表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
決戦の古城は赤い月とともに  作者: 牙龍 仁華
Save data 01.第二章 黒の樹海
10/48

猫の杖と竜の屍 考察

猫の杖。


ちょっと謎過ぎる。役に立つ代物なのか?だが、この無限廻廊のようなタイムリープ世界からの脱出には使えるかもな。何せ初見だ。使わない手はない。

さあ、そうと決まれば研究しよう。


観察。

細長く、軽い。しなやかで、ぐにぐに曲がる。

長さは、手の指先から肘くらいまで。

先端にふさふさしてる部分がある。

黄緑を基調としたデザインだ。

ていうか……

見た目が完全に、大きい猫じゃらし。

どんだけデカイ猫をじゃらすつもりなのだろう。


使用。臨床実験。

この手のアイテムは時間で効果が切れる。

元に戻れない事はないとしよう。あったらまぁ、タイムリープすれば……いや、よくない考えだ。もうリープしたくないんだっつの。


杖を小気味良く、指先で弄ぶ。

クルクルクルクル。ピョイ。ぼふん


ローズは猫になった。

「ミャミャッ!?フシャー!フシャーー!!」

怒ってる。おっさんらしい貫禄のあるデブネコだ。

可愛くねえ……アゴを撫でてみる。大人しくなった。前言撤回、ちょっと可愛い。ちょっとだけな。


効果時間を計測するべく、放置してみる。


その時、ストーンゴーレムとアイアンゴーレムが警戒を見せた。


「あっ」「あっ」「あっ」

「ミャッ」


何かを察し、各自警戒体制を取る。ローズも二足歩行でファイティングポーズを取った。


「……ローズ、その姿で戦えるのか?雷球か何か出せる?戦えそうなら、その姿での戦闘性能も計測してみたいんだが」

「ダグ、猫に戦わせるの?可哀想」

「ルイン、猫も戦えるみたいですよ。ほら、おっさん猫が冷気と電気バチバチ出してヤる気満々」

「フシャーー!(誰がおっさんだ!)」


ドラゴンゾンビが現れた!

ドラゴンゾンビが現れた!


どちらも体長目測5m級。重量は……どうだろ。肉がなくって中身スカスカなんだけど、足音は中々力強いものがある。


「敵2体。1体はルインとサミダレで片付けろ」

「ダグ、分かってる」

「サミダレ、行きます!」


「さあ、猫ローズ。実験開始だ。バックアップは引き受ける。好きなだけ暴れてみたまえ!ドジって死ぬなよ?」

「ミャミャーッ!?(サイズ差ァ!?)」


ローズは泣きそうだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ