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決戦の古城は赤い月とともに  作者: 牙龍 仁華
Save data 01.第六章 聖炎
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VS聖炎の魔将 turn1-part① 先制攻撃

聖炎の間へ飛び込む。大扉が閉まる。よし。実はな、今の今まで、一撃で倒せなかった奴をトレインしてたんだ。


トレインってのは……説明すると、敗走しても逃がしてくれない奴には追われるだろ?そうゆう奴等の行列を列車に見立ててトレインっていうらしい。敗走している奴本人は車掌さんって訳。停車駅なんかねぇ。回送かつ超特急で駆け抜ける。止まったら死ぬ。具体的にはベヒーモスに吹っ飛ばされて、キマイラに焼かれ、オルトロスに食いちぎられるだろう。そんな車掌さんごっこは嫌だぜ。


「……魔将は正面玉座!すぐにお出ましだぜ!速攻で畳め!敵さんは炎の獅子だ!奴の四つ腕は柔らかそうだが斬っても即時再生するから無視しろ!胸に心臓はないし斬っても突いても無駄!急所は六つの足の太ももに、それぞれ1つずつある刻印!合図をしたら全員、足を狙え!一人一本、確実に斬る事!!これ以上は欲張るな!……かかれッ!!」


ダグは吠える。生き残りたいからな。

頭のいいルインは「分かってる」と無言で頷く。物凄い速さで走ってるから、彼女には喋るのが億劫なのだろう。

サミダレはより一層に目を輝かせ刀を振るい、ローズは「おうよ合点!」と短く返す。


さあ、巨大な扉が見えてきた。上部は半円、下部は長方形、二枚一組、豪奢な彫刻。圧巻の縦15m横10mの鋼鉄にローズとダグは蹴破らん勢いで組み付き、全開にはしないよう少しだけ開ける。引き戸だ。全開すると閉じるのに時間を食う。魔物が部屋に入ってしまう。サミダレが入り、ルインが金色の剣を置き土産にぶちかましてから入り、ローズとダグも扉をはなして入る。扉が閉じきらない内にベヒーモスが扉にぶちあたりヒヤリとしたが、それで上手く扉が押し込まれ、閉まった。分厚い扉だ。ぶつかる音すらもう完全に聞こえない。


暗い部屋に、入り口から玉座へと順番に灯火がついてゆく。


「焦れったい演出だ。付き合ってられん。総員突撃!!一回限りの全力のバフをしたんだ、切れるまでには絶対仕留めろ!!」


獲物を持ち、演出用の灯火を追い越す4人。

聖炎の魔将たる獅子は死んでいるか眠っているかのように動かない。この演出が終わるまでは無防備なんだ。知ってる。


刻印が4つ切り裂かれる。演出が終わった。


「下がれ!来るぞ!!」


さあ、先制攻撃は大成功だ。

戦闘が始まる。

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