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SFショートショート

恋人用アンドロイド

 仕事に強いストレスを感じていた僕は、最近発売された独身用恋人タイプのアンドロイドを買ってみた。

 そしてすぐにその素晴らしさを世に広めなければ、と決意し友達や知り合いたちにとにかくオススメをし始める。

 恋人タイプの性格が合わなければただの家事手伝いタイプに簡単に変更も出来るから、いま家事手伝いタイプのアンドロイドを使っているのなら買い替えるときに少しだけお金を足して恋人タイプを買った方が絶対に得である、僕のそんな力説で買ってくれた知り合いが何人もいた。

 これに力を得た僕は、ますます多くの人にこの恋人アンドロイドをオススメしていった。




「なんだか変な気分ですね」

 アンドロイドを開発する会社の中で会話がなされる。

「変な気分って、なにが?」

「いえ、アンドロイドたちが感じる仕事のストレスを解消するために、その恋人用のアンドロイドを作るなんて。なんだか二度手間な気がします」

「その二度手間の分だけ利益が上がってるんだから良いだろう」

お読みいただきありがとうございます

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