盲目的な少女
何が起きたんだ?
ただ蓮華は手を掲げただけだ。
しかし明らかに何かが学校内で起きた。
僕のクラスは大丈夫なのだろうか?
「あれ?行っちゃうの?」
寂しそうに僕を見ている。
そして僕は見た。
確かに彼女の左手には悪魔が潜んでいる。
それが何かは僕にはわからないが
途轍もなく禍々しい力が渦巻いている。
何をした?キミは一体・・・何をしたんだ!
声を荒げる
僕の感情に同調するかのように左手が疼く
「?変な修君、じゃあ私はこれで」
前と同じように蓮華の周りに闇が広がる。
足元から闇に溶け込んでいく彼女を僕は茫然と見つめていた。
「明日の夜、あの路地裏で待ってるね♪必ず来てね」
ひらひらと手を振りながらゆっくりと消えていった。
校舎に戻った僕の目に飛び込んできたのはまさに地獄のような光景だった。
廊下はまるでバケツの水をひっくり返したかのように血まみれだ。
冷静にあたりを見回してみる。
おそらく数人の生徒は死んでいるだろう。
彼女は、蓮華はどんな悪魔を使ったのだろう?
まるで獣が引き裂いたかのような傷口、一瞬で沢山の人間を切り裂く力・・・
僕には想像もつかない。
そうだ、ベルゼブブなら知ってるんじゃないのか?
『・・・17億を超える悪魔から一体を特定するのは難しいですよ』
左手から数匹の蠅が飛び立つ
『そうですね、情報を仕入れる事は生き残る最良の手段です』
ベルゼブブの言う通りだ。僕が使える力を使って、蓮華について調べてみよう。
この日は結局、昼で学校は終わった。
警察は原因究明のため、しばらく学校は休みとなるようだ。
まぁ無理も無い。
聞いた話だと、少なくとも20人の生徒が死亡、100人以上が重軽傷だそうだ。
?
自分の頬を触る。
笑っている?間違いない。僕は笑っている。
この状況を楽しんでいる・・・
『修さん、どうしたんですか?』
・・・いや、なんでもない。
自分の頬を力いっぱい叩く
こんな自分はだめだ!僕は心まで悪魔になった覚えは無い。
ベルゼブブはほめてくれた『こんな人間は珍しい』
その言葉に応えようじゃないか。
改めて拳を握る、蓮華が言っていた日まであと一日ある。
今日はこのまま教会へ向かい、オラクルに話を聞いてみる事にしよう。
どう書いてもノベルゲームの様になってしまう・・・
こんなかんじで良いんでしょうか?




