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呆れ顔と食わず嫌いと呆れ顔。

男子高校生の雨宮時人は今日もある場所に帰る。


「時雨ちゃんおかえり〜」


カチカチとPCゲームをしている凛月が言う。


「ただいまー。」


「そう言えば、冷蔵庫にプリンあるから食べていいよ〜」


「おー。ありがとー。じゃあはやく晩御飯作るねー。」


「は〜い」


時雨ちゃん…。ゴホン。雨宮時人は、地元とは遠い高校に通ってる関係上、凛月の家から通っている。

時雨ちゃんと呼ばれている理由は、凛月と普段一緒にしているPCゲームの名前から来ている。


「できたよー。」


今日の晩御飯はシンプル。味噌汁、ご飯、そして凛月の苦手な、焼き魚。


「うわ…焼き魚…」


凛月の顔を見て時雨は言う。


「ちゃんと食べないとダメだよー?自分よりも3歳も年上なんだから、子供みたいなことばっかり言ってないで食べよっか。」


呆れた表情で時雨は、凛月の分の焼き魚を半分にして自分の皿に持っていく。


「じゃあ、半分だけ食べよっか」


「え〜…まぁうん…」


まだ凛月は納得してないようだが、時雨は気にしていない様子だ。


嫌々、焼き魚を一口。


「………!?!?」


え、美味い。なんで?焼き魚がこんなに美味いなんて、始めてだ。焼肉行くよりこっちがいいな、いやそれは言い過ぎか、いや本当に美味い。美味すぎると凛月は心の中で叫んだ。


そして、次に凛月がとった行動はというと…。


スッ


「どしたの。急に私の焼き魚盗って。」


時雨がしっかり骨を取ったあとの焼き魚(元は凛月の焼き魚)を奪還し、自分の皿の上に置く。そしてご飯と一緒にかきこむ。もちろん美味い。


「できれば、また作ってくれない??」


「だから美味しいって前から言ってたじゃん。」


呆れた顔をした時雨を気にせずに時雨の分の焼き魚までしっかり食べた凛月であった。





もう11時。明日も学校なので時雨はもう歯を磨いてベットで横になっていたところに凛月が


「今日もしたいな、いい?時雨ちゃん」


「明日学校なんですけど。」


冷静に明日学校だからと時雨は言う。


「それを考えた上で言ってる」


真顔の凛月と呆れた顔をした時雨。

このにらめっこどっちが勝つのか。


勝負はもう決まっていた。

なぜなら、凛月の手に持っているもの。


「ズルいよ。凛月。」


「これが、大人のやり方だ。」


その手に持っているプリン。いやただのプリンではない、そうこのプリンは、駅前で一日五十個限定の焼きプリンである。

一つ五百円もするのに、毎日開店から30分もしないうちに売り切れてしまう、幻の焼きプリンなのだ!!


「今日は、あんまり激しめにしないからさ」


「ほんと?」


「俺が嘘ついたことある?」


時雨が呆れた顔で言う。


「ほぼ嘘しか言わないじゃん。」


「まぁ、今日は違うってことよ!!気にすんな!」


「はぁ…。」


結局、時雨は凛月とすることにした。

どんだけプリン好きなんだコイツ。



時雨は決してホモではない、でも凛月だけにはガードが緩い。

凛月だけには完全に心を許している。

凛月の前なら他の人の前でできないことだってできる。

例えば、女装。

基本、凛月の前では女装している。

元はと言えば、時雨が女装にハマった理由は凛月なのだが…。


凛月とはえっちもするし、基本は何でもする。

でも、凛月と上下関係があってこうなっている訳ではない。


そのきっかけは3年前…

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