プロローグ
初投稿で駄文であり、更新も遅いですが暇つぶしにでも超だるがりな女の子の全く本人は望んでいない奮闘記を読んでいただけると嬉しいです。
「起きなさい!何回言えば起きるの!?もう遅刻よ!」
そんな母の怒号で目を覚ました上原理子はとても苛立っていてた。その理由はもちろん、寝起きの悪さもあるのだが、彼女は知っているのだ。自分の母は毎朝『何回言えば起きるの』と言うが、本当は1回しか声をかけていないのだと。まったく毎日毎日頼んでもないのに起こしてきて、恩着せがましいのにも程がある。そう思ってけだるさを感じつつベッドから起き上がった理子は《反抗期!!!》と書かれた紙が壁に貼ってあるのを見つけた。
「あぁ、そうだった・・・」
ことの始まりは昨日だ。母にどうしてもと言われ2人で買物に出かけた。そしてこともあろうかそれを友人に発見されてしまったのだ。ここまで言えば想像はつくだろう。もうとっくに反抗期に入り、家族と会話をせず、またそれをかっこいいと思っているようなやつだ。もちろんばかにしてくる。もう私は恥ずかしくて恥ずかしくて。それで母と友人の前で宣言したのだ。明日から私は反抗期だ!と。
「めんどくさ・・・」
私が反抗期に入っていなかったのは、別に家族みんながすごく仲がいいとかそういうのではなく両親が精神年齢が低いというか・・・とにかく鬱陶しくてずっと困っていた。『ずっと』といっても、小学3年生の頃からだが。私にはその前の記憶はない。幼いころの記憶なんてないほうが普通なのだろうが、私がその普通と違うのはぼんやりと思い出せなくなっていったのではなく、小学3年生の4月のある日に目が覚めたとき前日のことを何も思い出せず、もちろん周りにいる人たちがだれかもわからなかった。まぁそんなことも私があまり両親に反抗しない理由の1つかもしれないのだが、大きな理由は反抗したらめんどくさいことになるから放っておこうということである。だがしかし、それが友達に馬鹿にされるとなると話は別である。だって中学2年生の今、家族より友達のが大事でしょ?そんでいじめとか発展したら余計だるいし。とにかくだるいの嫌いなんだよね。
「でも反抗期ってのも案外だりぃなー」
何すればいいのかわからなくて呟いてみたんだけど。まぁ答えが返ってくるはずもなく。
「あ、いまみたいに思ったこといえばいいのかな?喧嘩口調で。」
我ながら名案である。こっちはだるいことを避けて何も言わないできたのだから言いたいことは山ほどある。
「反応だるそうだけど・・・まぁ、よりだるいことを避けるためにはしょうがないかぁ」
とにかくまだ学校行くまで時間もあることだし、第一回戦行ってみますか!