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推し活の相手は、ひきこもってしまった

 それはともかく、クラークの相手は、隣国の王女。彼と彼女は、いわば政略結婚だった。


 ふたりは、実にお似合いのカップルだった。


 そして、一年ほどで子どもが産まれた。


 が、同時に破局した。


 彼の妻、つまり隣国の元王女が、隣国の貴族子息と駆け落ちしてしまったのだ。クラークのみならず、産まれたばかりの子どもも置き去りにして。


 どうやらずっと付き合っていたらしい。クラークと結婚するずっと前から。というか、子どもの頃から。よくある話である。引き裂かれ、クラークと結婚したけれど、じつはずっとつながりっぱなしだったというパターン。


 クラークは打ちのめされた。どん底に叩き落された。


 政略結婚といえど、真面目な彼は妻だったレディを全力で愛していたに違いない。


 結果、彼はひっこんだ。政界だけでなく社交の場から消えた。


 領地にひきこもってしまった。


 クラークはわたしの推しではなくなっていたけれど、それでも情報は得ていた。


 が、それで完全に彼の情報を得ることをストップした。


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