第7話【黒曜石採掘】
第壱章 第7話【黒曜石採掘】
目が覚めると朝日が昇ったばかりなのか霧が掛かっているような状態だ。すぐに出発はできないだろう。今のうちにステータスを確認するか。
新規にいくつかのスキルを取得できているし錬金術などレベルが2まで上がっている。今日はさすがに戦闘も起こるだろうからスキルレベルだけでなく普通にレベルアップできるだろう。レベルアップすればステータスがアップするので大事だ。行動でもステータスが上昇するが上昇値は低い。レベルアップが強くなるには一番手っ取り早いのだ。
矢を作るために羽も必要だな。あとは、弦に引っ掛ける矢筈部分もいるか、軸になる部分は枝を加工すれば何とかなる。きりが掛かっているので外に出ないように矢筈部分を加工するか、矢筈部分は大きくないので桶や矢筒を作った木材の余りを削って形成していく。できた矢筈を矢筒の中に入れていく。3時間くらい集中して作っていたおかげか50個ほどできた。あとは合成で軸とくっつければいいだろう。
本当はもっと難しい加工が必要なのだが錬金術のおかげで簡単にできる。まぁ、錬金術は生産系の基礎技術になるから仕方ないし、上げておいて損はない。
時間もたち霧も明けてきたのでそろそろ出発するとするか、場所は南だ。東に湖、西にダンジョン、中央に山、では南と北には何があるのか?北はほとんどが崖になっていて危険だ。山から流れる水が滝となり海に流れている。北近くには地熱で暖められた天然の温泉もあるので今度開拓もしたいところではあるが、あの辺は地形的に危険度が高い。
そして、南だが。南には広い岩礁地帯になっている。あそこは噴火によって凸凹した地形となり、そこに波で削れたり急激に冷やされたりしていい感じの岩や鉱石が露出している。移動が面倒で開けているので戦闘になるとさっさと終わらせないと敵が集まってくるだろう。
1時間ほど歩いて南側にやってくる。歩いてくる間に森の中に落ちていた羽や枝を大量に確保しておく。森から抜けると森の切れ目がきれいに分け目のようになっていてすぐ岩礁地帯となっている。森から岩礁地帯を眺めるとスモール・ドムスコクレアが森と岩礁地帯を移動しているのが目に入る。スモール・ドムスコクレアは成人男性の膝くらいサイズのあるカタツムリだ。スモールで膝くらいのサイズで成体では人と同じくらいのサイズになる。殻となる部分は岩に穴をあけたもので巣のようになっている。群れを成す習性があるので数匹で狩りに出ている。あれは森に向かっているので狩りの帰りだろう。
帰りならこちらから攻撃しなければ襲ってくることはない。素通りする形で黒曜石を探す。歩きや時には岩を飛び黒曜石を探す。
しばらくすると、黒曜石を見つけることはできたが、近場にモンスターがいた。メーチ・ガンクレホという茶色の蟹だ。茶色の部分は銅が含まれていて海水で錆びていくのだが、戦闘をすれば錆びが壊れていくのできれいな銅色のメーチ・ガンクレホは戦闘に勝ちまくった強いやつということだ。
黒曜石の周りには3体いて、どれも茶色で錆びていそうには見えないが、きれいな銅色というわけでもない。そこそこ戦闘力があるということだろう。それを3体相手にするとなるとしんどいなぁ。
さらに言うなら、水魔法でメーチ・ガンクレホに対してはあまりダメージを出せない。風魔法ではダメージを出せるが、メーチ・ガンクレホのようなタイプは面での攻撃に弱い。斬撃系が多い風魔法ではダメージを出しにくい。武器もない。さて、いい感じの黒曜石だが諦めるか……。
そう思っているとスモール・ドムスコクレアとメーチ・ガンクレホが戦闘し始める。これは漁夫狙いで行くか…。どちらも持っている属性の魔法は聞きにくい。弓もまだ矢がないので使えない。
見ているとメーチ・ガンクレホが優位に立っている。スモール・ドムスコクレアの攻撃はほとんどダメージを与えていないがメーチ・ガンクレホの大きなはさみでの叩きつける攻撃がスモール・ドムスコクレアの巣となる殻の部分を砕いていく。完全にこちらを見ることもなく戦っているメーチ・ガンクレホの後ろから奇襲を仕掛ける。気配遮断のおかげだろう。
「我が眼前に居座る神的を風の刃にて切り裂け【エアー・スラッシュ】」
態勢を崩したメーチ・ガンクレホにスモール・ドムスコクレアがのしかかって押しつぶしていく。奇襲したことでこちらを向いたメーチ・ガンクレホがスモール・ドムスコクレアに攻撃されて隙が大きくなる。スモール・ドムスコクレアはそもそもこちらに対して敵意を抱いていないようだ。
「もう一発! 我が眼前に居座る神的を風の刃にて切り裂け【エアー・スラッシュ】」
【エアー・スラッシュ】が1体のメーチ・ガンクレホの足を2本同時に砕ぎ倒れる。それをスモール・ドムスコクレアが襲い掛かる。そのまま形成が逆転してスモール・ドムスコクレアがメーチ・ガンクレホを倒してそのまま狩りを終えて帰っていく。どうやら、餌として3体もあれば十分だからこちらに意識を向けていなかったようだ。
まぁ、こちらも今回はメーチ・ガンクレホが目的ではないので問題もない。火打石の斧で黒曜石を削っていく。削った欠片を合成で矢を作っていく。3時間ほど作業して合計55本の矢ができた。これ以上は矢筒にも入らないので黒曜石を採取して持って帰れる分だけ持って帰る。
名前:ジェイル
性別:男
年齢:18歳
種族:古代守護樹人族
職業:魔法使いLv2
合計レベル2
ステータス
HP :20/20
MP :55/80
STR:5
VIT:5 +0.3
AGL:10 +0.7
DEX:13
INT:8
POW:5
所有スキル
【取得経験値上昇Ⅱ】【必要経験値減少Ⅱ】【魔法の才Ⅰ】【錬金術Lv3】【鑑定Lv1】【弓術Lv1】【短剣術Lv1】【気配察知Lv1】【気配遮断Lv2】【隠蔽Lv1】【解体Lv1】【水属性魔法Lv1】【風属性魔法Lv1】【身体強化Lv1】【体術Lv1】【魔力操作Lv2】【鷹の目Lv1】【頑強Lv1】【俊敏Lv1】【採取Lv1】【調合Lv1】【HP自動回復Lv2】【MP自動回復Lv2】【状態異常耐性Lv2】【石工Lv1】【木工Lv2】【刻印術Lv1】【料理Lv1】




