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作者: 青潮

私の上に乗る大きな石を

誰か取り除いてくれないか

あまりに重いのだ

いつからの存在か知らされず


憐れみが芽生えたころ

行儀よく誰かを愛するのは

罰であるという

そのとき既に重かった


苔が生えた程度のもの

されどわが身が恋しい

だんだんと錆びてきて

それがまた重いのだ


もしかしたら昔日のこと

私はこれを予期していたか

いつかの戒めすら

守れぬ己の未熟さよ


涙が錆を喜ばせ

もはや思考すら困難なのだ

口元も固まっていたが

いつ頃からだったか

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