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七河蒼空は、外見以外に問題あり  作者: とい
第2章 自称『完璧』な男の子VS通称『難攻不落』な女の子

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正真正銘、俺の

 拝啓、俺の家族へ。


 今、なぜか修羅場みたいになっています。


 こんなことになった原因はとある人のせいなんです。


 たぶん今回はさすがに、俺は悪くありません。


 いや普段は俺が悪いみたいになってる!!





    ーーー! ーら! 起きて!! そら!!!


 「んぅ‥‥‥?」


 名前を呼ばれた気がするので目が覚めて身体を起こす。よかった、今回はベッドで寝てたんだな。


 額には冷えピタ。これは結愛が買ってきてくれたやつだな。


 隣には寝ている女性が。これはーーーーー




          は???




 「ちょ!? おい!!」



 一瞬で脳が覚醒した。


 こんなの誰でも目が覚めるわ!!


 しかも隣で寝てる相手が相手だから超驚いた。


 「蒼空‥‥‥???? 隣で寝ている人は誰‥‥‥??」


 結愛さん、こ、怖すぎる‥‥‥


 「あんたと寝てる人って、まさか‥‥‥!」


 「うぇ!? ひ、雛野!!?」


 俺はやっと気づいた。雛野も来ていることに。


 結愛が連れてきたのか!? それは予想外すぎるわ!


 「う〜ん。うるさいわね〜」


 隣で寝ている人が起きたらしい。


 「ちょっと! 早く起きて!! 

  誤解されてるから!! 

  ていうかなんでいるの!?」


 「ん〜。あれ? 寝ちゃったのか。

  あ、ソラ!! 元気になったか??」


 「目覚めはスッキリしたよ!! 

  誰かさんのせいで!!!」


 「そうか? それはよかったな!」


 うん、やっぱり話が通じないわ。


 「やっぱり悠凛会長でしたか!!」


 「あ、澪里ちゃん! 会うのは久しぶりだな! 

  元気にしてたか?」


 雛野、面識あったの?? あ、生徒会で知ったのかも。仮にも生徒会長してたわけだし。


 「あれ、この人って、去年卒業した元生徒会長?

  なんで蒼空の家にいるの???????」


 結愛も気づいたらしい。去年の生徒会長であることに。


 「七海、あんた、悠凛会長の苗字知らないの!?」


 「あ! 今から私の自己紹介タイム!!

  私は七河ななかわ 悠凛ゆうり

  T大学の1年生!

  この世界一カッコよくて可愛い自慢の弟ソラの姉!

  趣味は弟と妹! よろしくぅ!!」


 「ユウ姉!! 誤解されること言うのやめて!?」


 「‥‥‥え?? え!? 蒼空のお、お姉様!!?」


 結愛が珍しく素っ頓狂な声を出して驚いている。


 隣で寝てたこのテンション高すぎて怖い人は七河ななかわ 悠凛ゆうり

        正真正銘、俺の姉だ。




 「いや〜ごめんなソラ。寝ちゃってたわ!!」


 「なんでユウ姉がいるんだよ!?」


 「今日の朝、家でのんびりしてたら

  ソラが風邪引いたってお母さんから聞いたから。

  お父さんとお母さんは今日仕事だし、

  緋璃あかりは普通に学校だから

  暇な私が来ることにした! 

  今日、大学の講義は昼の1コマだけだし!

  正直大学に入ったばっかで楽だし!!

  ソラに会いたかったし!!!」


 「あ、そう」


 「反応薄いな!? お姉ちゃんが来たんだから

  もっと喜べよ! 泣き崩れろよ!

  ソラの泣き顔、私に見せろ!!

  お願い、見せて? 見せてくれたら

  お姉ちゃんのスカートの中、

  見せてあげるから!! 今日は黒だから!!」


 ‥‥‥うん、頭が痛くなってきた。すでに何言ってるか理解できない。


 ユウ姉は去年生徒会長をしてた。


 年は2つ違うから去年は俺は1年生、ユウ姉は3年生。


 つまり1年だけ同じ高校だったわけだ。


 俺が高校に入学してから姉が親を説得して2人暮らしすることになった。


 そして数ヶ月前にユウ姉が卒業して実家の方が大学に近くなったから移っていき、俺が一人暮らしする形にやったわけだ。


 正直俺は実家出る気はなかったけどユウ姉に引っ張り出された。本当に強引だ。


 ユウ姉は文武両道で俺の目から見ても完璧だと思う。


 性格以外は完璧だな。


 外見は昔からずっと見てるから俺には評価できないが、とりあえず髪は茶髪のミディアム?らしい。 前に本人が言ってた。


 男子の評価を聞いた感じ間違いなく全学年の中でトップだった。


 なんか顔が良くて背も高くてスタイルがよく、モデルみたいだと言ってるのを聞いたことがある。


 そういえば去年、文化祭のミスコンで優勝してたわ。


 別に言われるほどでもないと思うけどなぁ。


 言葉使いとか荒いし、ガサツだし、自己中だし。


 けどミスコンで優勝するくらいだから、超モテてた。


 去年多くの男子から俺にユウ姉の好みのタイプ、好きな人はいるか、などをよく聞かれた。


 でも誰かと交際してるのを見たことも聞いたこともない。


 本人も誰かと付き合ったことはないと言ってた。


 理由は聞かなかった。聞く気が起きなかった。


 「へぇ〜、そうだったのか」


 「冷たくない!? 反抗期か!?

  この私に対しても反抗するのか!?

  でもそんな態度も可愛いな!!

  私はずっとソラにゾッコン期だな♪」


 「もう黙ってて!?」


 「なんか、蒼空のお姉様って感じがするわね‥‥‥」


 おい!? それどういう意味だ!!!!


 しかも結愛が引いてるじゃん!! 超引いてるじゃん!!


 ユウ姉、すごすぎるわ。あの結愛をドン引きさせたという点はある意味褒めていい。いや死んでも褒めない。


 「ユウ姉、みんな元気にしてる?」


 「ああ! 超元気だぞ! 

  あ、でも緋璃はソラが風邪って聞いて

  元気なかった! 

  姉妹そろってホントにソラのこと好きだよな!」


 「自分で言うのかよ!?

  でも、緋璃に心配をかけたのか。

  あとで大丈夫だって電話しておくよ」


 「妹には対応良いな!? 姉にも優しくして!!

  私、別にMじゃないからな!

  むしろSだから! わかった!?」


 「いや、全くわからないし、わかりたくない」


 「素直じゃないな! そんなところも好き♡」


 「‥‥‥」


 頭痛が痛い、いや頭が痛い。手がつけられません。


 「あ! そういえば君の名前聞いてなかった!

  もしよかったら教えてくれる?」


 ユウ姉は急に結愛に話しかける。いや話の切り替え方が凄まじいわ。


 「は、はひ!

  わ、私はな、な、七海結愛と申します!!

  そ、蒼空くんにはいつもお世話になってま、す!

  よ、よろしくお願いしま、す!

  お義姉さん!!」


 どうした結愛さん!? 今まで見たことないくらい緊張してるぞ!! もはやキャラ崩壊してるぞ!?


 「わかるわ七海!

  悠凛会長の前だと人生で1番緊張するよね!!」


 そうなの雛野さん!? 


 「結愛ちゃんか! よろしく!

  早速、一つだけお願いしたいことがあるけど、

  いいかな?」


 「な、なんでしょうか!!」




  「おねえさんって呼ぶの、やめてほしいかな♪」




     「!? わ、わかりました!!」



       「わかればよろしい♪」




 こ、こっわ! ユウ姉、目が怖いよ!?


 ユウ姉は怒らせると本当に怖い。俺が言うんだ間違いない。


 それにあの結愛が怖がってるから相当だよ!?


 どれだけ呼ばれたくないんだよ!!



 「あ、あの、聞きたいことがあるんですけど‥‥‥」


 「ん? 何かな結愛ちゃん!」


 「ゆ、悠凛さんに義理の妹ができるなら

  どんな妹がいいですか‥‥‥?」


 「は!?」


 思わず声に出ちゃった。いや出るわ!!


 結愛さん!? なにその質問!? 


 完璧な俺でもさすがに驚くよ!?



 「え? 面白い質問だな。そうだなあ。

  別にどんな妹が良いとか考えたことないな。

  だって義理でも、家族になるんだから。

  妹なら、可愛いに決まってる」


  

 

 ‥‥‥こういうことを平気で言うから人から好かれるんだろうな。

 


 「ゆ、悠凛さん‥‥‥!!」

 「さすが悠凛会長!!!」


 2人が目を輝かせてるぞ!? 


 俺はあることを理解した。



    全員がユウ姉に主導権を握られる。


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