小さな出会い
初めての投稿で分からない事がたくさんありますが、
優しく見守っていて下さい。
目が覚めると彼女は隣に座っていた。
顔は整っていて色白、髪は腰ぐらいまである黒髪だ。
服はこの学園の制服だ。
まあ学校の屋上だからここにいても不思議はない。
しかし、これだけが目についてしまう。
一般人には見えない内部、心臓がないのだ。
正確には心臓の部分にコアが使われてるが、
しかしコアは、ロボット等を魔力で動かすものだ。
人の中にあるものではない。
「お前、心臓が無いのか?」
「・・・?」彼女は首を少し傾げた。そして
「私は生まれた時からこうだったの。
でも、なぜあなたは私の中が見れるの?」
当然、返ってくると思った質問だった。
「すまない、透視みたいなものだ。」
「そう、あなたは目が覚めてすぐ隣に座っていた
女の子に透視する変態だったのね。」
「待て、誤解だ。君の魔力が不安定だったから
中を見させてもらった。」
「ふーん。で、どうだったの?」
「言った通りだ、魔力の貯蔵庫がそのコアじゃ
出力が不安定なのも仕方がない。」
彼女は一瞬考え事をして、何も言わず帰って行った。
不思議な子だな。心臓の代わりがコアだとはな。
生きているのも凄いし、その上、魔力を生み出し
貯蔵までするコアか。
「そういうことか。」
その時、学校のベルが鳴り時間を知らせる。
「もうこんな時間か。初日から遅れたら学園長に
クビにされかねんな。行くか。」
次からは長めに書きます。