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僕は小説が書けない  作者: 白6
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~追憶編~

中学生か高校生のころ2ちゃんねるのアイドルマスターSSだとかやる夫で学ぶシリーズに憧れ、自分も書いてみようと、ウンコSSを書いて投稿した結果、>>2で「ウンコ!」と書かれた記憶がある。それから俺は次から次へとウンコSSを量産し、気付けば「親の前で朗読しろ」とか「脳にウジ虫湧いてますよ」とか「キモヲタって毎日こんな妄想してるの?キショイんじゃカス」といったような心内罵詈雑言の感想を浴びるのが快感になってきて、こういった感想をメモ帳のファイルにまとめて、たまに見返してはニヤニヤするというのが趣味になりつつあった。マジキチ速報に自分の書いたSSが載ってないか調べるのが密かな楽しみだった。


しかしこれではさすがによくないと思った。糞SSとはいえ、クオリティが低くて良いというわけではない。俺の青春のネット時代はフラッシュ全盛期とかMAD全盛期で、クオリティは高いのに内容はウンコというクソみたいなコンテンツが溢れていて、俺はそういったクオリティの高いウンコに憧憬を感じていた。将来は無価値なウンコを作り出せる人間になりたい。そう思っていた。


俺は脚本術を学び始めた。ハリウッドの三幕構成というのはクッソ参考になるのでオススメ。詳細はウィキペディアの記事でタダで見れるゾ(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B9%95%E6%A7%8B%E6%88%90)。修辞技法についても勉強した。倒置法とか、比喩とか、反復とかそういう奴だ。これは佐藤 信夫の「レトリック事典」で勉強した。ちょっとお高いので近所の図書館の禁帯出コーナーで読んだ。ライトノベルの書き方から、童話の書き方まで幅広く勉強した。かつては「いかにして文字数を埋めるか」としか考えてなかった作文や論文の書き方にも手を出した。関係あるかは分からないが「採用されやすい新聞投稿の心得」なども見た。


無駄な完璧主義が落ち着いてきて、もう「読まなくちゃ!」という脅迫観念に駆られるようなHowTo本がなくなってきたとき、ようやく本腰を入れて、執筆しようとしたとき、まるで何も書けなくなっていることに気が付いた。何故か。なんかちょっと恥ずかしくなっちゃったのだ。


今までウンコSSをひたすらに書いてきたけど、それは匿名掲示板での話だったし、登録制のなろう小説はなんか勝手が違った。クッソ恥ずかしい。


イヤァァ~、恥ずかしい!


もう恥ずかしいのでここで投稿する。ペンネームだしええやろ。

今までの連載作品は全部1話でエタってるけど、これは長く連載できそうだゾ(皮肉)

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