連れの人。
セルフィート「え。」
ハール「君は強い。だから要らない。」
セルフィート「はあ」
なにか始まると思っていたセルフィートは残念だった。
キルク「むしろ君の同行者をどうするかが心配だ」
セルフィート「同行者?」
キルク「神獸狩りの旅は長い。その旅で君一人ではなにかと不便だろう。実力があり世間に明るいものを選ばなければ、、、」
ハール「アーシアは」
キルク「あの子が気に入ってくれるか、だな」
セルフィート「?」
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アーシア「、、、」
ここは客室、アーシアはここヒースガント城の賓客。何でも私は武芸が得意な旅人で3年間旅してきたが、そろそろ落ち着きたいので就職に来た、という。まだ若干19才だというが身持ちの早い話である。ハートムンクと手合わせしたが勝負つかず、というかどっち本気ではない様子だが常人には舞う剣舞には圧倒された。
以来、ヒースガント城の賓客として迎えられ高給をはんで生きてきたがそろそろ限界だった。
アーシア「つまらない」
いままで旅をして来たアーシアにとってここの生活は退屈だった。
アーシア「だれか私をつれてってくれる面白い人いないかな-」
そんな乙女なことを考えていると、、、
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アーシア「た、タイプ」
アーシアがたまたま留守の時に乱入してきた少年がいることはしっていた。見てみたいが安静中だしあうことはできなかったがまさかこうもかっこいい少年だとは。髪は長く金髪で目の色は紫。キリッとしてるようで少しだらしなくもある。アーシアはあまりのグッと来る感じに脱帽した。
キルク「で、アーシア。給料を倍に増やしても構わないから神獸狩りについってってもらっても。」
アーシア「はい!お願いします!!!」
一同「!!!」
キルク「い、一応あと2~3人護衛をつけようと思ってるんだけど、、、」
アーシア「要らないと思いまーす」
誰の目にも明らかな態度だがセルフィートだけは奥手でよくわからなかった。