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第十四話 エルフィの正体

プロローグを書きましたので、読んでいただけると嬉しいです!

「用事ってなんの用事ですか?」

「実は、シェスの父が呪いをかけられてしまって、その薬を求めて隣町、エルネア王国首都に訪れようとしてたんだ」

「なるほど、そういうことですか」


 するとエルフィはキャリッジの窓を開ける。


「ガーツさん、少し急いでもらえますか?急用が出来ました」

「わかりました、お嬢様」


 そう言うとエルフィは窓を閉めた。


「前々から思ってたんだけど、エルフィってどういう人なの?」

「どういう人とは?」

「こんな馬車に乗ったり、あのおじさん、ガーツさんにお嬢様って呼ばれてたりして」

「あ、そういうことでしたか。実は私の家系は代々王と親しい貴族なのです」


「えええええ」


 そう声を上げたのはシェスだった。


「き、き、き、貴族!?こ、これは失礼しました。私なんかがエルフィさん、いえエルフィ様の馬車に乗せていただくなんて」


 そう言い、シェスは床に膝をついた。


 シェスがこんなになるなんて、相当貴族の力は凄いんだろうな。


「いえいえ、そんなことしないでください。座ってください。私なんか、貴族の娘ってだけで、凄くもなんともありませんよ。ですから座ってください」


 シェスが一向に座ろうとしなかったので、座るように言った。


「にしても俺も驚きました。まさかこんな形で貴族に出会えるなんて。エルフィさんは貴族だから父親からお見合いの話を持ちかけられたんですね。納得がいきました。しかし相手が貴族なら俺はお父さんを説得できないかもしれません」

「そ、そんな...」


 エルフィは悲しそうな顔をした。


「そこまで落ち込まないでください。俺もできる限りの事はしますから。約束です」

「本当ですか?お願いしますね」


「エルネア王国が見えてきましたぞ」


 ガーツさんの声だ。窓の外を見ても外壁で中が見えない。


 俺は異世界で初めての町に胸を膨らませた。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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