優しい夢から覚めると...
その晩、夢を観た。誰かが優しい声で俺にこう話しかけて来た。
『あなたの願いを一つ叶えてあげます。何か欲しいものとかは無いですか?』
そして、夢の中の俺はこう答えた。
『愛が欲しい』
そこで目が覚めた。自分でも変な夢を観たなと思った。
「今更、愛なんて...」
そう呟いた後、違和感がした。布団の横に、昨日地蔵に差したはずの傘があったのだ。
「この傘...昨日置いてきたはずなのに...」
さらに、もう一つ違和感を見つけた。布団の中に自分とは別に何かが入っているのだった。
「まさか地蔵の恩返し?...そんなバカな」
恐る恐る、俺は布団をめくった。そこには...地蔵ではなく少女がいた。
(いやいや、そんなバカな?えっ?夢だろ)
試しに頬を抓ると確かに痛かった。
(痛い...て、事は現実⁈...何これ?えっ?マジで記憶無いんだけど?誰?俺が連れてきたの?誘拐したの?俺が⁈...いやいや、そんなはずは...てかこれは本当に存在してるのか?幻覚とか見え始めてるんじゃないのか?)
俺はその少女が触れられるか確かめる事にした。やましい気持ちは無いが凄く緊張した。
(いや、別にエロい事するわけじゃないんだから。普通に触れよ、俺!)
自分言い聞かせつつ、そっと頬に触れた。....ふにふにしていて触り心地は良かった。
(さ、触れた‼︎ということは本物⁉︎それはそれで困るな。どうすればいいんだ?)
そう言いつつも頬をふにふにしていたら。
「んにゅ?」
「....えっ⁈」
少女が目を覚ました...
自分で読み直して書き慣れてない感が半端なかったです(-。-;
そんな僕ですが、まだ続くので温かい目で見守っていただけたら嬉しいです(≧∇≦)
感想、アドバイスなどよろしくですm(_ _)m