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第五話 シェスの事情

投稿が遅くなってしまって申し訳ありません。


あと、前回も誤字報告をしていただきありがとうございました。

今回も誤字がありましたら、報告をよろしくお願いします。

 歩き始めて数分がたった頃にあることに気がついた。

 ちゃんと会話ができている。俺がコミュ障だったとかそういうわけではない。

 ここは異世界。言語が通じているなんて。きっとこれもあの女神様のおかげなんだろう。ありがとう女神様。



「そういえば、シェスは買い物をしに隣町まで行くって言ってたけど、何買うつもりなの?」

「それは...」


 シェスが言いずらそうにしている。聞いてはいけないことを聞いてしまったのか?


「気を悪くしたのなら申し訳ない。言いづらいことなら別に言わなくていいからね」

「家に招待したのですから言っておきます。実は父が鉱山で仕事をしている最中に魔物に魔法をかけられたのです。寿命が短くなる魔法で、魔法をかけられてから十日後には死に至るそうです。今日で魔法がかけられて三日がたちましたから、寿命は後7日。町の人にいろいろ尋ねているとその魔法は、特別な回復薬で治るそうなんです。だから隣町にある何でも屋を訪ねてみようかと。町の人もそこにはあるかもしれないと言っていました」

「そういうわけならのろのろ歩いてる暇もないな。急ごう」

「急ぎたい気持ちは山々なのですが、今日はここまでにしましょう。もう夕方になっています。平原の夜は危ないんです」


 確かに日が落ち始めている。


「わかった。でも夜はどうするの?こんなところで寝たら魔物に襲いかかられるよ」

「一応テントを持ってきています。しかも魔物が嫌う匂いがするらしいので、魔物は近づかないかと。それでお願いがあるのですが、テントを立てるのを手伝ってくれませんか?」

「わかった。任せて」

「ありがとうございます!」


 テントを立てる準備をしていると


「あ...」


 シェスが何かに気づいたようだ。


「どうしたの?」

「そ、その、釘とハンマーをリュックに入れ忘れてました...」


 シェスは道に迷ったり、忘れ物をしたりと本当におっちょこちょいだな。


「俺に任せて」


 そういって俺は大根を取り出した。ハンマーは大根でいいんだが。

 俺は目をつぶりアイテムボックスを見た。

 お、これ釘の代わりになるかも。

 そして取り出したのは、アスパラガスの種だ。

 俺は、種を何粒か蒔き、じょうろで水をやり、一分間ほど魔力を注いだ。するとアスパラガスが五本できた。

 そしてそのアスパラガスを丁寧に抜き、アスパラガス自体に魔力を十分にこめる。約一分間ほど。こんなに長く魔力をこめたのは、アスパラガスの硬度が長持ちするようにだ。

 するとアスパラガスがガチガチに硬くなった。また、大根には五秒ほど魔力を注入した。


「これで釘とハンマーが完成だ!」

「そんなわけないじゃないですか。野菜が釘とハンマーの代わりになるなんて」


 まったく信じていなかったので俺は大根とアスパラガスを渡す。


「ってあれ。硬い。えええ!硬い!なんで!こんなことできるなんて魔法使いですか?!」

「いやただの園芸師だよ。それより、もう暗くなってきてるから、早くテントを立てない?」

「あ、ほんとだ。いつの間にこんなに暗く」


 そして俺とシェスは二人でテントを立て始めた。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!


そろそろ、戦闘シーンをいれようかと考えています。


次回も投稿が遅れるかもしれませんが、また読んでいただけるととてもうれしいです!

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