VS□□□□□□□□ turn2-part②
「よーし!じゃあボクの番から行くね!」
邪神の少女は笑っている。
「始めに宣言しておいてあげるね?」
邪神の少女は笑っている。
「ローズ、サミダレ。この手番では、君達を殺します」
邪神の少女は笑っている。
「ローズは頭をー、大きなドラゴンに齧らせるね」
邪神の少女は笑っている。
スターフレアギドラが現れた。
スターフレアギドラが現れた。
フレアギドラ・マザーが現れた。
ああ。強そうな召喚獣だ。
勝てない。やめろ。
「サミダレきゅんはー、ボクと刃を交えよっか!」
少女は笑っている。デスサイスを振り回して、サミダレを挑発している。
やめろ。やめろ。
「行くよ?」
フレアギドラ。三つ首の竜。歩く厄災。
スターフレアギドラ。それらの王種。
フレアギドラ・マザー。なんだそれは。
首が五つあるから、多分上位種か。
「あは」
ローズは食いちぎられた。
頭だけではない。五体の全てをだ。
「ロォォーーーズ!!逃げろォォォ!!」
ローズは死んだ。
「……サミダレの必殺技、行きます。セリャァァァァァァッッ」
竜巻を纏う剣士が駆ける。
「大した気迫だ。君の方が□□の□□□に向いてるかもなぁ。でも、君は所詮□□□なんだよね。あの世界では」
刀と大鎌がつばぜり合う。
「ま。現実の物より作り物の方が魅力的なのは、仕方ないか。そう作られてるんだから」
ずばん。
サミダレの首が飛んだ。
続く連続攻撃に体も八つ裂きになり、血の雨が降り注ぐ。
「サミダレェェェ!!」
サミダレは死んだ。
「さあ、次のターンだ」
邪神の少女はギドラ達を霧散させた。
…………。




