集合
そうして2日間が過ぎた。だいぶ三人は打ち解けていた。そして今日も三人一緒にいるところに伝令が。
伝令「そろそろ時間です。外蘭の間へ。」
そう、今日この日は三ヶ国同話の日。重要人物としてセルフィートも招かれている。天族の国の重要人、魔族の国の重要人が集まるという。セルフィートは天族と魔族を見るのは初めてなのでとても楽しみだった。しかしオーマは少し不安がっていた。なぜか聞くと天族は綺麗だがとても冷たい生物で魔族はかっこいいがとても乱暴な人物が多いからだと。どうやらオーマは会談がうまくいくのか心配しているようだ。ちなみにアーシアは気にせずにセルフィートの金色の髪の毛をいじくったりしている。そしてまもなく外欄の間につくと王、ハート、その他4人は集まっていた。
王「ゾーンよ。このたびの任務ご苦労であった。」
ゾーン「いえいえ、簡単な仕事でしたぜ。」
王「天族からは、かの天宮騎士団筆頭どのと王の娘ぎみ、その他数名と魔族から王の兄ぎみと妹ぎみ、その他数名が来るそうだな。」
ゾーン「へえ、仮にも戦争があった国同士、君同士が直接というわけにはいかんようで。」
と何やら話していたがセルフィートたちにきずくと高らかにあいさつし、
王「君たち、早く着席しなさい。使者どのが来てしまうかもしてない。」
と急がせたのでいそいそと行動する。
そしてまもなく天族、魔族の一行が到着したとの報告が。王とハートムンク、その他四名が迎えにいく。セルフィートたちは外欄の間で待っているとほどなくして綺麗な翼のはえた、あり得ないほど綺麗な人たちがつぎつぎとあられる。