第三十ニ話 怒り
「百合花は、アウトだから相手は俺だぜ?オバサン♪」
「オバサンじゃぁないわよ!まだ26よ!?」
そういってオバサ・・・キュウは優に向かってバズーカを向けた。
「何て呼べばいいのさ?」
するとキュウは「う〜ん」と少しうなってから、
「もち、お姉さん♪」
とだけ言って優にバズーカを向けなおした。
その頃にはもう遅く、優はキュウの後ろに回り込んで
左の肩をさした。
「んじゃー、サヨナラお姉さん・・・。」
キュウはその場に倒れた。
「勝った?」
明人が目を輝かせながらいう。
誰もが終わったと思った瞬間、キュウは起き上がり優にバズーカを
うった。
ばぁあぁぁん!!!!
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「優!!!!」
「ずるいよ!倒れたら負けって言ったじゃん!」
明人は、震える体を必死に押さえながらキュウにはなす。
「倒れたんじゃァないよ?」
「自分からたおれたのさ。」
明人は声もでなかった。
―――恐怖。
―――怒り。
「さぁ来な、明人君♪」
(これが大王・・・酷すぎる。)
明人はヨロヨロ立ち上がり、大王の前に立った。
足がガクガクふるえて、今にもなきそうだ。
「ぁぅ・・・・・。」
「・・・やっぱり剣使わなくちゃいけないのかな?」
じっと剣を見つめる明人。
だが、明人は剣を抜かず、その場で・・・
「手加減してください。」
命乞いをした・・・・。
ダサすぎる。主人公これから百合花になりますよ?
百合花人気だし・・・。
でも、キュウはあっさり
「いいよ」
と言っていた。
そしてキュウが明人に向けてバズーカを撃った。
「わぁぁぁぁぁぁあああ!!」
ずがん!ずがん!ずがん!
すばしっこく逃げる明人は、なかなか当たらなかった。
「ハエですか!?」
キュウがまた一発撃った。
その瞬間明人は、一瞬逃げ遅れた。
(当たる―――。)
目をきゅっと瞑った。
・・・が、明人には一向に痛みが来ない。
そぉっと目を開けると、
「百合花!」
ペーちゃんを使って、シールドをだす百合花の姿があった。
「私、守備のが得意みたいだ。」
〜キャラの伝言板〜
明人「そういえば、作者も刃物恐怖症なんだってね!」
作者「ぉぅ。」
百合花「明人ぉ!クローバー☆!野菜きってくれないかぁ!?」
作&明「無理無理無理・・・。」