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造膣





ボクが女の子になってみたいと思ったのは幼稚園の時でした


その頃、女の子に膣があることを知りませんでした


膣という言葉すら知りませんでした




 ・・ 小5 まで知りませんでした




ボクがなってみたいと思った女の子に膣は含まれていません


ボクが憧れた女の子に膣は無かったのです


ですからボクがなりたかった女の子に膣は標準ではありません


オプションです











性に芽生える前に「女の子になってみたい」と思った男の子は

膣をつけたい・・とはなりません


一方、性に芽生えてから「女の子になってみたい」と考えるようになった男の子は

膣の重要度が高い気がします



私は前者

しかし

強く望むフリをして

付けました


今回は手術直後の膣に関する話です





手術直後

できたばかりの膣にはフニャフニャで柔らかい物体が入れられていました

実際は目にしていないし、触ってもいないので

フニャフニャは伝聞です



フニャフニャは座面に押されても変形して存在をアピールしません

ですので

手術の直後の数日は入れられていることを意識することはありませんでした



手術後、数日がたつと

フニャフニャは抜かれ

造膣用のプロテーゼが入れられました


造膣用のプロテーゼって知ってます?

その名の通り、膣を造る際に使われるプロテーゼで

留置りゅうち型といって入れたままにされちゃうんですよ


もちろん入れっぱなし・・という訳じゃないです

朝と夜にメンテします

入院中はナースが朝夕してくれます

退院後は朝の着替え前と、夜のお風呂の時に自分でメンテします


メンテは簡単で短時間で終わります



メンテ以外は入れたままです

そのため、椅子やベッドのヘリに座ると座面にプロテーゼが押され

挿入深度が深まります

治癒が終わっていないと膣の奥が痛みます



そこで椅子に浅く掛け

背中を椅子の背もたれにつけ

プロテーゼが座面に押されないように座っていました

お行儀悪いですけど




上述したプロテーゼ

治癒が終わってもしらばくの期間は入れたままにするように指導されます



ココでちょっとした爆弾発言して良いですか?

ダイレーションに関することです


性転換した皆さん、ダイレーションで苦労されたみたいなので言い出し難くかったのですけど

私の病院、術後にダイレーションしなさい・・って一言も言っていないんです


私がダイレーションしてたのは

留置型プロテーゼの使用を止めた後にダイレーションするように指導している所もあるので

念のためです



病院側の説明は

プロテーゼを退院後2か月ほど入れておき

その後、入れる頻度を減らし

男性と日常的にするようになったらプロテーゼの使用は不要となり

パートナーがいない期間はたまにプロテーゼを入れたままにして縮小を防いでください

縮小などの不具合がみられたら受診してください

そんな感じでした




ついでに留置型プロテーゼのことも書いておきます

留置型プロテーゼの一例は検索してもらえばネットで見ることができます

(私が使った造膣用の医療プロテーゼは見つけることはできませんでした)

膣に押し込んでおくと

膣口が閉じようとする力(骨盤底筋)で膣内に留まります

歩いても走っても抜け出ることはありません

走ることはないでしょうけど・・



仮に奥に押し込んだとしてもプロテーゼの端が膣口から顔を出す位置に自然と戻る構造になっています

膣口から顔を出すとはいっても、先端が軽く下着に触れる程度です

ですから下着は普通のパンツでOKです


プロテーゼを少しだけ引き出してやると

今度は膣が閉じようとする作用で勝手に抜け出てきます


プロテーゼの中心には貫通穴があります

この貫通穴は、滲液の排出を行うとともに、膣奥とプロテーゼの間に空気の出し入れを行なうもので、プロテーゼの出し入れをスムーズにする役目があります


使ってみると よく考えて作られていることがわかります

私が使ったタイプは 使い勝手が良かったです


ただし、入院中に入れられたプロテーゼは私には太かったようで

膣奥の治癒が遅れていました

治癒は最重要課題です

退院後の最初の検診の時に細いタイプを注文しました

特注品てこともありますが・・引くほど値段が高かったです





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