VSアビスウォーム・タイラント turn1-part②
地中から、奴が顔を出す。開幕。
「ローズ!今だ!」
ウォームがこちらを視認する前に、目を潰す。これで少しは有利になるはずだ。
「ヴー!ゴロゴロゴロゴロ!ミャッ」
キィィィィィィィン!ブワワワワワワワワ……
光の奔流がウォームを飲み込むが、右目を2つ潰せただけだ。いかんせん的が大きすぎてレンジが足りない。目はあと左3つに右目が1つ。右だけでも全部潰せば、バランスを崩せるだろう。
透かさず、電光石火の恩恵による二回目の攻撃を放つローズ。電球の群れがウォームを襲う!バリバリバリバリ!!
「PXUUUaaaaaaa!!vovovovovovovovoooo!!」
暴れ始めた。十分にダメージは通ったが、残る右目は健在だ。やはり一筋縄ではいかないか。
「XUUUaaaaaaa!!」
ローズを襲う地中からの一撃。ローズは軽やかに飛び退いてこれを回避。着地して見上げれば、うねる巨体が今度は上空から、大口を開けて突っ込んでくるではないか!
「ミャーー!?(怖ぁぁ!?)」
これも素早く回避するが、恐怖に目を見開いている。
「XUUUaaaaaaa!!」
再びローズを襲う地中からの一撃。ローズはまたも軽やかに飛び退いてこれを回避。しかし、恐怖からか回避が少し大きい。着地して見上げれば、うねる巨体が休む間もなく上空から、大口を開けて突っ込んでくるではないか!
「ミャーー!!(ふざけんなぁぁ!!)」
これも素早く回避する。心なしか、ウォームがニタリと嗤った気がする。
「隙あり!!悦に浸るなよ化け物風情が!」
サミダレのカウンタースキル発動!
【縮地斬lv.XX】
一気に距離を詰め、一刀の元に斬り伏せ、反撃を許さず駆け抜ける。
ジャキィィィィィン……
右目は斬れなかった。だが、大牙を1本折った。
大牙は合計8本。これは地中を掘る為にある重要部位だ。その内1つでは少なく感じるだろうか。しかし、これでも地中を掘るスピードは格段に落ちる。〈過去〉に実践済みだ。3本も斬り飛ばせば、もはやまともに潜れなくなる。
「PXUUU……」
地中から顔を出し、ウォームは殺意と怒りを振り撒いた。




