相性
〜相性〜
「投手は藤田、捕手は田中」
「はい!」と大きな声で優は返事をした
(賢太に受けてもらえないのは残念だけどここでMAX150キロの球を投げればエースの座も遠くない!)と優は思った。
ズドーン!!と賢太のミットに一ノ瀬が投げたボールが吸い込まれた
「ナイスボールです!」と賢太が言うと一ノ瀬はお前のキャッチングがいいんだよ!と賢太を褒めた
その姿に優は嫉妬したのか!?
(俺だってあんぐらいの球は余裕でなげれるし!)と思っていた
「おい、藤田!球種は?」と田中は聞いた。すると自信満々にストレート1本です!と返事をした
(まじかよ、なんでこんなのを監督はブルペンに入れるんだ?もっとましなやついただろ!)と田中はおもった。
「ではいきまーす」と言って1球なげた
すると球はMAXの150キロまでは程遠く、130キロだった
(なんで、なんでだ!?)とうまくいかない優は自分自身をせめた
「山井、いくぞー」と一ノ瀬は言うと渾身のストレートを投げた。するとMAX145キロだった一ノ瀬は152キロを出した。
(山井のキャッチングはプロ並だ、いつもより球のスピードがあがっている、しかも投げやすい)と一ノ瀬はおもった
ブルペンのピッチングが終わると
「全員集合!!」とキャプテンの北が号令をかけた
「今から紅白戦を行う!」と監督は言った
Aチーム Bチーム
1番ショート 北 ショート 寺内
2番ライト 横山 セカンド 三田
3番レフト 相田 キャッチャー 山井
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となり賢太は試合にスタートで出れるが優はベンチスタートだった