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第四十話 落とし穴


皆リビングにあった机に座っている。


明人も起き、これからについて会議するのだ。



「えーっと、Aランクは、たしか・・・あ、地図で言うとここ。」



レオは地図の何か塔のようなものを指差した。


実古は不思議そうな顔をしている

「ここは何の建物なのぉ?」



「建物みたいだな。」


百合花も淹れたてのコーヒーを皆の前におきながら覗き込む。

一名はオレンジジュースだが(実古)。


「私が説明しますね。ここは、地獄に来た人が載ってるリストや

大事な資料がたくさん保管されている地獄塔っていう所なんですよ。」


「ふーん」


ちゃんと分かってるんですか、明人君



「じゃぁ、ここに行けばAランクにあえるってわけだな!」



「そうなります。」


「伊奈さん物知りだぁー♪」



ガタ・・・・・


いきなりレオが立ち上がる


実古は怒ってしまったのかと思い



「あっあっレオ君も物知りだよぅ?」


慌てて付け足す


レオは苦笑いをする。

「ちがいます。そうじゃなくて、行きますよ?」




・・・・ん?



伊奈以外の全員の頭に『?』マークがうかぶ。




「だから・・・。

今から、いきますよ。地獄塔にね」



「「「「えぇええッ」」」」




+++++++++



「何で・・・こんな早くに・・・・」


うつむきながらとぼとぼ歩く明人。

もう少し休みたかったらしいですな。この様子だと



「ねぇねぇ〜レオ君、地獄塔って近ぃ?」


「うーん・・・近いっていうか、ここなんですよね。」


スイっと指差す。

目の前には確かに塔があったのだ。



「え?え?さっきのアパートから一分も歩いてないぞ?

地図もこんな端っこに塔がのってるし!」


優はあわてて地図を見直す。


「地獄塔はね、とっても重要な所だから地図にも

場所を載せてはいけないきまりなの。」


そういって一歩踏み出した伊奈さんが一瞬で姿を消した。


消した。と言うより正確には穴に落ちたのだ。



「ひゃああああああ!?なんで落とし穴!?」



「い・・・伊奈さん?」


と、また一歩踏み入れたレオも消えた。


「ここにも落とし穴ぁああああああああああああ!?」




「「「「・・・。」」」」


あまりの出来事に声も出ない四人




「ここは通さない。」



透き通った綺麗な声が聞こえてきた、と思ったら

いきなり少女が現れた。



白髪の長い髪をなびかせる少女は続けてこういう



「私はRED。Aランクの一人よ。」


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