第二話 あの世
第二話の投稿です。
前回は、誤字報告をしていただき本当にありがとうございました!!
今回も誤字があれば報告していただければ幸いです!
前回の前書きで、二話以降から本格的な異世界の話と言いましたが、三話以降です。今回は、天界での話しになります。
俺は死んだ。
今、俺の目の前には白い世界が広がっている。
「ここは、あの世なのか?」
「そうです。ここはあの世です」
と優しい声が聞こえてきた。
声と同時に、目の前に白い机と白い椅子、そして綺麗なピンク色の髪の女性が現れる。
急に現れたから驚いた。
「あ、あなたは誰ですか。」
「私は、女神。女神カリス。死んだものたちに次の人生の道を開くものです」
め、女神様?!本当にいるんだな。
「次の人生なんてあるのですか?」
「はい、あります。あなたは、17歳という若さで死んだので、道は二つあります。一つ目は、また地球で一からやり直すこと。このときは、身体能力、記憶など前世に関係のあるものは消えてしまいます」
なるほど、また地球で一からやり直せるのか。
「二つ目の道は?」
「二つ目の道は、異世界に転移してもらいます。最近向こうの世界で魔物が活発化して困ってるんです。この場合は、今の記憶は消えず、容姿も年齢も身体能力も今のままで転移することができます」
魔物?ファンタジー世界ってことか。ファンタジー世界の植物には興味あるな。ん、ちょっと待てよ。そんな世界に行くのに、身体能力も今なのままだなんて...
「あのー、魔物とかがいる世界で身体能力もこのままだなんて無理があります。せめて身体能力を少しでもいいので強化してもらわないと...」
女神様は申し訳なさそうな顔をした。
「すみません。私の力ではそのようなことはできません。ほかの女神ならできるのですが...」
なら、ほかの女神様が担当してくれればな。
そう思っていると、女神様が何かを思い出したかのように顔を生き生きさせながら言う。
「でも、私には耕さんがつきたい職とそれに応じた能力やアイテムを授けることができます」
おお!身体能力なんかよりもいいんじゃないか?さっきはほかの女神様が担当してくれればなんて思ってすみません。もしかして勇者にもなれたりするのかな。
「あの、勇者って職はありますか?」
そう聞くと女神様は、待ってましたと言わんばかりの勢いで言った。
「あります!あります!ぜひとも勇者に!そして魔王退治をしてくれると助かるのですが」
勇者にもなれるのか。一度でいいからみんなにちやほやされてみたいな。よし、勇者になろう。
「俺、勇者に、、、」
そのとき俺はふと、野菜を収穫したときの感動を思い出した。いや、勇者なんかになったら大好きな植物を育てられなくなる。きっと魔物退治とかで忙しくなるだろう異世界の植物にも興味あるしな。しかも将来の夢は園芸師だったし。
そして俺はこう言う。
「勇者にはならずに、園芸師になります」
「えええええええええええええええ!!」
女神様はとても驚いていた。
「申し訳ありません。どうしても園芸師になりたいんです。できれば魔物退治でも何でもしますから」
「わかりました。個人の意見を尊重いたします。では、異世界人の特権で、一般人の5倍の魔力を付与します。一応、魔法使いになることもできます。ただし、通常の魔法使いになるだけでも非常に過酷な訓練が必要になります。これはほかの役職だって同じです。園芸師以外は」
その話を聞き終え、俺は異世界でのんびり暮らそうと思った。
「あ、質問なのですが、園芸師に応じた能力やアイテムってなんなんですか?」
女神様は困った顔をした。
「園芸師ですか。異例の職ですからね。では植物に魔力を注入できる能力と10種類ほど種を与えましょう」
使い道がわからない能力だな。種は園芸師としてはありがたい。
「ほかに質問はありませんか?」
「特にありません」
俺がそう言うと女神様は、手を組み、呪文を唱えた。そして呪文の詠唱が終わるとこう言う。
「転移の準備ができました。目をつぶってください」
俺は目をつぶる。
すると、いってらっしゃいという言葉を聞き、気を失った。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
次から本格的に異世界の話になりますので、ご期待ください。
この度は、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!!




