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転生者たちに紡がれてきた日本(仮)  作者: 優紗
第一章 変革の明治(幼少期)
2/3

第二話 歴史改変は前途遼遠

遅れてしまってすみません

受験などで忙しくて……

ちょくちょく書いています


――――<side Takeo >


正一にぃが前世を思い出した、そしてすぐに俺が転生者だとばれた。

「やっぱり武雄も転生してきたのか」


肯定し情報交換をするべく俺のことを一通り教えた。

俺の前世,趣味,得意分野,将来の展望?などなど、にぃからも色々と教わり前世は30代後半で亡くなっており一企業の社長だったらしく中規模企業だったが聞いたことがある企業だった、結構いい大学の経営学部を出ていて歴史も知っているらしい。

俺はあまり大正や明治は少ししか知っていなかったので知識の交換をすることができた(昭和ぐらいから得意)。


「なるほどな、武雄は海軍に行こうと考えているのか」


にぃに今後をすることを言ってみてすり合わせをしていた、俺は尋常小学校・中学校を卒業し海軍兵学校に入学し出世しながら対米戦に向け海軍の強化や協力者を集めていこうと考えていた。


「一応そう考えているけど、にぃは?」


「俺はおや…父上の会社を継ぐことを目指すことぐらいだな、出来たらだが東大に行ってみたいだけどな」


東大を目指していたんだけど落ちてしまったらしいだから東大に行きたいとのこと。

なお父上は三菱などの財閥ほどではないが大手企業の社長らしい、名も聞いたことはない会社だったが幅広く事業を展開していて軽工業,造船,運輸,新聞屋などしているらしい、特に新聞は国内シェア90%を占めているらしい、だからたくさんの新聞が執務室にあったわけか。


「まず目標を決めるか、最終目標はやっぱり」


「「日本の勝利だな(だね)」」


「戦略を練っていくとするか…」

にぃは紙と鉛筆を持ってきて机に置いた。


「まず、二宮忠八さんとの連携による飛行機開発は?たしか飛行実験は今年にするはずだけど」

俺は二宮忠八という今年、日本にてゴム動力による模型飛行器製作し10mを飛行させて日本初のプロペラ飛行実験を成功させた人を支援し日本を世界初の有人動力飛行を成功した国にしようと提案した。


「そういえばそんなことがあったな、やはり日本で世界初の有人動力飛行を成功させるというのはロマンがあるな、まず一つ目だな」


「桂=ハリマン協定や北樺太の割譲、日韓併合の阻止などしたいことがあるけど、僕たちにはまだ無理な話だよ」

現実的に考えて中規模財閥の長のボンボンが日韓併合反対と叫んでも影響力を行使することもできるわけがないし父上と交渉しようにもまだ小学生の息子の話を聞くわけがないし。


「そうだな……二宮さんとの接触が今の目標だな」


「まぁ、まずは尋常小中を卒業してからが本格的に動くことになりそうだ。だから知識を蓄えるために重要な期間だから頑張っていくか」


「うん、そうだね」


俺らは文字の書き方や父上の蔵書を読んだり、母上に新たに命じられ剣術道場に入れられ扱きにあっていたりした、父上に航空機開発のきっかけ作りのため動力なし飛行機(小型)を作っているのを、ある少年に見られた。


「これ、何作ってんだ?」


話しかけてきた少年は貝塚武瑠(かいづかたける)と言い、道場で知り合ったやつで俺と同年代なんだが何故か知らないが海軍の帽子を被っていた。

聞いてみたところ父親が海軍にいるらしく貰ったとの事だ、それっていいのか?

仲が良くなり家に呼び遊んでいたんだが。


「え、あぁこれは鳥を参考にそれが飛べるかなって思って作成してる」


「本当か!俺も興味があってね、調べてたんだけど揚力が…………〜〜」


色々と教えてもらったり案を出し合ったりし意外と飛ぶようなおもちゃが出来た。

これを巨大化すれば飛べるんじゃないかと思い父上に相談しようかと考えていたら正一にぃが二宮さんとコンタクトを取れたようで協力することとなったらしい。


――――――――<side Masaichi >―――話は少し戻る


俺は今尋常小学校の一年生となり通っている。

元は30代いやほぼ40歳の俺が小1となり授業を受けるのは苦痛でしかない、だがこれも修行だと思って受けている、小学生の相手もイラつくことも多々あるがそこは営業スマイルでなんとかやっている。

そんな地獄から今日は解放され、武雄は道場に置いていき親父と共に会社に来ている。


初めて会社にくるが社長の息子だからヘコヘコされるのかと思ったが案外フレンドリーな感じで拍子抜けした。

実質的な会社見学となっていてちょうど報道関係の説明が終わったときに尿意が出てきた。

「父上すこし便所に行ってきても?」


「あぁ、廊下をまっすぐ行って突き当りを右にいくと便所がある」


「わかりました」

といい便所に向かう、便所に入るとかなり落ち込んでいる人を発見する。

見て見ぬふりするのは後味が悪いので話しかけてみる。

「あの大丈夫ですか?」


「ん?、あぁ大丈夫ではないな」

と話しかけた人は苦笑交じりに言う。


「いやはや、私は軍を退役してまで空を飛ぶ乗り物を開発しようとしているんだが、開発費を都合してもらおうとこの会社に来たのだが社長にも会えずに突っぱねられてね」

最後の希望だったのだがねっと話しかけた男性はボソッといった。


「なるほど…それはお気の毒様です、あのお名前を聞いても?」

どこかで聞いたことのある話だと思い俺は男性に声をかける。


「二宮忠八だ、それがどうかしたか?」

やはりそうだった、今日は運が良い。

二宮さんとツテを確保することが出来る。


「いえ、もしかしたらですが…開発費を融通してくれる可能性がありますが、乗りますか?」

近々親父に二宮さん関係のことを話そうかと思っていたからそのことを話す。


「………よし、その話乗らしていただこう」


俺は小便をした後、二宮さんを連れて親父の所へ向かう

「正一遅いじゃないか」と言われたが二宮さんを紹介し親父に開発費を融通して欲しいことを伝える。

仕事の話なので社長室へ向かう。

社長室着き親父は二宮さんに対しプレゼンを要求した、相手がきちんとした人なのかどうか見極めるためだろう二宮さんのプレゼンは元社会人の俺からしても、とても上手く資料とかもしっかりと読みやすく分かりやすくまとまっており、なぜ開発費が貰えないか不思議に思うくらいだ。

親父は話を聞き、開発費を出すことを決めた。

だが、本格的な援助はまず来月ぐらいに飛行する予定のゴム動力による模型飛行器がしっかりと飛んだらという条件付きではあるが。

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