外の情報
17号がこの部屋に来て数ヶ月が経ち、少しずつ1号と会話できるようになった頃。
17号「そ、外の世界。私、生まれたのは小さい町。その時、人外、は、危険って言われた。見つかれば、こ、ろされる子もいた。」
生まれてすぐ、教会に預けられた。
物心ついた時には、その協会から闇市に売られ、色々な家に転々と売られ、買われ続けた。
闇市の売人「こいつぁ、もう何回も買われてますがね。それでも買い手は数多、金になるんですよ。」
仮面の資産家「ふむ...。珍しい見目の少女だな。それはさぞかし手に入れたいと思うだろう。して、いくらで買えるのかね?」
闇市の売人「先程も言いましたが、こいつ...クロは特別なんでさぁ。定期金のみいただいて、あとはこちらで買い戻させて頂きます。また、売るための商品は簡単に手放せねぇんでさぁ。」
仮面の資産家「クロ...か。構わん。また買うだけだ。」
そんな生活から数年した頃には、人外の存在というのも世間一般で多く見られるようになり、種によっては人類と共に生活をしていた。
同時に、私が生活していた闇市では人身売買が厳しく摘発され、多くの資産家や売人が国外追放となった。
人類は新しい法律を作り、[すでに入国し、生活している人外に限り保護の対象]とした。但し、人類に対し理解を示さない人外については国外追放又は特別施設での管理という対応だった。
17号「私、生まれたとき、人外狩り..あった。あの町で、死ぬはずだった。けど、人類に、似てたから。市場の人に、お金、もらった。しばらく、色々な人の家にいた。けど、国の..人達が来て、ここにきた。服とか、伸びてた髪とか切られて、怖かった...。」




