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私立ナゾトキ学園 プレ

作者: 永井伝導郎

昔、友人がゲームを作ろうと言い、そのイメージにと書き下ろしたものです。

まあ、色々とあってボツりましたが、なんか悔しいので、ここに投稿します(笑)

読んでくだされば、望外の喜びです。

ドアが勢いよく開いた。

どうやら正解だったようだ。

それでもドクン、ドクン、と鼓動が高鳴る。

この次の問題は何だ? 焦燥が問題を求める。

息を喘がす。

冷静に成らねばならない時だが、冷静になどなってはいられない。

生き残った全員はお互いの顔を見回す。

どの顔も疲れ果てていた。

これ以上、難問に出会うようなことがないように祈るばかりだ。

ともかく、いつものように窓一つ無い次の部屋を探索する。

彼らには少しのミスも許されない。

正解のある問題を出題され、不合格者は落雷の直撃と同じ一〇万ボルトの電撃にさらされる。

重く巨大な不安が、その背中に伸し掛ってくる。

本来なら、学校で、繁華街で、ゲームセンターでバカなことをやって友達と遊んでいるのが似つかわしい連中ばかりだ。

それだけではない。

このナゾトキ学院が何のために自分たちを、ここに監禁し、脱出をさせようとしているのか? 

脱出した、その先に一体、パラダイスでもあるというのだろうか? 

不安は募るばかりだった。

そんな中、素っ頓狂で場違いな明るくさわやかな声が聞こえる。

「やあ! 君たち! 無事にクリアーできたようだね」

彼らを誘った声だ。声の主はわからないが、全員、殴りたくなる衝動を抑える。

「僕ちゃんからのプレゼントだよ! 受け取ってくれよな!」

天井の隅が開いて、何かが落ちてきた。

当座の食料と水のようだ。

サービス精神旺盛なのか、お菓子まで入っている。

少しだけ、安堵の笑みを浮かべる

「元気になったら、次のナゾを解いてくれよな! じゃあ!」

声は言いたいことだけを言って消えた。

全員、苛立ちを覚えるも、それのはけ口がない。

今いる、生き残りたちに怒鳴りつけるわけには行かない。

彼らは仲間なのだ。

萎縮させて、その才能を半分も出させやしないコトは避けるべきである。

「次へ行こう」

誰かが言った。そう、次にいかなければならないのだ。

歩みは重い。泥炭地を歩いているかのようだ。

歩幅は短くなってくる。疲れもしないのに額に汗がにじむ。

焦燥感が全員の身体を襲ってるにちがいない。

周りを見回す。

ヒントとなりそうなものは発見できなかった。

他のみんなはどうなんだろうか?

不安を拭い消すように、他の面々を見渡した。

全員、疲れているようだった。

この部屋にもタッチパネル形式の答案用紙が壁に掛かっていた。

その後ろは今までのパターンからすると、扉になっているはずだ。

唾液を嚥下させながら、タッチパネルを凝視した。

ここもアルファベットが並んでいる。ローマ字入力で変換させるのだろう。変換キーもある。


あくまで、イメージなので途中しか書いておりません。

こんな感じで進むゲームだったようです。

日の目は見ないだろうなあ~~~~~~~~~~~~~~……

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