自転車しか乗ったことのないヤツがボッチで大型バイクにチャレンジする本当にあったこわい話
前回は興味もないのに「なぜか」ハーレーに乗ることになった話を書きました
今回は大型バイクの免許を取りに自動車学校へいった時の話です
大型バイクの免許取得は大変でした
2輪は「自転車」しか乗ったことがありません
「原付」と呼ばれる「50ccのバイク」すら乗ったことが無いのです
バイク各部の機能と基本操作を、教習所へ通う前に予習して挑みました
今回の話は
場所は自動車学校(教習所)
時間軸は「一番最初の講習」です
プロテクターを装着し
バイク各部や操作の説明を受けた後
教官が全生徒に向かって 「はい、先ずは乗ってみましょ~」
とのたまいました
え?
いきなり大型バイクに乗るの?
しかも教官は全員「十代の女子グループ」に直行してます
大型バイクの受講は「男子モード」の私と、もう一人の男子の2人だけ
もう一人の男の子はバイクで行ってしまいました
ど初心者の私はボッチ(放置状態)になりました
生まれて初めて乗るバイクは、ボッチで挑む大型バイクでした
(ノンフィクションです)
私、今日死ぬの?
一人立ち尽くしても、誰も助けてくれません
死ぬしかないようです
予習してイメージトレーニングしておいた通りにチャレンジです
死へのカウントダウン
冗談じゃなくて
マジでそんな感じでした
近未来が見えないスリルと恐怖の体験です
初めてのバイク体験
前もって予習した通りにやってみます
(ブレーキと安全確認は省略)
大型バイクに跨ります
左足でサイドスタンドを上げ
エンジンを始動します
左手でクラッチを握ります
左足でシフトペダルを下に押して1速にシフト
左手のクラッチレバーをゆっくり緩めてゆくと
こえ~!
私の跨る大型バイクが動き出しました
上でも書いたように
2輪は自転車しか乗ったことがありません
自転車の次が大型バイクの運転操作です
恐怖体験の始まりです
初めてバイクを操作します
私の体はバイクの操作を知りません
バイクを操作するには
脳が、体の各部に、順番通りに
イチイチ指令を出す必要があります
ブレーキをかけるだけで大変です
脳が右手に指示をだして右レバーを握ってフロントブレーキ
脳が右足に指示をだして右足ペダルを踏んでリヤブレーキ
シフトを1速上げるだけでも大変です
脳が左手に指示を出して左レバーを握ってクラッチを切る
脳が左足にシフトペダルの下に足先を入れる指示をだし
続いて脳が左足のつま先を上げる指示をだして
シフトペダルを上に押す
初体験は、マジ大変です
1つずつ体に覚えてもらう必要があります
停止位置で停車する時は
短時間で種々の動作を次々と間違えずに完結させてゆく時間的な制約が加わります
具体的に停車する場合は
左手でウィンカースイッチを左へ操作
右手でフロントブレーキ操作
右足でリヤブレーキ操作
左手でクラッチレバー操作
左足でクラッチシフトのダウン操作
後方視認確認
停止位置確認
左足着地
これらを脳から、体の各部へ
順次、間違えずに、短時間の間で、指令を出し続ける必要があるのです
私の停車を確認していた教官が
「君はもう少しスムーズにしようね」
みたいなことを言ってました
私だってそーしたいけど・・ムリ
もちろん、停車だけでなく、全ての運転操作がそんな感じです
・・
最初の講習で何度か転がったものの
死ぬことなく終えることができました
その後、全講習を終え
免許取得を最短で終了しました
つまり、卒業まで追加講習なしで一発合格
イェイ!




