なアイツの些細な一言で煙草をやめた。



あーあー、らしくない恋なんかしちゃって。


そんな風に思ったが特に彼女を止めることをしなかった。



アイツの周りをうろつくようになった君は、


男と見紛う短髪を少しづつ伸ばし始めた。



挙動も心なしか、女っぽくなっていった。



椅子の上に膝を立てて座ることはしなくなったし、


常に死んだような先を見据えていた目は、


アイツを見つめる時だけ、キラキラと光った。



一番仲の良かった俺や、同じ部隊の奴らとも


一緒に過ごすことが少なくなった。



俺たちは寂しさも感じたけれど、


彼女の幸せを皆、静かに祈った。



俺たちといた時とは違う、平和な街のただの娘みたいに、花のような笑顔も増えた。




幸せに、


幸せにおなりよ。




なにも知らない少女みたいに


アイツの腕に抱かれ


戦など、血生臭いものなど、


全て忘れてしまえばいい


なにも知らない少女みたいに



どうか幸せに











評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ