第十六話 血の海地獄
地獄ロード編です。
てくてく・・・・。
四人は、地獄試練ロードを歩いていた。
「ふにゃ・・・。暑くなってない〜?」
だれだれ状態の実古。
「本当だね。」
あんまり疲れていない明人。
「おい。あそこを見ろ。」
百合花が指を指した先には、
ぐつぐつ・・・
「〈バリバリ〉おぉ。血の海地獄とやらだな。〈ボリボリ〉」
優は、のんきにせんべいを食べている。
ばちぃ!
百合花がせんべいを、はじき飛ばした。
ばらばらばら・・・。
「あぁ〜百合花ちゃぁ〜ん・・・。なにすんのさぁ。」
せんべいを飛ばされて不機嫌の優。
『おい。そんなとこで何をやっている。』
鬼が普通に近寄ってきました。
「え?いやぁ・・そのぉ。」
実古が揺しまくっている。
『ほら。こっちだ。』
無理やり連れて行かれる四人
((あああぁああぁぁあ!!!))
ずりずりずり・・・
ぽーーーい。
「きゃああぁぁああ!」
なんと実古が、血の海地獄に投げ出された。
「実古!!」
明人が、いった瞬間・・・
どぼん。
「ぎゃああぁあ!熱い!熱いって!!!」
パニック状態です。
『次は・・・坊や。』
次に、優が掴まれた。
ぽーーい
「優!!・・・。」
どぼん。
「ふぎゃあぁあぁああぁ!」
優の声が響きわたる。
『ほれ。さっさといくぞ。譲さん!』
「な!?」
ぽーーーい
「う!?うわっ!」
どぼん!
「あっつ!」
『最後は・・・兄さんだね。』
鬼が微笑んだ。
『ホレ。』
ぽーーい
どぼん!!
「うわ!あっつい!」
みんな血の海地獄へ入らされた。
『じゃぁ今から30分な。』
ぐつぐつ・・・。
(優!優!!)
(何だ明人)
(30分我慢して、休憩のときににげよぅ!)
(わかった・・・。)
「あついよぉ〜百合花ぁ!」
百合花に助けを呼ぶ実古。
「我慢しなさい!」
「はぃ」
++++++++
『よし。休憩だ。』
「いくぞ。みんな。」
百合花が先頭で走っていく。
だだだだだ・・・・・・
そして鬼の目を盗んで・・・
逃げた。
「もう大丈夫だよ!」
明人が息を切らしながら皆に言った。
「おぉ!今分かったよぅ!」
実古がなにやら分かったらしい。
「みんなさぁ、入り口に来たときの第一印象は?」
皆、一生懸命に考えている。
読者の皆さんは、覚えていますか?
第一話の十行目ですよ。
そう・・・。
<なんとなくあつかった>
です。
「暑くなかった?」
「うん!・・・」
「そうだな。」
「同感。」
「その暑さって、血の海地獄からきてたんだよぅ!」
実古が自信満々に言った。
「・・・。」
どうでもいいことが分かった一同でした☆
〜キャラの伝言板〜
第十回 三人+実古 +お祝い+
明「わぁ!十回までいったね!」
作「嬉しいかぎりだよ〜」
百「じゃぁ、みんなで・・・」
三人「ありがとう!そしてこれからも
キャラの伝言板をよろしくね!!」
明「では。また次回」
お ま け
実古「私のコーナーにコメントがこなぁい!!
くださぁい!!」