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決戦の古城は赤い月とともに  作者: 牙龍 仁華
Save data 01.第六章 聖炎
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古城 作戦確認4

ルインが黒い猫耳をピンと立たせる。

にゃんこレーダーに何か反応が?

「ダグ。何かが来る、いっぱい来る」


「……どっちからだ?規模は分かるか」

「サミダレにも聞こえます。鎧甲冑のようなガッシャンガッシャンではなく、怪鳥のようなバッサバッサでもなく」

「ズルズルと長い体を引き摺るような音でもない。ドシンドシンという、重く低い音。少なくとも10以上。四足歩行系の魔獣の大軍。この長く広い直線通路の正面と、真上の階にも数体。天井割って合流してくるかも」

把握した。数瞬遅れてダグにも聞こえてきた?     

「サミダレ、やっと人間に戻ったか」

「今にも語尾ににゃんが付きそうです」

「はは、ずっと猫だったしな」


「この規模だ。出し惜しみはしない。全力で駆け抜け、一刀一殺。確実に仕留めろ。超希少なアイテムも回数で壊れちまう強力な武器も惜しむな。全力だ。思い付く限りのバフをかけ、5分でいいから最強になれ。猫の杖をここで使いたかったな……全くどこに行ったんだか。こいつらを切り抜けたらすぐマタタビを錬金する。足を止めず、〈聖炎の間〉まで駆け抜ける!大連戦の後、バフの残ってる内に聖炎の魔将を叩き斬る!短期決戦!短期決戦だ!!かかれ!!」


足音が迫る。まずいな。この重量感、この威圧感。迫る全てがキングベヒーモスかメガキマイラかってレベルだ。こいつらも一体一体が忌避個体。町くらい単独で火の海に変える、そんな正真正銘の化け物どもだ。


「(それを一刀一殺?我ながら無理を言う)」


しかしダグは鼻で嗤った。正直言う。何度か遭遇したパターンだ。まともに相手をしない事。戦闘をしない事。フルバフ初手確殺狙い、二手目で全力逃走。この作戦で大体行ける。


ただ、ジョーカーにだけは注意しよう。猫になって戦う?最強のスキルをほとんど揃えた俺たちに、新たなスキルが開花した?今回はイレギュラーが多すぎる。


戦闘開始……しない!!「行くぞ!」

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