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第八話
魔大陸の南端には人間の街がある。
そこは魔大陸のあらゆる魔物との戦いの最前線であり、橋頭堡であり、最後の砦である。
天使ダーナが降臨して以来、その土地は魔大陸を統べる〈魔王〉に抵抗する人間の拠点となった。
天使ダーナは人間にふたつ目のギフトを与える。
クラスというそれは、人間が選び取ることのできるギフトであり、それだけを目当てに危険な魔大陸にやってくる者たちもいるほどだ。
天使ダーナが待ち望むのは〈勇者〉。
そしてその日、ある若者が港に降り立ったとき、物語は始まるのだった――。
どうしてこうなった。
書いている途中までは召喚ものとしてストーリー展開していくつもりでしたが、なぜか故郷を滅ぼして名実ともに〈魔王〉になってしまいました。
99体も従魔と宝具を管理できなさそうなので、完結にしておきます。
でもこれ管理できたら面白い話ができるのかなー?