教室にて...
いろいろ忙しくてペースが...
まぁこんな感じかな?
家から走った結果、なんとか朝のホームルームが始まる5分前くらいにに着いた。教室に入るとクラスの人達に注目された。まぁ大体予想はしていた事だ。
「あのさ...宮野くん」
するとクラスの女子が話しかけてきた。
「なんだよ?両親の事なら別に気を使わなくていいぞ」
「いや...そうじゃなくて...ショックだったのは分かるけど、そういう事はダメだと思うよ」
「そういう事?」
「いや...だから、そんな小さな子を連れて来るのは...」
「えっ?」
後ろを振り返るとそこには...いた!
今朝の少女だ。
「なんでお前が居るんだよ!」
「なんで...と言われましても...?」「いや、逆に不思議がるなよ!」
クラスではいろいろな声が上がっていた。
「えっ?あいつに妹とか居たっけ?」
「いや、確か一人っ子だったはず...」
「じゃあなに?まさか誘拐してきたとか?」
「いや、流石に...でもあんな事があった後だし、ストレスとかで...」
「おい!そこ、違うからな!誘拐じゃ無いから!」
さらに女子たちが...
「まさか、宮野くんってロリコンなの?」
「マジで⁈うわー無いわー」
「はい!そこちがーう!!俺はノーマルだから!」
「確かに宮野くんどちらかと言うと優しいし、ロリコンじゃ無いんじゃない?」
(良かった、まだこのクラスに味方してくれる人がいた)
「いや、確かに優しいかもだけどロリコンかもよ?紳士的なロリコンみたいな?」
「宮野くんはロリコン紳士だったの?」
「違うわ‼︎てかなんだよロリコン紳士って!」
(やばい、誘拐疑惑やロリコン疑惑などのいろいろな疑惑が...何か言い訳を考え無ければ)
この、誰一人味方が居ない教室で必死に言い訳考えた。
(そうだ!)
「こいつは、俺のいとこだよ。ちょっとこいつの親が海外に行く用事があって預けられたんだよ」
「用事?でも、親が死んだばかりの男の子の家に、そんな10歳くらいの娘を預けるかなぁ?」
「い、いやぁ...それは凄く信用されてるんだよ。それで、葬式の日に話を聞いて預かる事になったんだよ。」
「じゃあ仮に誘拐じゃ無いにしても、普通学校に連れてくる?」
「いや、こいつは寂しがり屋でさぁそれでついて来ちゃったんだよ」
「ふーん、じゃあ今はそう言う事にしときますか」
(いちいちうざいな!てかさほど喋った事も無いのに誰なんだよこいつ!まぁやっと一段落ついたか)
一段落ついてほっとして居ると今まで口を閉ざしていた少女が喋り出しました。
「いとこ?...いや、違いますが?」
教室はまた、ざわざわとしだした。
「えっ?嘘なの?」
「じゃあやっぱり...」
「ちょっ!ちが...「みなさん、席について下さい、ホームルーム始めますよ」
知らない間にホームルームの時間になっていた。
どうしよう、この状況...
ありがとうございましたm(_ _)m