憧れの生活
マーリン「お嬢様、起きてください。」
お嬢様「まだ起きたくないわ...昨日、寝付けなかったの..」
私のように自立した生活とはかけ離れた状態だな...。
マーリン「ルイス様がご飯を用意されてます、召し上がって下さい。」
お嬢様「ご飯...食べたらまた、寝るからね...」
マーリン「本日は、使用人の役割分担と今後についてもお話しておかなければなりません。もう考えは纏まっておいでですか?」
お嬢様「うーん、ある程...」
また寝てしまった。
こうなったら暫く起きてこないだろう。ルイス様に報告しに行くか。
―食堂―
マーリン「ルイス様、お嬢様はまだ起き上がれそうにありませんでしたので、恐れ入りますが食事はまた温め直して頂けますか?」
ルイス「分かりました。...マーリン様、敬語はやめてください。私たちとお嬢様のご希望により、我々が敬い従うのはマーリン様に対しても同様でございます。」
マーリン「そう...でしたか...。敬語については、いずれ...」
ハリー「マーリン様ー!朝食はもうお済みですか?ルイスの魚料理は格別ですよ!」
マーリン「ミハイル様。まだ、、」
ハリー「僕のことはハリーとお呼びください!ミハイルじゃ長いでしょう?」
チトセ「ハリー。マーリン様が全然話せないじゃないか。その隙を与えない話し方、何とかならないのか?」
ハリー「これから同じ屋根の下で生活するんだ、仲良くしたいだろー!」
ルイス「お嬢様とマーリン様は我々のお従いすべき相手方、仲良くとは、無礼だ。」
マーリン「まあまぁ...えぇと、3人は既にお知り合いなのですか?」
ルイス「話せば長いですが、一応幼なじみですね。再会したのは、久しぶりでしたが相変わらずですね。」
マーリン「そうだったのですね、何となく理解出来ました。あと、お嬢様が食事を終えたら今後の生活の方針を決めたいと思います。本日はルイスに食事を担当してもらいましたが、そういった事を含めて...」
ルイス「かしこまりました。では、それまで屋敷に残された荷物の整理をしておきます。」
―お嬢様の私室―
マーリン「お嬢様。いい加減起きてください。」
お嬢様「ん〜...起きてるわ....。」
マーリン「お嬢様...あの方達の事はどうやって調べたのです?」
お嬢様「マーリンのツテ、かなぁ?」
やはり、マノンさんか。
あのチトセという男、過去に一度名前を聞いたことある。闇市の調査隊の1人だった男だ。軍の関係者か、詳細は謎だが...。
マーリン「あの方達について全て知っているのであれば。お嬢様は一体何をするつもりなんです?」
お嬢様「今はまだ何も考えてないわよ〜、お陰で目が覚めたわ。ご飯を食べたら、作戦会議ねー!!」
マーリン「....何の作戦ですか....」
―談話室―
お嬢様「さて、皆揃ってるわね!これから、私の理想についてお話するわ!」
マーリン「り、理想ですか?いや、役割分担...」
お嬢様「それも含めて!!まず、お父様やお母様、親族が顔を出す時以外には基本的に私服で良しとします!むしろ私服希望しますわ!」
全員「...」
お嬢様「それからご飯!作れない方はいらっしゃるかしら?居ないのであれば、ルーティンを組みましょう。もちろん、私やマーリンもご飯は作りますわ!」
全員「...」
お嬢様「お掃除に関しても同様、共有部についてはルーティンを組みます!お庭はもう少しで専属の庭師が参りますわ!基本的には自分の部屋は自分で掃除ですわ!」
全員「...」
マーリン「これではまるで、ルームシェアではありませんか。」
お嬢様「そう!それがしたかったのよ〜!」




