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その出会いは幸か不幸か

目の前で人が死んでいるというのはどういう気分だろうか。

それが他人ならにげだしていただろうか。

それが身内なら悲しんで動けなかっただろうか。

なら、それが自分の最愛なる人だったらどんな気分になるだろうか。

「うっ…。」

そのころの僕はどんな気分だったのだろう。



キーンコーンカンコーン…

学校のチャイムが鳴り響き、生徒たちが校庭に集まってきて全校朝礼が始まった。

「もう6月半ばということで、大変お日柄もよく…」

という校長の無駄に長い話を聞いている人はそんなにいなかった。

「…でありまして、本日から分校があるドイツ、中国、フランス、アメリカ、ロシア、イギリスのほうから1名ずつ交換留学生が1ヶ月間みなさんと勉強をともにしてもらいます。ドイツの代表生から挨拶をもらいたいと思います。」

校長からの目線を感じ、リーダー格と思われる女が一歩前に出る。

「ご紹介に預かったドイツのロミルダ・クラウディア・アマーリエ・ビュークナーだ。みんな私のことはロミダと呼ぶ。よかったらロミダと呼んでくれ。1ヶ月という短い時間だがみんなとは仲良くしたいと思っている。いろいろ教えてくれると嬉しい。よろしくたのむ。」

男顔負けの凛々しさ、ストレートな性格には男女問わず惚れ惚れとしていた。

そして、ふと目線が俺が合って微笑んだような気がした。

「では、今日の全校朝礼は終了する。解散。」

教頭の一言で生徒全員が散っていった。

これからつまらない授業が始まって行く。


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