11/19
別荘へ
いまのところ、クラークは進学の話を蒸し返してこない。彼は、ブラッドにもその話をしていない。
計画は、順調に進んでいる。
そろそろ暑さが南へ去ろうとしている。
この辺で大きな手を打とうと決めた。
ロックウエル公爵家は、遠い南の地に別荘を所有している。そこには、王族をはじめ上位貴族たちの避暑地となっている。
海にあるそこは、通常は夏の間使用されているらしい。
わたしは、海に行ったことがない。だからというわけではないけれど、わたしのワガママで三人でそこへ行くという設定にすれば自然なはず。
『ロックウエル公爵家の別荘に連れて行ってください』
というわけで、超ワガママを発動した。そして、クラークに「うん」と言わせた。
そして、三人で出かけた。
もちろん、泊りがけで。




