北の都・エスハーブ
北の大地に広がる山々、その反対側にはエルフの国との国境を跨ぐ海。この都・エスハーブは人類の国に居ながらエルフの国を望める都市だ。
お嬢様「...この丘からの眺め、最高ね。あれがエルフの国..
.私のお父様の故郷ね。」
マーリン「はい...お嬢様はこのまま、人類の国で過ごすのですか?」
お嬢様「愚問ね。私のお母様は人類よ、最高のお母様だわ。お母様の故郷であるこの国も、私は大好き。いつか、国境が無くとも人々と沢山の種族が平和に暮らせる日が来ることを願っているわ。」
マーリン「流石はお嬢様ですね。素晴らしいお考えです。
お嬢様「さ、屋敷に戻りましょ。今日は港町の観光もしたかったけれど、やらなきゃ行けないことが沢山あるわ。」
マーリン「本日は、新しい使用人の面会ですね。その後は私が屋敷の案内を担当しますので、その間にお嬢様は必要書類に目を通しておいてください。」
お嬢様「ふふ、楽しみねぇ!どんな人が来てくれるのかしら!」
―第2ホークランド邸―
昼食後、片付けをしている時だった。玄関のチャイムが鳴った。
「恐れ入ります。新しく使用人として参りました。」
マーリン「ただ今、お伺い致します。...お嬢様、使用人が来ました。迎えてきます。」
お嬢様「ええ、わかったわ!」
玄関に向かい扉を開けると、そこには3人の若者が立っていた。なんか...やけに眩しい。さては、お嬢様の好みで決めたな...。
マーリン「こちらのお席へ、どうぞ。」
「ありがとうございます。」
お嬢様「私、ネルトゥス・ホークランドと申します。まずは、お名前をお伺いしてもろよしくて?」
お嬢様、ウッキウキだな...。
ルイス「ルイス・キャロランドと申します。」
ハリー「ミハイル・コロンと申します。ハリーとお呼びください。」
チトセ「チトセ・アノンドルフです。よろしくお願いします。」
真面目なルイス、チャラいハリー、弟系チトセね。覚えた。
お嬢様「まぁ、皆様なんとも素敵ですわ!流石は私が見込んだだけありますわね!そして、こちらがマーリンよ。私の側近であり友人であり家族同然ですわ!」
マーリン「マグノイヤーと申します。皆様も、お気軽にマーリンとお呼び下さい。...それでは、屋敷のご案内をさせて頂きます。こちらへどうぞ。」
部屋の案内をし、それぞれの荷物の片付けに追われ、初日は慌ただしく終わった。




