設定集 作中用語
ネタバレ注意です。
『人間界』
人間や動物などの生物が住む世界で、別名・地球と言われている。
世界各地には美しい自然があると共に国独特の科学技術や文化が発展している。
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『聖霊界』
人とは異なる存在である神、精霊、魔物、妖怪、幻獣などが住む人間界とは別のもう一つの世界、異世界と言われている。
聖霊界の具体的な広さは未だに判明しておらず、神々が住む国、ドラゴンが住む山など想像を絶する場所があるらしい。
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『聖獣』
聖霊界に住む神、精霊、魔物、妖怪などの住人の総称であり、神に属する存在の場合は聖神と呼ばれている。
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『アーティファクト』
人間と聖獣の絆の証と呼ばれる神器。
契約者である人間の持つ道具と契約聖獣の肉体と魂を一つに融合させる事で誕生する。
アーティファクトは契約媒体や聖獣の性質、または契約者の性質によってその形は多種多様であり、武器になるものから人の役に立つものなどがあり、絆の力によって無限の可能性を秘めている。
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『世界人獣協会』
人間と聖獣の永久の友好を深めるために設立された唯一無二にして世界最大の協会。
アーティファクトの運用や人間と聖獣の付き合い方などの法律を定めている。
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『星桜学園』
日本にある人間と聖獣が通うための国立の高等学園。
中学校を卒業した子供達は必ず星桜学園に入学することが義務付けられており、教育費や生活費を全面的に国が負担してくれる。
日本における聖獣の召喚とアーティファクトの契約は世界人獣協会の監修の元、全て星桜学園が行っている。
生徒の自主性や聖獣との絆を深めるために天聖学園は全寮制で一年の大半を学園で過ごすことになる。
星桜学園は北海道・東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州の各地方に合計八つの学校があり、それぞれの地方によって文化や風習などで授業内容などが若干異なる。
更に、星桜学園各校には消耗した聖獣に力を与える『聖霊樹』と呼ばれる聖霊界から取り寄せた特殊な力を持つ樹が植えられている。
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『聖霊狩り』
人間のパートナーである聖獣を狩る者達の総称。
貴重や能力の高い他人と契約している聖獣を奪い、無理やり自分と契約させて強力なアーティファクトを生み出したり、聖獣をコレクションにする人間に高く売ったりするなど、残虐非道な事をする存在である。
聖霊狩りの組織は数多くあり、世界中で聖獣の誘拐事件などが起きている。
聖霊狩りの存在はこの世界に欲望がある限り、消えることはないと言われているほどで、ある意味この世界の悪の代表格ともいえる存在なのだ。
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『気力』
人間の体に宿る生命エネルギーを圧縮して解き放つ事で扱えるエネルギー。
肉体と精神を鍛えることで扱うことが可能。
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『魔力』
森羅万象、万物に宿る自然エネルギーを体に吸収する事で扱えるエネルギー。
気力とは違い、精神を特に鍛えることで扱うことが可能だが、扱いが難しく魔法使いや魔女にしか使えず、魔力は強力な術である『魔法』を発動するために必要なエネルギーである。
また、悪魔や魔族などの邪悪な存在が使用する力でもある。
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『霊力』
人間に宿る魂の力を解放する事で扱えるエネルギー。
気力や魔力とは違い、鍛錬して扱えるものではない。
ほとんどの人間の持つ魂の大きさは決まっているが、時折大きな魂を持つ人間が生まれることがあり、それによって霊力を扱えることが出来る。
ただし、蓮宮一族だけは例外でその血を継いでいる人間の大半は魂が大きく、霊力はとても高い。
霊力は基本幽霊や妖怪などの人の目に映らない異形を見ることが出来るが、使い方によって大きな力を発揮する事が出来る。
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『神力』
世界中に存在する『神』と呼ばれる存在が持つ強大な力。
各々の神の持つ能力や属性によって様々な効果を発揮する。
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『アーティファクト・バトル』
武器タイプのアーティファクトを使って戦う対戦バトル。
アーティファクトの契約が始まってから生まれたスポーツ感覚のバトルで人間界で最も普及しており、世界中で大人気である。
アーティファクト・バトルの参加条件はアーティファクトを使用出来ること、世界人獣協会公式の装飾型結界装置、シールドリングを装備することが必須。
ルールや種目など色々あるが、一番無難なのは一対一のシングルバトルで、選手には予め魔法と現代科学の融合によって作られた『シールドリング』と呼ばれる、選手の体を守る見えない膜のようなシールドを張る装置を使う。
2体2のタッグバトルやバトルロイヤルなど様々なバトルスタイルがあるが、共通勝利条件としてはアーティファクトで相手を攻撃し、相手のシールドリングのシールドポイントをゼロにしたら勝利である。
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『シールドリング』
魔法と現代科学の融合によって作られた銀の腕輪。
装着した選手の体を守る、見えない膜のようなシールドを張る。
そのシールドにはシールドポイントと呼ばれるエネルギーの数値があり、アーティファクトなどの攻撃がシールドに当たるとそのエネルギーが消費される。
互いにシールドポイントは100ポイントと設定されて、先に対戦相手のシールドポイントを消費させて0ポイントにした方が勝者となる。
シールドリングは選手を安全に戦わせることができ、バトルの勝敗を明確に決めることができるのも大きな特徴だ。
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『混血』
古来より人間と聖獣は深い関わりを持っているため、人間と聖獣の間に生まれる存在が世界中数多くいる。
それらを混血と呼び、古来では特に忌み嫌われており、一時期迫害されたこともあった。
現在ではアーティファクトの普及により混血の存在を認められ、世間では気にしていない人間がほとんどだが、混血を認めない人間や聖獣も少なからずいる。
混血の人間は特殊な力を持つ場合が多く、アーティファクト・バトルで登場する事も少なくない。
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『蓮宮一族』
古くから邪悪な存在から人々を守り続けてきた守護者の一族。
霊力の扱いに長けた一族で、様々な霊力の使用法を開発していた。
初代当主『蓮姫』の血を受け継いだ人間の大半は人に比べて膨大な霊力を有している。
本家は大輪の蓮の花が咲き誇る『蓮宮神社』と呼ばれる神社でかなり大きく、天音は蓮宮神社の次期当主である。
そして、数々の功績から『極東の守護者』という異名があり、それは蓮宮一族の誇りでもある。
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『鳴神一族』
先祖が雷神で雷を自由自在に操る事が出きる混血の一族。
御剣一族と同じく衰退はしていっているが、その一族の末裔は全国各地に点在しているといわれている。
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『霊操術』
蓮宮神社に代々受け継がれている霊力を使った術。
生まれつき膨大な霊力を有する蓮宮の人間だからこそ使える秘術で、歴代当主と蓮宮に属する者達によって開発されてきた。
主に戦闘に役立つものが多く、百以上の霊操術が存在する。
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『霊煌紋』
蓮宮神社の当主が受け継ぐことになっている蓮の紋章の刻印。
刻印は体に直接刻まれ、初代から十一代目の当主の全ての霊力と歴代当主が使えるとされる開発した特別な霊操術を使用する事が出来る。
現在では十二代目当主の蓮宮詩音に代わり、蓮宮天音が十三代目当主として継承された。
『霊煌弐式・強化』
蓮宮二代目当主・蓮宮乙音が生み出した霊操術。
術者の身体能力を文字通り一時的に強化することができる。
『霊煌参式・治癒』
蓮宮三代目当主・蓮宮魅音が生み出した霊操術。
生命が負った怪我を治すことができ、また体力や精神力を回復させることができる。
『霊煌肆式・斬撃』
蓮宮四代目当主・蓮宮初音が生み出した霊操術。
刃のある武器に霊力を纏わせて振るうと、霊力が巨大な斬撃となって敵を切り裂くことができる。
『霊煌伍式・刀剣』
蓮宮五代目当主・蓮宮剣音が生み出した霊操術。
霊力で術者の思い描いた武器を作り出して周囲に展開する。
武器に込めた霊力に比例して耐久性が変わり、壊れると元の霊力となって空中に分散する。
『霊煌陸式・結界』
蓮宮六代目当主・蓮宮朱音が生み出した霊操術。
蓮の花の形をした霊力で作り出した強力な盾を形成する。
複数重ねたり、周囲に展開して守りを固めることもできる。
『霊煌漆式・天翔』
蓮宮七代目当主・蓮宮玲音が生み出した霊操術。
背中に霊力で構成した翼を生えさせて鳥のように空を自由自在に飛ぶことができる。
『霊煌捌式・神眼』
蓮宮八代目当主・蓮宮音夜が生み出した霊操術。
視力と視神経の力を高め、あらゆる動きを先読みすることが出来る。
発動している間は瞳には蓮の花の形をした模様と目の周りの皮膚に霊煌紋に似た青白い模様が浮かび上がる。
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